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からくりサーカス 第6巻

サーカス~猛獣使いの少女
第8幕 一時閉幕
動物学者の先生はしろがね達に、リーゼロッテにビーストは倒せないという。
なぜなら、動物を扱う者には自信が必要なのに、リーゼロッテには自信が感じられないからだという。
団長はサーカスには奇跡があるという。
動物学者、しろがね、団長の目の前で、ドラムがビーストの額にしっぽのとげを突きさす。
動物学者は、リーゼロッテに「あんたは大した猛獣使いだ。」といい、謝る。
幕間~静夜人形劇
勝、しろがね、仲町サーカスの団長たちは海岸で野宿する。
団長が元気ないので、しろがねがあるるかんとぬいぐるみの即興劇で、元気づける。「きっと何かいいことがありますから」と。
夜が明けると、リーゼロッテが団長たちのところにやってきて、雇ってくれという。リーゼロッテは、一流のサーカスにいて大金を稼いでいた。しかも、乗ってきたトラックをくれるという。
なぜか、リーゼロッテのスカートが、それまでのロングスカートからミニスカートになっている。
~ショッピング
勝、しろがね、リーゼの三人が食糧の買い出しに行く。
しろがねは美人なので、歩いているだけで人目を引く。
リーゼは、ビーストを退治した猛獣使いとしてマスコミなどで有名なので、人だかりができる。
人だかりを抜け出し、ようやく買い物を終えるたところで、おばあさんがひったくりにあっているところに出くわす。
リーゼが道すがら手なずけておいた犬や猫に、ひったくりを襲わせる。
しろがねは、抜群の身体能力を使い、ひったくりのゆく手を阻む。
勝は、リーゼやしろがねの活躍を、一部の人しか見られないのは、もったいないと思う。
勝は、仲町サーカスはもっと多くの人に見てもらうべきだと思う。
サーカス~ヒロとノリ
第1幕 ヒロとノリの母
仲町サーカスの団員、ヒロとノリは捨て子。
団長の奥さんフサエに、泣いているところを見つけられ、サーカスに引き取られた。
最初は、ヒロも、ノリも、フサエに反発する。
ヒロは、ある日、フサエの大切な150万円の壺を割ってしまい、サーカスを逃げ出そうとする。
フサエが、壺はまた買えばいいが、ヒロは一人しかいないんだと言い、抱きしめる。
この日から、ヒロはフサエに心を開く。
ノリがフサエに心を開くきっかけは、ビー玉。
ノリはビー玉遊びが下手で、学校でビー玉を全部取られ、馬鹿にされる。
フサエがノリを毎日特訓。子供の遊びに毎日付き合ってくれた。
真剣にビー玉遊びに付き合ってくれるフサエに、ノリは心を開く。
第2幕 ヒロとノリの怒り
7年前、フサエは綱渡りの綱から落ちる。
フサエと一緒に病院に行こうとするヒロとノリを、フサエは「サーカスは最後までやるもんだ。」としかる。
フサエは戻らなかった。
フサエが死んだ話を聞いた勝の涙が止まらない。
リーゼもフサエの死んだ話を聞き、自分だけが不幸だともっていたことを申し訳なく思い、助けてもらった
お礼に、発電機を買うことにする。
お金をおろしに銀行に行くと、男が女子行員に復縁を迫っている。男は、爆弾を持っている。
男は、自分になつかない子どもなんか捨てて、自分のところに戻って来いと、元妻である女子行員に言う。
「子どもを捨てろ」という言葉に、ヒロとノリは激怒。
第3幕 ヒロとノリのサーカス
銀行強盗の男は、しろがねと元妻を人質にして、屋上に上がる。
男は時限爆弾をセット。15分後には、爆発する。
勝は、ヒロとノリの芸を活かした救出計画を提案する。
ノリは、ビール
ケースを屋上まで積み上げ、それに乗って人質を救出する。
ヒロは、建築中のビルの鉄骨にロープを巻き付け、人質を救出する。
勝は、男がアル中であることを利用し、ビールで引きつける。
ノリがしろがねを、ヒロが元妻を救出しかけたが、男が勝を捕まえ、それを見たしろがねが、飛び出す。
しろがねは、勝をノリに託す。爆薬が爆発する。
第4幕 一時閉幕
ヒロとノリは、爆風に飛ばされながら、何とか、元妻と勝の救出に成功する。
死んだと思われたしろがねは、無事。
戻ったしろがねは、勝をたたく。勝が自分の能力をかえりみず、無理なことをしたから。しろがねは、自ら死に行く者を守ることはできないという。
サーカス~勝 大サーカスを見る
前編
勝たちは、元妻と元妻の子どもたちとストローサーカスを見に行く。
しろがねと勝は、ストローサーカスで、初めて出会った。しろがねは、ストローサーカスの団員だった。
ストローサーカスの団員が食中毒にあってしまい、しろがねが急きょ出演することになる。
中編
団長は、勝に、仲町サーカスをたたむことになったいきさつを話す。
数年前、たまたま団長が乗り合わせた観光バスが、谷底に落ちた。
団長は、両足を骨折。生存者は団長のみ。
石食い芸人である団長は、石を食って飢えをしのいだ。
数日後、団長は救出されたが、団長は何を食べて生きていたのかとマスコミが騒ぎ出す。
他の乗客たちの死体は動物たちに食べられた跡があったが、マスコミは、団長が食べたという話を作る。団長は、記者を殴り、暴行傷害の罪で起訴されてしまう。
仲町サーカスの評判は落ち、団員がどんどん減っていき、サーカス組合から除名される。
後編
しろがねは、フラフープを使ったアクロバットショーを見せる。
つづいて、しろがねは、ピエロのショーをやる。共演者は、リーゼ、あるるかん、勝。
リーゼは犬を愛する深窓の令嬢。あるるかんはボディーガード。まさるは令嬢に恋する若者。
しろがねは、勝に無理なポーズをとらせ、会場を沸かせる。
ずっと笑ったことがなかった、元妻の子が、笑顔になる。
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嘉月堂のプロフィール




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