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思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界

村上春樹さんの作品を心理療法との関連で読み解く本です。(というか、だと思います。)
「現実の多層性」、「あちら側の世界」と「こちら側の世界」をキーワードとして解説されており、村上作品を読むうえで、良い参考になると思います。
あとがきに書かれた「・・・村上春樹の作品を通過すると、何かが自分の中ではっきりとしてくる感じがあったのである。
しかしこの「何か」の「感じ」はあくまでも主観的な「感じ」であって、それを人に説明することなどとてもできないと思っていた。」という部分は、強く共感いたしました。
フツーの子の思春期―心理療法の現場から

思春期を甘く見てました。
ジャーニーズとかヨン様とかも甘く見てました。
こんな深い意味があったとは。思春期の女子がボーイズラブを必要とする理由も書いてくれるとよかったです。
生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から

陳腐な言い方ですが、あんまりよい子だと問題が起きてしまうのですね。
子ども時代は子供らしくさせてあげないと、生きる力がはぐくまれないようです。
自分の子育てを顧みれば、忸怩たるものがないでもないです。
嘉月堂のプロフィール

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