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しゃばけ

妖と人間が共存する世界、面白いです。
文章も読みやすいし、内容もわかりやすいです。
シリーズもののようなので、順番に読んでみようと思います。
ぬしさまへ

6つの短編集です。空のビードロがよかったです。
人の好いふりをして腹黒い計画を持つお嬢さん。
怖いですねぇ。
おまけのこ

5つのお話が収録されています。
このシリーズいいですねぇ。
「こわい」では若旦那が親切にしようとしても、みんなの仲間になれずにかわいそうだと思いました。
「畳紙」では、厚化粧をしなければ人前に出られない女性の心理状態に興味がわきました。
厚化粧するから年齢がいっているのかと思ったら、結構若いんですね。
厚化粧の理由を解説しないところがよいのかも屏風覗きが活躍しています。
「動く影」は少年(幼年?)探偵団の江戸時代版のようでした。
幼い子供達でもみんなで手をつなげば大丈夫。
頑張れと応援したくなりました。
うそうそ

この本は一つのお話です。
病弱な若旦那が箱根に当時に出かける話です。
ほとんど外に出たことのない若旦那が、どういうわけか箱根の人たちから狙われてしまいます。
面白いお話です。
私は、藩の都合で武士から雲助になった新龍が好きですねぇ。
ちんぷんかん

5つのお話が収録されています。
「はるがいくよ」では、さくらの花びらの妖が出てきます。
桜の花の寿命は短いのでこの妖は例外的に短命です。
なんとか長生きさせたいと考える若旦那ですが、自然の理を曲げることはならぬと諭され、別れを受け入れます。
偉いなぁ、若旦那。
見習わなくては。
いっちばん

5つのお話が収録されています。
今回印象に残ったのは「餡子は甘いか」です。
菓子屋の息子でありながら餡子づくりが下手な栄吉。
この栄吉が新入り、しかも盗人上がりに追い抜かれ、菓子職人の道をあきらめようとします。
どう解決するのかと興味津々でしたが、新人が盗人の本性を現し、栄吉は元の位置に復帰しめでたし、めでたし。
私としてもうひとひねりほしかったです。
私は、皆が吐き出すほどまずい餡子を作る栄吉は味オンチなのではないかと疑っています。
ころころろ

生目神様のおかげで目が見えなくなってしまった若旦那をめぐる、5つのお話です。
佐助が不思議な世界に迷い込んだけじありが、不気味な雰囲気で面白いと思いました。
生目神様の最後の問題は、拍子抜けするほど簡単な答えでした。
日本の神様って・・・。全知全能とは程遠いし、妙に人間臭いし、これでも信仰は集められるんですね。
日本人が寛容なのか。
ゆんでめて

本全体の時系列を特殊(ってほどでもないか)な手法で構成しています。
行方不明のはずの屏風覗きが、なぜか元気になっていたり、読み飛ばしているとなんだかおかしいなーと思ったりしますが、最後にはそういうことでしたかと納得できますので、神経質にならずに読み進めて大丈夫です。
たぶんねこ しゃばけシリーズ12

ようやく図書館の順番回ってきました。
凄く人気あるんですねこの本。
読みやすいからかなぁー。
明治・妖モダン

巡査のお二人とか牛鍋屋の常連さんって妖しなんでしょ?
明治・金色キタン

6話それぞれ独立のお話かと思ったら、関連があったんですね。
あっさりとした京極夏彦氏といった印象を持ちました。
各話ごとに謎解きがあって面白かったです。
嘉月堂のプロフィール

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