ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人 ネタバレ

Contents

Ⅰ 金持ちになれる人、お金に縁のない人ーこの「お金の設計図」が決め手!

1 「おかね」と「心」の不思議な関係…なぜ多くの人がお金に縁のないまま一生を終わるのか

「内面のルール」、つまり、性格、思考、信条などの内面的要素が最も重要である。

本文より

これが、成功の度合いや、手にするお金の大きさを決めるといっても過言ではない。

本文より

無意識に「お金とチャンス」を浪費する人たち

世の中の大多数の人は巨万の富を手に入れても、それをうまく運用し、さらに増やしていくだけの才覚がない。

本文より

たたき上げの大金持ちは、たとえ財産をなくしても、成功に一番必要な才覚、「ミリオネア・マインド」を失ってはいない。

本文より

お金にも「原因と結果」の法則が働いている

目に見ない「原因」が、目に見える「結果」を生み出している。

本文より

富の原則 「目に見える世界」である現実を変えるには、「目に見えない世界」を変えなければならない。

本文より

「金欠病の最大の原因」はこんなところに

富の原則 財産、健康、自分の体重さえも、あくまで結果でしかない。私たちは原因と結果の世界に生きている。

本文より

金欠病が結果ならば、その根源的な原因は「内面の世界」にある。

本文より

「うさん臭いが金持ち」と「格好いいが貧乏」

今日から毎日、朝と晩に声に出して本書の富の原則を宣言することをお勧めする。

本文より

宣言 「私の内面の思考が、外面の現実を作り出す」

本文より

2 あなたの「豊かさ」を決める「お金の設計図」…「五分あれば、あなたの将来の経済状態は予測できる」

「お金の設計図」とは、お金に関してどんな価値や思い入れが心、そして潜在意識に刻まれているかを示した図である。この内面にある設計図が、あなたの経済状態をどんな要因よりも大きく左右する。

本文より

これが金持ちになるための「プログラミング」

プログラミングから思考が生まれる。

思考から感情が生まれる。

感情から行動が生まれる。

行動から結果が生まれる。

本文より

「なぜか資産が増えない人」が抱える「三つの問題」

◆言葉…小さい時にどんなことを聞いて育ったか。

◆お手本…小さい時にどんな人のどんな行動を見て育ったか。

◆トラウマ的体験…小さい時にどんな経験をして育ったか。

本文より

年収を増やしたいなら「プログラムの設定」を変えよ

あなたの経済状況を変える唯一の方法は、「お金の設計図」を変えることだ。

本文より

Ⅱ あなたも大金持ちになれる! 17の「ミリオネア・マインド」

すべては、あなたの頭の中にある思考から生まれる。

そして、「何を考えるか」が人生の要であるにもかかわらず、「自分のものの考え方、感じ方」に意識を向けない人が大半なのだから、驚きだ。

本文より

金持ちの思考回路が、お金に縁のない人や中流階級のそれと違っているのは紛れもない事実である。

お金、財産に始まり、人間関係に至るまで、生活のあらゆる面において、考え方が違うのである。

本文より

1 金持ちになれる人は「人生は自分で切り拓く」と考える お金に縁のない人は「なぜか、こんな人生になってしまった」と考える。

「自分は被害者」と思っている間は成功できない

お金に縁のない人は、自分の人生の責任を取る代わりに、被害者の役を演じるのが大好きだ。

自分、そして周囲の人が被害者の「役」を演じているのを見破るには、次の3つの手がかりがある。

①自分の責任を認めず「責任転嫁」したがる。

②無能な自分を「正当化」する。

③「うまくいかないこと」にばかり目を向け「愚痴る」

今こそ、人生にすべては自分がつくり出していることを認め、自分の中に眠る力を呼び起こすときだ。

本文より

2 金持ちになれる人は「成功と富」をめざす お金に縁のない人は「暮らしに困らないレベル」をめざす

「快適な生活」をめざすだけでは金持ちになれない?

