森見登美彦 おすすめ

狸たちと天狗のちょっと和風なアクリルキーホルダー

有頂天家族 二代目の帰朝

矢三郎と海星が仲良くなってよかったです。

全体的に物語がマイルドになった印象です。

前はもっとワイルドだったような。

これはこれで読みやすいので大変良いと思います。

2代目って赤玉先生の息子さんのことだったんですよね。

ずっと井戸から出てきた矢二郎と勘違いしていました。「

なんで帰朝?」と思っていました。

私的には次男が井戸から出てきたことのほうが大事件だと思っていたのでしょう。

2代目がなぜ赤玉先生に敗れたか謎です。

聖なる怠け者の冒険

小心者の私としては,主人公とか探偵さんみたいに怠けると,あとでしっぺ返しが来るんじゃないかと心配になってしまいます。

いまだに,テストの夢を見るくらいですから。(ヤベェ―,全然勉強してねぇ―。)

これって病気かな。

せめて宵山の日くらいは私も怠けたいです。

でも,貧乏性なので,宵山を見に行った時は,あれも見なくちゃ、これも見なくちゃってことで、かえって疲れてしいました。

金太郎の姿の神様いいですねぇ―。

四畳半王国見聞録

一人称が「余」って、他には町田康氏の本でしか見たことがないです。

それで、似てる気がしたんだなぁー。と納得。

でも、妄想にはまり込んでいく雰囲気もよく似てますよね。

文中に出てくる「不毛の組織活動に青春を空費したOBたち」って個人的にめちゃめちゃ受けました。

何て的確な表現なんだろう。

感動すら覚えました。

「グッド・バイ」で悲しいさよならなのかと思いましたが、最後は皆さん温かく見送ってくれたようなので(読み違ってないですよね。)よかったです。

お話としては、「大日本凡人會」「蝸牛の角」が面白いと思いました。

ペンギン・ハイウェイ

文体がいつもの森見氏と変わっていて、伊坂幸太郎氏か村上春樹氏が書いたのかと思いました。

ペンギンから「ドクタースランプ」のペンギン村を連想しました。

がっちゃんがまゆになる前にもの凄い食欲で、街中のものを食べつくしたお話を思い出しました。

これは、少年の初恋物語なんでしょうか?

このままのお話としても面白いんですが、貧乏症なもんで、何か意味があるのかと考えてしまいます。

そんなケチな根性ではだめなんでしょうねぇ―。

きつねのはなし

森見氏の特徴であるところの「不気味さ」が出てきた感じです。

理屈では説明でないい筋なので好き嫌いが分かれるところではないかなと思います。

でも、宮沢賢治はみんな好きですけどね。

あれなんでしょうかね。

宮沢賢治も十分不気味だと思うんだけど、みんな好きですよね。

何で出ですかね。

森見氏のこの感じ私は好きです。

なんか伝わってくるイメージがあるるな気がします。

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)

「山月記」「藪の中」「走れメロス」など、原典の雰囲気を維持しながら、しかもあくまでも森見氏の小説を書けるということに大変感心しました。

「桜の森の満開の下」「百物語」は原典を読んだことがありませんが、引きこまれるように読みました。

学園祭でのゲリラ演劇(でしたか?)のエピソードなども出てきて、大変面白かったです。

(というよりも、もっと高級な仕上がりだと思いますが、語彙が貧弱なのでこの程度でご勘弁願います。)

宵山万華鏡

宵山って怖いと思ってしまいました。

この本は、宵山にまつわる不思議な話をまとめたものですが,必ずしも一貫したストーリーはないのではないでしょうか。

コミカルなストーリーあり、ホラーな(っていういい方はするのか?)ストーリーあり。

一つのストーリーを立場を変えて再構成したものあり。

宵山の不思議さ、怖さ(っていうのとも違うんだけど。昔、お盆に母の実家に行ったとき、無数の提灯を見た記憶が,本当だったのか,夢だったのか,いまだにはっきりしない気分のようなもの。)は、十分伝わりました。

恋文の技術

登場人物:守田一郎、小松崎友也、大塚緋沙子、森見登美彦、守田薫、伊吹夏子、谷口誠司、三枝麻里子、間宮少年 以上だと思います。

改めて整理してみると登場人物は多くはないんですが、書簡集の体裁をとっているのでストーリーが頭に入りずらいところはありました。

変わった体裁を取りながらも、物語が成立するところが面白いです。

話としては、普通の叙述のほうがよかったと思います。

ハチャメチャな人たちばかりのように描かれていますが、皆さん優秀なんでしょうねぇー。

うらやましい。

有頂天家族

なるほど。

この本で「聖なる怠け者の冒険」とか「宵山万華鏡」とかで出てくるものの意味が分かったような気がします。

不思議な宴会場とか、タヌキのお面とか。森見氏は自作を下敷きに新たな作品を作るタイプと思いました。

なので、古い順から読むと理解しやすいですね。

私、前掲2作から入りましたので、なんて不思議なお話なんだろうと思っていました。

順を追うと、これがあれかとイメージが重なり、すんなり物語に入れます。

肝心の感想ですが、大変面白かったです。

「平成狸合戦ぽんぽこ」のイメージが脳裏から離れなかったですが・・・。

夜は短し歩けよ乙女

「太陽の塔」で失恋した彼女がこの彼女なんですかね。

もしそうなら、なかなか立ち直れないのも納得。

逃がした魚は大きい。

森見さん、普通の小説も書くんですね。

他の小説はすごく幻想的ですからね。

お話の中では、学園祭の話が凄く面白かったです。

特に、学園祭事務局長が叫ぶところが、激しく共感しました。

そうだよ、誰もほめてくれないのに、苦労して、恨まれて、悪役にされて・・・。

この無念さ、持っていき場のない怒り、みんな好き勝手ばっかりしやがって!!!(怒)感想だか、日ごろのうっぷん晴らしだか分からなくなってきました。

四畳半神話大系

4つのパレレルワールドが記載されているのでしょうね。

4つのサークルのいずれに入るかで、少しは後の展開が違っては来るんだけど、結局出あう人物は同じだし、結末も大して変わらない。

結局なるようにしかならないってことですね。

大変面白い本だと思います。

太陽の塔

変な言い方ですが「知的な町田康」という印象を受けました。

(町田氏が知的でないという意味ではありません。)

自分の妄想に引きずられてあらぬ方向に行ってしまうところが何となく似てるかなーと思いました。

森見氏のほうが、道の踏み外しかたが、穏健ではありますが。

そこはやはり京大生ですから。

フィクションなのでしょうが、きっとモデルはいるんでしょうね。

万城目さんとか、京大出身の方の本を読んでいると、京都で学生生活を送るって、凄く楽しそうだなと羨ましくなります。

最後の方の彼女のことを思い出すシーンがジンときました。

嘉月堂のプロフィール

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