
大体予想通りの展開でした。
読者を置き去りにしないようにそのように構成されているのでしょう。
それでも有栖川氏単独で捜査する部分はちょっとまどろっこしい感じがしました。
短編のほうがしまっていてよいかもしれません。

変な言い方ですが、安心して読めるミステリーだと思いました。
ホームズ役、ワトソン役、それに絡む警官たちがきっちり配置され、謎も明確。ストーリー展開も堅実で、奇をてらっていない。
良いですわぁー。
読者にやさしいミステリー。

ふぅーん・・・。火村先生のキャラが好きかなぁー。

物語にも引き込まれないし,謎ときにそれほど興味も持てないし,登場人物のキャラがたってるわけでもない。
「あ・じゃぱん」みたいな変わった設定が特徴といえば特徴なんだけど,あんまり筋とは関係ないし。こういった長いシリーズを書くのであれば「机龍之介」みたいな,魅力的っていうか,際立ったキャラがないと難しいんじゃないですかね。
僭越ながら,無駄に長いような気がしました。
重ねて僭越ながら,久々に推理小説を読んで徒労感を感じました

題名が犯人をほのめかしていますね。
安定した面白さです。
もうちょっと刺激のあるストーリーでもよいかな。
登場人物の若い男好みっていうのが少し面白いような気もするけど、私的にはそんなに興味をひかれなかったです。

事件が起きるまでが少し長かったです。
この調子で2段組み350ページはつらいかもしれないと思いましたが、事件が起こってからは快調(?)に進行し、全く飽きることがありませんでした。
他の「謎」シリーズも読んでみようと思います。
登場人物が出尽くすと大体こいつだなとは思いましたが。

8つの短編集です。
中にはすごく短いものもあります。
私には最後の「雷雨の庭で」が面白かったです。
被害者の妄想とか、殺害方法が被害者自身の行動によるものとか、あまり読んだことがないように思います。

「スイス時計の謎」でロジカルに犯人を追い詰めていくのがよかったです。

6つの殺人事件が収録されています。
どの作品も飽きることなく読むことができました。
ホームレスが出てくる月給電殺人事件が私には面白かったです。
うそをつくホームレス。
なぞが大変わかりやすいです。
(謎が簡単に溶けるという意味ではなく、どうして謎なのかがわかりやすいという意味です。)
有栖川氏は安心して(?)読めるミステリー作家だと思いました。

殺された刑事が無念で成仏できないお話です。
イタコの孫の刑事とだけ意思疎通ができます。犯人はわかっているのに証拠も動機も不明です。
そうこうしているうちに犯人が自殺。
犯人にずっとついていれば謎がすぐ解けたんじゃねぇ。
わざとお話長くしてんじゃねぇかなどと思ってはいけません。
なかなか面白く読めました。
真犯人の動機がちょっと陳腐かな?

犯人は謎のまま。
何が謎だったのかも謎のまま。という印象でした。
ミステリーというより文学なんでしょうか。
まさかドラッグをやりながら書いたなんてことはないでしょうね
嘉月堂のプロフィール

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