3 金持ちになれる人は「絶対に金持ちになる」と考える お金に縁のない人は「金持ちになれたらいいなあ」と考える

お金は「考えが一貫していない人」を嫌う

お金に縁のない人は、本音は金持ちになりたいと思っているのに、「金持ちには問題が多い」という考えを捨てることができない。その結果、自分が本当に金持ちになりたいかどうか、混乱してわからなくなってくる。

本文より

ここでは、そんな「一生懸命」は通用しない

努力しているだけじゃ話にならない。

全身全霊をささげて最大限の努力をするということは、文字通り、自分のありったけのエネルギーをつぎ込む覚悟があるということだ。

楽して金持ちになる方法などありえない。

本文より

「奇跡の力」が応援してくれる1000パーセントの覚悟

全身全霊をささげて専念する人に、奇跡もおきるということだ。

本文より

4 金持ちになれる人は「大きく考える」 お金に縁のない人は「小さく考える」

あなたは、何らかの形で世の中に貢献するために生まれてきた。

この機会に、なぜ自分がこの世に生を受け、どんな使命を持っているのかをぜひ考えてみてほしい。

本文より

成功する起業家に共通する「使命感」

起業家の定義を知っているだろうか。

私は「他人の問題を解決してあげて利益を得る人」と定義している。

起業家とは、まさしく問題を解決する人以外の何ものでもないのだ。

同じ問題を解決すなら、少人数を対象にするのと、千人、万人の単位を対象にするのとどちらがいいかは明白だ。

影響を与える人数が多くなればなるほど、あなたの人生は、心理的、感情的、精神的、そして何よりも、経済的に豊かになる。

本文より

小さく考え、小さく行動していると、一文無しで欲求不満の一生を送ることになる。

大きく考え、大きく行動すれば、お金と生きる意味を手にできる。

本文より

5 金持ちになれる人は「チャンス」に注目する お金に縁のない人は「障害」に注目する

金持ちになれる人は、どんな結果であろうと責任を取り、「絶対にうまくいく。俺がうまくいかせてみせる」と考えながら行動する。

本文より

金持ちになれる人は「計算されたリスク」を取る

金持ちになれる人は計算されたリスクをとる。

事前に綿密に調査し、評価をし、確実な情報と事実に基づいて決定を下すのである。

できるだけ短期間で必要な情報をまとめ上げ、やるだけの価値があるかどうかを判断するのだ。

お金に縁のない人が「準備に時間をかけている」間に、金持ちはまた新しい事業を興して成功し、財産をさらに増やしていくのだ。

本文より

「幸運」とは「勇気と努力の報酬」

幸運を呼び込むには、何らかの行動を起こさなければならないという事実だ。

経済的に成功したければ、何かを購入するか、何かのビジネスを始めるか、とにかく行動を起こす必要がある。

行動を起こして初めて、その勇気と努力の報酬が期待できるし、人知を超えた力(運と呼んでもいいし、宇宙、天上の神と呼んでもいい)も手助けしてくれる。

これが「幸運を呼ぶ」ということである。

本文より

金持ちにチャンスが「雪だるま式」に増えるわけ

金持になれる人とお金に縁のない人のもう一つの大きな違いは、金持ちになれる人は「自分の欲しいもの」に意識を集中させるのに対し、お金に縁のない人は自分の欲しくないものに意識を向けることだ。

「何かに意識を向けると、それはどんどん拡大していく」という法則を紹介したが、金持ちになれる人はチャンスに注目するから、チャンスがどんどん増えていく。

本文より

6 金持ちになれる人は「成功者を賞賛する」 お金に縁のない人は「成功者をねたむ」

金持ちは「強欲でお高くとまっている」のは本当か?

