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1 やりがいを感じるって何?

会社員をしていて何がつらいって、自分がやりたいと思ってもいないことを、いかにもやりたいことのようにふるまわなければならないことかな。
昔、某都市銀行に就職した友人から昔年賀状が来た。
なんでも新支店の開店をやっているとのこと。
その文面には「○〇支店開店準備に、やりがいを感じ・・・」と書かれていました。
その時思ったのは「やりがい?」
自分でやりたいと思ったんじゃなくて、銀行から命じられたんでしょ。
まー、たまたま自分のやりたいことと合致することもあるかもしれないけど、やりがいって感じるかね。
わが社でも、毎年、移動の希望のようなものをかくんですが、その中に「やりがいを感じるか」「なぜやりがいを感じないか」って、項目があります。
いまだに意味が分かりません。
やりがいって「物事に対する充足感・手応え・張り合い」だそうですが、そういうものもあるかもしれないけど、基本やらされてることだからね。
2 面倒なのはコミュニケーション コミュニケーションコスト
会社の中で一番面倒なのが、上司とか、関係部署への連絡。
コミュニケーションコストというのがかかりすぎ。
何の本か忘れましたが、関係者をnとすると、nのn乗のコミュニケーションが必要だそうです。
これが日本の会社の非効率性。
そうですよ。nのn乗人に連絡したって、問題解決しないんだもん。
誰も決定してくれるわけじゃないし、解決方法示してくれるわけじゃない。
ほんなら、最初からその分野に一番秀でた奴に全権委任して、解決させた方がはやいし確実。
3 就職しないで生きるには

結局日本では、就職するっていうのは、会社とか何らかの組織に入るっていうこと。
そうすると、自分で好きでもないことを命令でやらされ、なんでこんなところにまで連絡しなくちゃいけないのかという、コミュニケーションで時間と労力をとられ、何が仕事なんだかわからない状況になる。
そう、日本では、メッセンジャーボーイとしての役割が、一番大事な仕事なんだね。
そんなこと誰がやりたくて就職するんだよ。
でも、生活費は必要だから、やりたくなくても生活費を稼ぐんだよね。
4 就職は、生活費の資金繰り

職業というのは、やはり、天から与えられた、自分の機能を社会に提供するもの。
それに対して、就職は生活費の調達。資金繰り。
資金繰りに生きがいを見出そうとか言うのって、最初からあり得ない話。
就職しないで生きるには、組織に属さずに生活費の資金繰りができるようになることだよね。

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