Contents
からくりサーカス 第29巻
幕間Ⅱ~「まもってくれなくていいんだ」
団長、ノリ、ヒロ、三牛、法安、涼子、ヴィルマ、リーゼの順で電話機を奪いあう。
リーゼがエレオノールに連絡を取り、エレオノールは黒賀村に行く。
マサルは、エレオノールに、今のままでは自分は仲町サーカスの役に立てないから、鍛えてから行くという。
マサルは、」エレオノールにもうまもってくれなくていいんだよ。」という。
ギイが、エレオノールに守らない愛情もあるんだと諭す。
実際は、黒賀村に残って戦い方をギイから学ぶ。戦い方を学んで、エレオノールを守る。
幕間Ⅲ~さまようしろがね
マサルに守ってくれなくてもいいと言われたエレオノールは心に穴が開いてしまった。
どこに行っていいかわからず街をさまよう。
フランスのシルク・ドゥ・メガラニカのテントがあったので入ってみる。昔エレオノールはここにいたことがある。
歩道橋の上で鳴海のことを思い出していたエレオノールは、メガラニカのスター りしゃーるを鳴海と間違えて駆け寄る。
リシャールもエレオノールを覚えていて、抱きしめる。
幕間Ⅳ~驚天
リシャールは、昔エレオノールがメガラニカサーカスにいたことから、エレオノールに求愛していた。
今回もエレオノールにメガラニカサーカスに来てくれるように頼む。
鳴海もマサルもいないエレオノールは、リシャールの求めに応じそうになる。
エレオノールは仲町サーカスがあるからと言って断る。
エレオノールは、自分を必要としてくれているリシャールに心が傾く。
リシャールは、名古屋の仲町サーカスまでエレオノールを訪ねてくる。そして、仲町サーカスごとメガラニカサーカスに引き取るという。
リシャールの求めに応じそうになるエレオノール。
しかし、エレオノールはリシャールの背後に鳴海らしき人影を見る。
本編~再会
第1幕 開幕ベル
鳴海は全身から異様な殺気を放ちながらエレオノールに近づき、何か小声で告げる。
夜になってリシャールを含めて仲町サーカスでは宴会が開かれる。
エレオノールは心ここにあらずの雰囲気で、酒を飲む。
夜中にエレオノールは一人で海岸に行く。
鳴海は、聖ジョルジュ剣でエレオノールを攻撃をする模様。
第2幕 夜更けの海
鳴海はエレオノールがフランシーヌ人形にそっくりなので、エレオノールをフランシーヌ人形だと思って攻撃してくる。
エレオノールは、鳴海が何らかの事情で自動人形やゾナハ病に深くかかわってしまい、エレオノールに関する記憶を失っていることを理解する。
エレオノールは、鳴海に命を助けてもらったから、鳴海に殺されてもいいが、誤解されたまま殺されるのは嫌だという。
エレオノールは、あるるかんを始動する。
第3幕 しろがねの決断
サハラ砂漠での自動人形達との最後の戦いの後、鳴海はある男と出会った。
その男から、鳴海は、エレオノールの居場所、エレオノールがフランシーヌ人形であること、ゾナハ病の治し方を知っていることを吹き込まれた。
エレオノールが血が流れるのを見せて、自動人形ではないと言っても信じない。
エレオノールは、鳴海の苦悩が軽くなるのなら、自分の首を斬られてもかまわないと考え、鳴海に首を斬れという。
鳴海はゾナハ病の治し方を聞き出すまでは、殺さない。
そこに、リシャールが駆け付け、鳴海を殴る。
鳴海が立ち去ろうとする。
エレオノールは、鳴海に仲町サーカスへの入団を許可するという。
第4幕 一時閉幕
仲町サーカスは、急遽、和歌山で少額の興行をすることになった。
やることがたくさんあって人手が足りない。アルバイトの募集も間に合わない。
エレオノールが鳴海を紹介すると、団長は即決で雇うことにする。
エレオノールは、たとえ鳴海に殺されても、そばにいてほしいと言う。
一方、黒賀村のマサルは人形の糸繰の特訓をする。
その場所は、阿紫花家。個性のある三姉妹がいる。
本編~黒賀村へようこそ
第1幕 開幕ベル
阿紫花家の三姉妹は、長女 菊(中3)、次女 れんげ(中2)、三女 百合(中1)。
殺し屋 阿紫花英良は彼女たちの血がつながらない兄。
皆、勉強や芸術などに忙しくマサルとは関わりたくない。
百合がマサルは道楽で人形使いの練習をするんだろうという。
マサルは百合に、ある人を守るために自分は強くならなければならず、遊び半分で来たわけではないと話す。
その夜、ギイと特訓してへとへとになったマサルを、阿紫花家の末っ子 平馬が襲い、財布を奪う。
第2幕 平馬
阿紫花英良は、2週間くらい前に黒賀村を訪れ、平馬にマサルの話をしていた。その内容は、マサルの肝が据わっていること、自分がマサルに10億で雇われたことだった。
平馬は、マサルの肝が据わっているというので期待していたが、軟弱なので期待外れだった。
翌朝、三女 百合に小学校まで案内してもらう。
小学校に行くと、平馬が中学生たちに喧嘩を売られている。平馬が殴られそうになった時、マサルが割って入る。
マサルは、中学生に大勢で一人を殴るのは嫌いだと言って、頭突きをする。
第3幕 理由
中学生とのけんかは、先生が来て中断する。
マサルと平馬は校長室で説教される。
マサルは平馬に喧嘩の理由を聞くが、平馬は理由はないという。
クラスで先生に紹介される。平馬と一緒に中学生と喧嘩したことが知られており、怖がられる。
マサルは、ジャグリングをやって見せ、場が和む。
放課後、クラスメートの羽佐間君にジャグリングを教える。
羽佐間君から、人形相撲のことを聞く。
人形相撲とは、12月31日に行われる操り人形を使った戦いのこと。優勝者は、その年の年娘と結婚のまねごとをする。
今年の年娘は、阿紫花家の百合。
今年の人形相撲は、平馬の喧嘩の相手の五郎が優勝候補。
平馬は、百合と五郎の結婚式のまねごとを見たくなくて、五郎を出場できないようにしようと喧嘩していた。
喧嘩の理由が分かったマサルは、平馬に、人形相撲を手伝わせてくれと申し出る。
からくりサーカス 第30巻へ
嘉月堂のプロフィール
コメントを残す