西條奈加 おすすめ

大川契り: 善人長屋

善人長屋の住人の裏稼業は、スーパーヒーローの得意技のようでかっこいいと思いました。

正真正銘の善人加助さんの善行が守銭奴だった商人の目を覚まさせた話が印象に残りました。

また、本書の題名にもなった質屋夫婦の固い絆、感動的です。

秋葉原先留交番ゆうれい付き

登場人物も個性的だし、幽霊が主人公というのも面白いと思いました。

事件が何個かあってその謎解きも興味深いです。

意外だったのは、主人公の幽霊の父親の精神的暴力です。

私としては、そんな大したことないんじゃないのと思えてしまいました。

主人公が死に至った経過はかわいそうだと思いましたが、もうちょっとどうにかなったのではと思います。

三途の川で落しもの

いじめ,ひきこもり、通り魔による無差別殺人など社会問題をテーマに4つの物語が書かれています。

現世に未練があると三途の川を渡れず,玉が現世に戻ってしまいます。

それを探しに行く物語です。私としては,子供に殺された親の心情はいかばかりかとおもい,どのような理由で殺されたのか興味を持ちましたが、ふつうの(?)理由でした。

それよりも、ひきこもりになる前の親子の絆によって多分この青年は立ち直るのだろうというところがよかったです。

閻魔の世直し―善人長屋

面白かったです。

惜しむらくは,江戸の裏社会の地図を変えようとするほどの極悪人であるはずの夜叉坊主が,小悪人くらいにしか描写されていなかったことです。

極悪人だという説明はあるんだけど,極悪さが伝わってこなかったです。

せいぜい越後屋か、悪代官どまりかな。

金春屋ゴメス

日本の中に江戸があるSFとあったので、及び腰で読みました。

ゴメスが出てきたあたりから面白くなり、疫病の謎に迫るあたりから瞬きを忘れて(忘れてないけど)読みました。

面白かったです。

烏金

お妙を売られた浅吉がお銀に復讐するお話だと思って読んでいたら違っていました。

主人公浅吉はこれだけの商いの才能がありながら、世に出ないでもったいないなーと思いました。

お妙を思う気持ちもいちずだしいまどきこんなナイスガイいないよねぇーと、ひねくれ者は思うのでした。

でも面白いお話です。誤解なきよう。

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