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第1話 あさひと夜風①
高校1年生女子の鈴森あさひ。
あさひが通う高校は、特進科(ハイクラ)と普通科(ボンクラ)がある。
特進科は、勉強、勉強のエリートたちの集まり。
普通科は、青春エンジョイのゆるふわ高校生の集まり。
あさひは普通科の生徒。
あさひは、夜、お使いに行く途中で、ハイクラの寮「蛍雪館」から、男子生徒が抜け出すのを目撃する。
あさひは、男子生徒から、門限を過ぎているのでバレたらやばいことになると口止めされる。
あさひが住んでいた学生寮「ひまわり荘」が火事で閉鎖になる。
あさひの両親は海外住まい。おばさんの家は学校から2時間半かかる。
あさひに、蛍雪館の寮監 ハイクラ3年の月ヶ瀬が内緒で蛍雪館に住まわせてくれるという。
普通科の生徒は蛍雪館には入れない。普通科と特進科は制服が違うので、遼に帰るときは着替えなければならない。普通科の生徒だとばれたら、追い出されてしまう。
あさひは、普通科の生徒だとばれないように細心の注意を払わなければならないことになる。
あさひは、月ヶ瀬と一緒に寮の戸締りをする。高いところの窓の鍵が開いているのに気づきしめる。
先日の夜、遼から抜け出した男子生徒が門のところでうろうろしている。
自分が窓を閉めたので入れないと気づいたあさひは、カーテンをつないで、男子生徒を登らせ、自分の部屋に入れる。
男子生徒の名前は、高木夜風。
夜風は、普通科生は嫌いだという。ああいう今だけよければいいという、向上心のない人間は豚だという。
夜風はあさひも特進科だと思っている。
翌日、学校で普通科の制服を着ているあさひと夜風が遭遇。あさひは普通科生であることを夜風に知られてしまう。
第2話 あさひと夜風②
あさひが普通科生だと夜風にばれてしまったが、夜風は蛍雪館で黙っていてくれる。
夜風はあさひの学生証を確認し、あさひに1週間以内に出ていくように言う。
夜風のバッグにあった特進科の制服がクラスメートに見つかる。クラスメートが、夜風に内緒で特進科に返してきてしまった。
蛍雪館に帰ったあさひは、普通科の制服姿を見られてはまずい。
蛍雪館の寮生にみられそうになったところを、夜風に助けられる。
あさひは、夜風にシャツを借りる。夜風は体操着を着ている。
その姿を月ケ瀬は不審そうに見ている。
夜風は自分が寮を抜け出していることを黙っていることを条件に、あさひが普通科生であることを自分も黙っていると、あさひに言う。
第3話 おやすみとおはよう
あさひは蛍雪館の寮生たちに、普通科生だとばれないように部屋に閉じこもっている。
部屋に閉じこもっているあさひを他の寮生たちが不審に思い始めている。
月ヶ瀬は、部屋に閉じこもりっきりだと体に悪いからと、当番制で会った風呂掃除と終末の草木への水やりを、あさひ一人に押し付ける。
あさひは、週末の水やりを何時にすればよいか夜風に相談する。
夜風は5時半に起きろという。
あさひが5時半に起きると、夜風も起きていて竹刀の素振りをしている。
第4話 夜風と秘密
月ヶ瀬は、あさひに寮内恋愛禁止だと伝える。
あさひは、クラスメートの宵太に、夜中に寮を抜け出す男子はどこに行くものだろうと相談する。
宵太は、あさひが片思いしていることを見抜き、二人で特進科に夜風を見に行く。
宵太は、夜風の雰囲気を見て、闇を抱えていそうだからやめておけという。
その日、あさひが風呂掃除をしているところに、夜風が現れ、自分は寮を抜け出して町はずれのじいちゃんの道場にいっているという。
数日後、数学の保守を受けたあさひは、道で夜風を見かける。
夜風の後をつけていった先の建物の前に「月ケ瀬建設株式会社 管理地」という看板が立っていた。
あさひと夜風は、手をつないで蛍雪館に帰る。
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