妻が椎茸だったころ

5つの短編小説集です。
どの作品も幻想的なものです。
1作目は最後で怖さを暗示する.
2作目は他人を変人扱いしていた主人公が実は変人だった。
3作目は怖さはないんだけど「えっ、そうなんですか?」と言った感じ。
4作目は不思議な世界にいつの間にか引きずり込まれてしまう。
私としては、5作目がよかったと思います。
変わり者だと思っていたおばさんが男と付き合っていたと思ったら、実はその男も、その男の甥も・・・。っていうかんじですね。
何となく、阿刀田高氏を思い出しました。
花桃実桃

アパートを相続した主人公が何故か不服そうですが、私的には羨ましいと思います。
会社辞めて、家賃収入で生活できるんですからね。
お父さんに感謝したほうがよいと思いますよ。
なんか、説教じみてしまいましたが、主人公が子どもに見えてしまいましてね。
はい。
おじさんには。
(誤解なきよう、一言申し添えれば)大変面白いおはなしで、良い本だし、私はこういったお話大好きです。
とくに、幽霊のお話なんか大好きです。
嘉月堂のプロフィール

コメントを残す