鬼滅の刃【22巻】ネタバレあらすじ|赫刀発現と珠世の薬が無惨を蝕む

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鬼滅の刃22巻「廻る縁」は、無限城での無惨との決戦がいよいよ本格化する一冊です。前巻までに大きな犠牲を払った鬼殺隊が、それでも歩みを止めず反撃へと転じていく過程が、息つく暇のない密度で描かれる一冊です。柱たちの赫刀の発現、珠世が遺した薬の効果、そして瀕死の状態から立ち上がる炭治郎の復帰と、物語の流れが大きく変わる転換点となっています。この記事では22巻のネタバレあらすじと見どころを紹介します。※以下、22巻の重大なネタバレを含みますのでご注意ください。

Contents

22巻のあらすじ

赫刀の発現と柱たちの猛攻(第188〜190話)

22巻は第188話「悲痛な恋情」から始まります。ここでは伊黒小芭内の過去が明かされ、彼が「汚れた一族」の出身であることが語られます。話のタイトルが示すとおり、過酷な生い立ちを背負ってきた蛇柱の人物像を掘り下げる、原点と呼べるエピソードです。続く189話では、義勇・伊黒・行冥・実弥が互いに連携しながら無惨に立ち向かいますが、消耗が激しくなったところへ猫の茶々丸が珠世の薬を届け、四人は体力を回復します。死闘の最中に薬が届けられるこの場面は、張り詰めた戦場に差し込むひとすじの救いです。

189話の終わりから190話にかけて、伊黒は無一郎が刀を強く握って刃を赫く染めたことを思い出し、自らも柄を強く握り締めて赫刀を発現させます。義勇と実弥は互いの刀をぶつけ合うことで、行冥は鉄球と手斧を打ち付け合うことで、それぞれの武器を赤く染め上げました。巻21で縁壱の口から語られた赫刀が、いよいよ柱たちの手で現実のものとなる展開であり、発現のきっかけがそれぞれ異なる点も読みどころです。さらに伊之助・善逸・カナヲも戦場に駆けつけ、無惨包囲の戦力が整い始めます。189話のタイトル「心強い仲間」が示すとおり、柱同士の連携に加えて同期組の参戦、そして珠世の遺志を継ぐ茶々丸の働きと、無惨を追い詰める輪が一回り大きくなっていく様子が描かれています。

炭治郎の復帰と十三個目の型(第191〜192話)

一方、無惨の毒に侵されて醜く変貌し、瀕死の状態にあった炭治郎は、191話で回復を果たして再び無惨の前に立ちます。巻21で無惨に死を口にされたところからの、満身創痍の巻き返しです。同じ話では、壁にめり込んだ人物の姿も描かれますが、顔は確認できず、実弥と思われるものの明言はされていません。

192話「廻る縁」では、炭治郎が記憶の中で、炭吉たちの前で縁壱が見せた日の呼吸の型を目にし、謎とされてきた十三個目の型を悟ります。去っていく縁壱に炭吉が語りかけた「縁壱さん 後に繋ぎます あなたに守られた命で・・・俺たちが 貴方は価値のない人なんかじゃない!! 何も為せなかったなんて思わないで下さい そんなこと絶対誰にも言わせない 俺が この耳飾りも日の呼吸も後世に伝える 約束します!!」(192話)という約束は、巻のサブタイトルどおり、数百年を越えて縁が廻っていく原点となる場面です。そして無惨と対峙した炭治郎が「縁壱さんですらできなかったことが自分にできるのだろうか? それでも俺は今自分にできることを精一杯やる 心を燃やせ 負けるな 折れるな」(192話)と自らに言い聞かせる姿が描かれます。巻をまたいで描かれてきた炭吉の家の記憶が、無惨戦の突破口へと直結していく構成の妙が光ります。

珠世の毒が無惨を蝕む(第193〜195話)

193話では、炭治郎が日の呼吸の型で無惨に食らいつく一方、無惨の体には珠世の毒が効き始め、九千年分の老化が起こります。鬼を人間に戻す薬に仕込まれていた仕掛けの全貌が見え始めるのはここからで、老化に続く分裂阻害・細胞破壊が、この後の展開で無惨の体を確実に蝕んでいきます。

194話「灼熱の傷」では炭治郎と伊黒が連携して攻撃の手を緩めず、毒に蝕まれていく無惨の体には、かつて縁壱がつけた古傷が現れ始めました。一方、意識を失っていた行冥には愈史郎が注射を打って介抱しますが、行冥はなおも目を覚ましません。

195話、弱り始めた無惨はついに逃亡を図り、炭治郎と伊黒がこれを追撃します。縁壱の古傷を前に無惨が「本当の化け物はあの男だ 私ではない!!」(195話)と縁壱を回想する場面は、最強の鬼が抱え続けてきた恐怖を映し出しています。193話から195話にかけては攻守と場面がめまぐるしく入れ替わり、ページをめくる手が止まらない展開が続きます。

禰豆子の記憶と珠世の宣告(第196話)

