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逆説の日本史 22 明治維新編: 西南戦争と大久保暗殺の謎
征韓論がどんなものだったかよくわかりました。
井上馨や山県有朋など長州閥は悪いことばかりしていますね。
それに比べて薩摩はまし。西郷らの私学党(?)がなぜ,熊本城にこだわる誤りをしたのか。
なんか残念です。
西郷は武士の不要なことがわかっていたので,自分が犠牲になって滅ぼしたのかなぁと考えてみたくなります。
本編も面白いですが,補遺がもっと面白いです。
銅鐸の謎とか,差別の起源とか,武士起源とか,安和の変とか,わかりました。
なんで日本史の教科書がわかりずらいかというと,率直に解釈を書かないからだよなぁと思いました。
逆説の世界史 2 一神教のタブーと民族差別
逆説の日本史は,井沢氏の熱意のようなものが感じられました。
井沢氏が伝えたいものが「逆説」という題名につながったのでしょう。
世界史については「逆説」でもないような気がします。
割とオーソドックスな世界史だと思います。
一神教という観点からユダヤ教、キリスト教、イスラム教がまとめられていて理解しやすいと思います。
ユダヤ教、キリスト教には奇跡があるんだけど,イスラム教にはないような。
天使がなんだか言い当てたくらい。
私には信仰に命をかける気持ちがわららないですね。
動乱の日本史 日本人の知らない源平誕生の謎
武士が政権を取った時になぜ天皇家を滅ぼさなかったか。
井沢氏の見解では「古事記教」があり,穢れを嫌うのが日本人である。
穢れを避けるために,平安貴族や天皇は軍事,警察から手を引いた。
国家としては,軍隊を持たなかった。
このため私的武装集団である武士に国家機構としての軍隊,警察を肩代わりさせた。
汚れ役の武士は権力を握ることはできても,古事記教に基づく正統な天皇家に取って代わることはできないため,天皇家は存続した。ということでしょうか。
なるほど。大変示唆に富む見解です。
逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎
大村益次郎の代わりはいても高杉晋作の代わりはいない。
その意味で高杉晋作は間違いなく天才だそうです。
納得です。
逆説の日本史 20 幕末年代史編3
西郷隆盛と僧月照のお話ってそういうことだったんですね。
初めて知りました。
逆説の日本史〈19〉幕末年代史編2―井伊直弼と尊王攘夷の謎
安政の大獄とか桜田門外の変ってずっとなんだかよくわからなかったんですけど,分かった気になりました。
それと日本史のわかりずらさの理由、つまり,当事者ないしその子孫がいるから本音が書けないということがよーっくわかりました。
だから日本史の教科書ってつまんないんだね。
学校では教えてくれない日本史の授業
武田勝頼の下手な領国経営、信玄へのコンプレックスを利用した直江兼続の策略に引っかかって上杉・武田・北条の大同盟締結をしそこなったことが興味深かったです。
*この本に書かれていることの大部分は「逆説の日本史」で読んだような気がします。
逆説の日本史 18 幕末年代史編1
林子平や高島秋帆のような人もいたのに、なぜ生かせなかったか。
朱子学が悪かったのか?
逆説の日本史17 江戸成熟編 アイヌ民族と幕府崩壊の謎
鳥居ようぞうってほんとうによろしくない人物だったんですね。
遠山の金さんも評判ほどではなかったとか。
逆説の日本史〈15〉近世改革編―官僚政治と吉宗の謎
このシリーズで一番読んだ甲斐があったかもしれません。
颯爽と白馬にまたがった松平健のイメージが・・。
生類憐みの令とか,吉宗の息子(名前忘れました)が名君だったろうとは意外でした。
松平定信と上杉鷹山を比較するのは少し酷な気もしますけど。
読んでよかったと思います。
逆説の日本史〈12〉近世暁光編
秀吉の朝鮮出兵が失業対策というのは,目新しい知見じゃないですよね・・。
逆説の日本史〈5〉中世動乱編―源氏勝利の奇跡の謎
ずっと源氏、平氏って武士の棟梁っていうけど、なんかよくわかんねーなって思ってました。
親戚なの?
それにしちゃーいっぱいいすぎるんじゃねぇーの。みたいに感じていました。
日本史に詳しい方にはあきれられると思いますが、なるほど、何代もの天皇の時代に臣籍降下した人たちで、藤原氏に対抗するための勢力だったり、地方に土着した人たちだったりするのですね。
ようやく分かった気がしました。
逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎
「応天門の変」とか「薬子の変」ってずっとよくわからなくて、日本史嫌いでしたがそういうことだったんですね。
本書にも書かれていますが、平安時代の政治史ってもっと研究されたほうがよいと私も思います。
お公家さんが笏をもって「ホーッホッホ」とか言っているイメージしかないですけど、もっと血なまぐさい争いがったんですね。
崇峻天皇の呪いのところで「背徳のハーレム」ってありましたが、いくら高貴な身分とはいえ、一家庭の揉め事に左右される歴史って・・。
なんか情けないような気がします。
逆説の日本史〈3 古代言霊編〉平安建都と万葉集の謎
藤原氏は「寄生虫集団」だそうです。羅生門を修理することもできないほど国家財政が窮乏しているのに、藤原氏は平等院鳳凰堂を建立している様を見ればうなづけます。
藤原氏の意向に逆らえば天皇ですらひどい仕打ちを受ける。
藤原氏は六韜を愛読するCIA、KGBのような集団だそうです。
文字の羅列だった日本史が生き生きと動き出すようです。
逆説の日本史〈2 古代怨霊編〉聖徳太子の称号の謎
天智天皇、天武天皇、持統天皇、聖武天皇、光明皇后などのついて、皇位継承をめぐる闘争、当時の国際政治、路線闘争などを関連付けて説明してくれるので、理解しやすいです。
教科書とはまた随分と違った人たちだったんですね。
でもこの本の記載のほうが実像に違いような気がします。
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