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からくりサーカス 第42巻
機械仕掛の神
第73幕 黒の流星
ヴィルマは、ゾナハ病で死んだ弟ジムを思い出す。
自動人形ジェーンは、アメリカにゾナハ病をばらまいた。
それを知ったジェーンはジムのかたきをとるためにジェーンと戦う。
ヴィルマの機関銃が破壊されヴィルマは重傷を負う。重傷を負いながら、ジェーンにナイフを投げる。
ジェーンのナイフがヴィルマの額に命中する。
ヴィルマのナイフもジェーンの額に命中する。ジェーンのナイフには自動人形を破壊するエレオノールの血が塗ってあった。
ジェーンが破壊され、ヴィルマも死ぬ。
マサルは、ヴィルマを助けようとしたが、ジェーンの部下の自動人形と戦っていて手が回らなかった。
第74幕 仲町達の決意
列車の中で、仲町、ノリ、ヒロは、マサル、三牛、ナオタに、ぎりぎりまで、エレオノールのところに行かないでくれと頼む。
理由は、スペースシャトルで打ち上げられたあと戻ってこない鳴海と、エレオノールをできるだけ二人きりにしてやりたいから。
仲町サーカスは、団長が、バスで谷底に落ちた事故で、死体を食べて生き延びたとのうわさをたてられつぶれてしまった。
その後、団長、ノリ、ヒロは、日雇いや他のサーカスに雇われたりして、席の見えないくらい生活を送っていた。
そんな三人のところに、マサルとエレオノールがやってきて、団長たちは笑顔を取り戻した。
団長たちは、エレオノールの記憶を見た。それは、ひたすら自動人形を破壊する道具としての記憶だった。
そんな、エレオノールの記憶が鳴海、マサルと出会って、色づく。
団長たちは、その記憶を見て、エレオノールと鳴海を二人きりにしてやりたいと思う。
マサルは、鳴海に逢いたくて、走り出してしまう。
第75幕 カピタン・グラツィアーノの到着
走り出したマサルの前に、アルレッキーノとパンタローネが立つ。
アルレッキーノ達は、マサルが鳴海に会うことがエレオノールの一番の希望ならば、道を開けるという。
それを聞いて、マサルは自分のことしか考えていなかったと気づく。
一方、エレオノールと鳴海。鳴海は、相変わらずエレオノールに冷たい。
鳴海はレトルトの食事をしながら、エレオノールのロールキャベツの方がうまいという。
ロールキャベツは、鳴海とエレオノールが出会った頃にエレオノールが作った。
エレオノールはの記憶が戻ったのかと鳴海に問う。
鳴海は、記憶が戻ったからなんだという。記憶が戻っても、ゾナハ病が蔓延している状況は何も変わらないという。
列車の最後方から、レディ・スパイダーとカピタン・グラツィアーノが襲ってくる。
団長とマサルが迎え撃つ。
第76幕 暇乞い
フウは、団長たちに言った。自動人形は、もともとフランシーヌ人形を笑わせるために作られた。
そのため、新しい芸を無意識のうちに習得しようとする。そのため、芸を見ると見入ってしまう。
団長たちも自動人形の前で芸をして、見入らせることができれば勝機がある。
一方、パンタローネとアルレッキーノは、ブリゲッラとハーレクインの気配を感じ取り、戦いに行くために、エレオノールに挨拶をする。
エレオノールに勝って戻って来いと命令を受け、アルレッキーノたちは勇んで戦いに行く。
第77幕 仲町三人VSレディ・スパイダー
団長は、レディ・スパイダーの前で石を食べてみせる。レディ・スパイダーは少し見つめるが、すぐに飽きてしまう。
次は、ヒロのアクロバットショー。
その間に、ノリが連結器を切り離す。
団長、ヒロ、ノリはレディ・スパイダーと列車に残される。
前方の列車に乗った法安がレールに爆弾をまき、爆発させる。レールが破壊される。
第78幕 アクロバット
レディ・スパイダーと団長、ヒロが乗った列車は脱線し、2両が逆Vの字になって止まる。
団長とヒロは下の方で、自動人形を破壊するエレオノールの血液を塗ったナイフをもって、レディ・スパイダーが飢えの方から落ちてくるのを待ち構える。
レディ・スパイダーは落ちてこない。
逆立ちをしている列車の窓をつたいノリが上の方に移動する。ノリはドアから飛び降りレディ・スパイダーにしがみつき、一緒に団長たちのもとに落ちる。
レディ・スパイダーはナイフで刺され破壊される。
アルレッキーノは、ブリゲッラと戦う。ブリゲッラは格闘技で叩くことにこだわる。
アルレッキーノは、リュートを使った超音波で、ブリゲッラを破壊する寸前まで行く。
ブリゲッラは、封印していた、ミサイルを発射しアルレッキーノを破壊する。
第79幕 ハーレクインの舞踏
ハーレクインは、局地気象コントロール装置でパンタローネに雷を落とす。
動けなくなったパンタローネに、ハーレクインはフランシーヌ人形に惚れていたと告白する。
自分の造物主であるフェイスレスがエレオノールをあきらめてしまったので、今度は、ハーレクインがエレオノールを自分のものにするという。
ハーレクインはエレオノールと二人でコメディを演じるという。
それを聞いて、パンタローネは爆笑する。
激怒したハーレクインはパンタローネを破壊する。そして、鳴海たちの列車に現れる。
ナオタがエレオノールにあるるかんが入ったカバンを渡そうとする。フラッシュジミーが現れて、あるるかんのカバンを渡すなという。
第80幕 シェイクスピア曰く
エレオノールは糸繰人形でハーレクインと戦う。
糸繰人形はすぐに破壊されてしまう。
あるるかんが入ったカバンを見て、フラッシュジミーが三牛とナオタに言う。
三牛はカバンを渡そうとする。ナオタは自分たちだけが生き残っても寂しくて仕方がないとカバンを渡すことを拒む。
ナオタはカバンをエレオノールに投げる。
ナオタと三牛は、フラッシュジミーをナイフで刺し、もろともに列車から落ちる。
エレオノールは、あるるかんを始動する。
第81幕 いつかまた出会って
エレオノールはあるるかんで、ハーレクインと戦う。
ハーレクインはエレオノールを攻撃し、エレオノールは深手を負う。
あるるかんは、白い帯をハーレクインにまきつける。
エレオノールは鳴海に自分を憎んでもいいから、また出会ってと言い置き、ハーレクインに巻き付いたあるるかんとともに、列車の外に行く。
次に、列車にブリゲッラが現れる。鳴海に拳法の戦いを挑む。
第82幕 敗北の一発
鳴海はブリゲッラに苦戦する。
ブリゲッラは鳴海に失望し、拳法家として、不名誉な死を与えるといい、ミサイルで攻撃する。
鳴海の脳裏に子供の頃の師匠との練習風景がよみがえる。
鳴海は、師匠から教わった基本「へき拳」で反撃のチャンスをつかみ、続けて必殺の拳を打ち込み、ブリゲッラを破壊する。
ブリゲッラは、機関車を破壊していた。このままでは、列車が止まってしまう。
そこに、長足クラウン号が現れ壊れた機関車の代わりに列車を引っ張る。
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嘉月堂のプロフィール
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