最終196話「私は」では、戦場へ駆けつける途中の禰豆子が過去の記憶を取り戻し、自分が竈門禰豆子であることを思い出します。鬼にされてから積み重なってきた兄妹の物語が、ひとつの大きな節目を迎える場面です。そして細胞分裂ができなくなり吐血する無惨の前に、五体満足の亡霊のような姿の珠世が現れ、「さぁ お前の大嫌いな死がすぐ其処まで来たぞ」(196話)と告げるところで22巻は幕を閉じます。

22巻の見どころ

ひとつ目の見どころは、珠世が遺した薬の効果です。鬼を人間に戻す薬に仕込まれていたのは、人間返りだけではなく、老化・分裂阻害・細胞破壊を含む四段階の仕掛けでした。193話で九千年分の老化が判明して以降、無惨は目に見えて弱っていきます。命を賭した珠世の執念が最強の鬼を内側から追い詰めていく展開は、22巻最大の読みどころです。珠世がどんな思いでこの薬を完成させたのかを、巻21の彼女の最期と重ねて読むと、いっそう胸に迫るものがあります。

ふたつ目は炭治郎の復帰です。無惨の毒で瀕死に追い込まれた炭治郎が191話で立ち上がり、192話では記憶の中で縁壱の型を目にして十三個目の型を悟ります。日の呼吸の型で無惨に食らいつき、伊黒との連携で攻撃を途切れさせない姿は22巻の戦闘面の軸であり、弱っていく無惨との攻守の逆転が明確になっていく点にも注目です。毒に倒れる寸前まで追い込まれた主人公が、それでも刀を握り直して前へ出る姿は、鬼殺隊が積み重ねてきた覚悟の集大成と呼ぶにふさわしい場面です。

三つ目は、21巻から続いてきた炭吉と縁壱の記憶の結末です。去っていく縁壱に対し、炭吉が耳飾りと日の呼吸を後世へ伝えると約束する場面は、そのまま炭治郎へと受け継がれてきた縁の原点にあたります。サブタイトル「廻る縁」が示すとおり、何百年も前の約束が無惨戦の只中で結実していく構成に胸が熱くなります。遠い過去に交わされた約束と現在進行形の死闘が一本の線で結ばれていく感覚に、『鬼滅の刃』という物語全体を貫く縦軸を強く感じ取れます。

印象に残った名セリフ

192話、去っていく縁壱に炭吉が語りかけた「縁壱さん 後に繋ぎます あなたに守られた命で・・・俺たちが 貴方は価値のない人なんかじゃない!! 何も為せなかったなんて思わないで下さい そんなこと絶対誰にも言わせない 俺が この耳飾りも日の呼吸も後世に伝える 約束します!!」。自分は何も為せなかったと考える縁壱に対して、その存在の価値を全力で肯定する言葉であり、耳飾りと日の呼吸が竈門家に受け継がれていく約束の瞬間です。何百年も後にこの約束が炭治郎の耳飾りと共に無惨の前へ届いていることを思うと、22巻のサブタイトル「廻る縁」の重みが一層増します。

同じく192話、無惨と対峙した炭治郎が自らに言い聞かせた「縁壱さんですらできなかったことが自分にできるのだろうか? それでも俺は今自分にできることを精一杯やる 心を燃やせ 負けるな 折れるな」。極限の状況でも目の前の一手を尽くそうとする、炭治郎という主人公の在り方が凝縮された一節です。弱った無惨との攻守が入れ替わっていく22巻の流れを支えているのは、この愚直なまでの一途さです。

22巻の収録話一覧

・第188話「悲痛な恋情」
・第189話「心強い仲間」
・第190話「ぞくぞくと」
・第191話「どちらが鬼か」
・第192話「廻る縁」
・第193話「困難の扉が開き始める」
・第194話「灼熱の傷」
・第195話「めまぐるしく」
・第196話「私は」

この巻で名前が判明したキャラクター

・すやこ(190話おまけページ・炭吉の妻)
・茶々丸(194話・珠世と愈史郎の猫)
・鏑丸(194話・伊黒小芭内の蛇)

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柱たちと無惨の最終決戦が幕を開けた前巻は鬼滅の刃[21巻]ネタバレあらすじでご覧ください。無惨との決戦の続きはこちらから読めます。全巻の流れは鬼滅の刃 全23巻 完結ネタバレまとめでまとめています。

まとめ

鬼滅の刃22巻「廻る縁」は、赫刀の発現、珠世の薬による反撃、炭治郎の復帰、そして禰豆子の記憶回復と、無限城決戦の流れが一気に人間側へ傾き始める一冊でした。吐血する無惨に珠世が死の訪れを告げる幕切れは、決着への期待を大きく高めます。赫刀・薬・十三個目の型と、これまで積み上げられてきた伏線が一気に動き出す構成は、最終決戦の佳境にふさわしい密度でした。単行本で読み返す際は、192話の炭吉と縁壱の場面を巻21の走馬灯と続けて読むのがおすすめです。追い詰められた無惨の最後の悪あがきが描かれる次巻もぜひご覧ください。続きは鬼滅の刃23巻のネタバレあらすじでどうぞ。

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