Contents
からくりサーカス 第40巻
機械仕掛の神~
第53幕 転送終了
フェイスレスの脳のマサルへの転送が完了する。
フェイスレスとマサル(フェイスレス)が、エレオノールの前で芝居を打つ。
それは、マサル(フェイスレス)への転送が完了せず、マサル(フェイスレス)がフェイスレスと戦い倒すというもの。そして、マサル(フェイスレス)とエレオノールが宇宙で仲良く暮らすという筋書き。
リーゼが操る猛獣人形がグラツィアーノに破壊される。
平馬が操るゴイエレメスはブリゲッラに頭を吹き飛ばされる。
ブリゲッラは涼子に襲い掛かる。ブリゲッラの一撃の前にアルレッキーノの立ちふさがる。
第54幕 少女の爪
涼子をかばって、アルレッキーノがブリゲッラと戦う。
旧式の人形であるアルレッキーノは、ブリゲッラにかなわない。
ブリゲッラがアルレッキーノに問う。なぜ、かなわないとわかっているのにっ戦うのかと。
アルレッキーノは、鳴海の言葉を引用する。「滅びを知ってもなお、己の存在を肯定する その姿こそが美しい」
平馬は、ゴイエレメスをブリゲッラに体当たりさせる。ゴイエレメスには、涼子が乗っている。
涼子は、ブリゲッラにヴィルマのナイフを数ミリ突き刺す。そのナイフには、エレオノールの血が残っていた。
しろがねであるエレオノールの血は、自動人形の体液を壊滅させる。
ブリゲッラは、活動不能に陥る。
第55幕 カウントダウン35分前
グラツィアーノは幻獣を操るリーゼを刺して引き上げていく。
ブリゲッラは爆発を起こし、その爆風を利用して引き上げていく。
平馬がキャプテンネモをを始動させ、マサルを助けに行く。
マサル(フェイスレス)は、平馬に頭突きを浴びせ、フェイスレスとロケットに乗り込む。
第56幕 カウントダウン18分前
ロケットの座席に鎖で縛りつけられたエレオノールの前で、フェイスレスとマサル(フェイスレス)の芝居が始まる。
フェイスレスは、マサルに脳の転送が完了していないことをことさらに強調する。
エレオノールは、これ以上マサルを傷つけないでくれとフェイスレスに頼む。
マサル(フェイスレス)の攻撃をフェイスレスは反射的にかわしてしまう。
マサル(フェイスレス)は、段取りが違うだろうと怒る。
第57幕 カウントダウン12分前
マサル(フェイスレス)の微妙な表情から、フェイスレスは転送が完了していないのではないかと疑う。
マサルは、生命の水が高濃度で解けているエレオノールの血を飲んだ。
生命の水は、超高速で細胞を修復する。
マサルの脳への転送も細胞の異常。生命の水が超高速で修復した。つまり、転送は完了していない。
マサルの頭突きを食らった平馬も、転送は完了していないという。なぜなら、本物のマサルの頭突きはあんなものではないから。つまり、マサルは自分を見失っておらず、味方の平馬に手加減をした。
第58幕 カウントダウン11分前
マサルは、フェイスレスの脳を転送されてはいなかった。
マサルがエレオノールが縛り付けられている鎖やいすを分解しようとするが、溶接されていてできない。
エレオノールは、マサルが逃げなければ舌をかみ切るという。
発射55秒前。マサルは、エレオノールの関節をはずし、鎖から脱出させる。
マサルとエレオノールがロケットから飛び降りようとするが、フェイスレスがエレオノールをつかんで離さない。
エンジンに点火した瞬間、フェイスレスを振り切り、マサルとエレオノールはロケットから飛び降りる。
第59幕 コロンビーヌ対ディアマンティーナ
コロンビーヌは透明の巨大な時限爆弾クマに捕まった。
コロンビーヌは熊を、ゾナハ病原体を巨大なドリルにして破壊しようとする。
ロケットから飛び降りたマサルとエレオノールを見て、コロンビーヌは巨大なドリルをほどき、ゾナハ病原体で、マサルとエレオノールを助ける。
第60幕 一人戻る少年
城の上にいる勝たちに気づいてくれないかもしれないので、アルレッキーノが飛び降りる。
鳴海はアルレッキーノに聖ジョルジュの剣で攻撃する。アルレッキーノが反撃しないのをいぶかしむ。アルレッキーノはエレオノールたちが城の上にいることを教える。
マサルは、平馬、リーゼ、涼子を、キャプテンネモのバルーンで逃がす。
コロンビーヌを助けるためにマサルは一人残る。エレオノールも逃がすため、関節を外したままにして置き、城の下の鳴海に投げる。
コロンビーヌはディアマンティーナの巨大熊攻撃を受け、手足がもぎれている。
第61幕 ぶたちゃんはあるいていった
ディアマンティーナは、人間を助けるために自分が壊れて人間が何をしてくれるのかと、コロンビーヌに問う。
コロンビーヌは、何をしてくれるかではなく、自分がしてあげたかったのだと答える。
ディアマンティーナは、フェイスレスが自分を愛してくれるから、自分の勝ちだという。
コロンビーヌは、フェイスレスの愛情は本当の愛情ではなく、例えば、はさみを愛するようなものへの愛情だという。
激怒したディアマンティーナは、コロンビーヌの頭を切り離す。
マサルがやってきて、コロンビーヌを頭を抱きかかえ、泣きながら感謝する。
コロンビーヌが男の人に抱きしめてもらって、うれしい。
第62幕 ローエンシュタイン大公国にて
エレオノールが目覚める。そこに、鳴海が現れ、これから、フウがエレオノールとフェイスレスの関係を確かめるという。
仲町サーカスのみんながエレオノールに駆け寄ってくる。それぞれ、どんな経過で来事に来たか話し出す。
黒賀村での戦いで、仲町、ノリ、ヒロ、三牛、ナオタ、ヴィルマの6人はフウに救出された。そのご、アメリカのゾナハ病研究所から戻った鳴海、法安と合流した。
エレオノールたちがいるのは、ローエンシュタイン大公国。エリ公女が治めている。
からくりサーカス 第41巻へ
嘉月堂のプロフィール
コメントを残す