実際の大金持ちは本当に素晴らしい人たちだという事実を、私はこの目で確かめてきた。

本文より

自分の望むものを「祝福」すべし

かねもちをうらやみ、ねたむ人は、一文無しの状態から一生逃れられない。

この呪縛から逃れるためには、うらやみ、ねたむのをやめる練習を積むしかない。

ねたむ代わりに、金持ちをほめてみてほしい。

金持を祝福してほしい。

金持を好きになってほしい。

ハワイの原住民、フナ族の古い言い伝えで、私の信条でもある言葉をここで紹介しよう。

「自分の望むものを祝福すべし」

本文より

7 金持ちになれる人は「成功した人」とつきあう お金に縁のない人は「失敗続きの人」とつきあう

金持ちになれる人は、誰かが先に成功してくれたことに感謝している。

お手本を真似すれば、苦労せずに成功を手に入れられるからだ。

実際に金持ちになった人の方法を学ぶことが、金持ちの仲間入りをする一番手っ取り早い方法だ。

逆に、お金に縁のない人は他人の成功話を聞くと、勝手に値踏みしたり、批判したり、からかったりして、自分と同じレベルまで相手を引きずりおろそうとする。

本文より

金持ちになれる人は「人生の勝者」とだけつきあう

もし金持ちになりたければ、自分の心の設計図を書き換えて、どんなすごい億万長者も、自分と何ら変わらないのだと固く信じることが必要だ。

金持ちを無視するのではなく、手本とし、金持ちを避けるのではなく、つきあってみること。

「金持ちは特別だ」と思わずに、「金持ちにできるなら、自分にだってできる」と信じること。

本文より

8 金持ちになれる人は、セールスに「積極的」である お金に縁のない人は、セールスに「消極的」である

金持ちはリーダーであり、偉大なリーダーは「売り込み」がうまい

ここで重要なのは、売り込みが好きか嫌いかではなく、なぜうりこみをするかである。

それは結局、「自分が何を信じているか」ということに関係する。

自分は価値のある人間だと信じているか。

売っている商品やサービスに自信があるか。

自分が売り込もうとしているものは、本当に相手にとって価値があると信じているのか。

積極的に売り込みができないのは、商品に自信がないか、自分の力を信じられないからだ。

本文より

9 金持ちになれる人は、自分が抱える問題より「器が大きい」 お金に縁のない人は、自分が抱える問題より「器が小さい」

成功するには、問題を避け、息を潜めるのではなく、どんな問題にも対応できるだけの力量を身に着けるべく、自己鍛錬を怠らないようにするしかない。

本文より

「大きな問題」を抱えている人ほど器が小さい

今、大きな問題を抱えているというなら、それはあなた自身の器が小さいということだ。

外面の世界は、内面の世界を映し出していることを思い出してほしい。

今後はどんな問題にぶつかったとしても、問題の大きさを云々するのではなく、まずは自分の器の大きさに注目することだ。

富は人間としての成長度によって決まることを思い出してほしい。

そして、人生の究極の目的は、あなた自身の成長であり、いったん築き上げた富を維持していくために、どんな問題や障害をも克服できるレベルに到達することである。

富を手に入れる人たちは、常に解決方法を見つけることに専念する。

成功にも、お金にも見放されるような人たちは、問題そのものに注目する。

本文より

10 金持ちになれる人は、富を受け取るのがうまい お金に縁のない人は、富を受け取るのが下手である

自分のあら探しをして「自己防衛」をする人

自分の価値そのものを高めるよりも、気持ちの持ちようを変える方がずっと簡単だということだ。

とにかく、気持ちを新たにして、自分の価値を認められる生き方をすることだ。

本文より

「コインの裏表」の法則

「もらう」と「与える」はコインの裏表である。

「もらうよりも与える方がよい」と言い出した人は、きっと算数が苦手だったのだろう。

受け取る側と与える側は、一対一で釣り合っていなければならないし、与えたものと受け取ったものは同じはずだから、その重要性も同じはずである。

本文より

提供した価値の「対価」はきっちり受け取る

金持ちになれる人はバリバリ働き、その代償(相手に価値を提供したことの対価)を得るのは当然だと考えている。

一方、お金に縁のない人はへとへとになるまで働くが、自分に自信がないばかりに、努力や提供した価値に対して、高い報酬を受け取るのはよくないと思ってしまう。

本文より

お金は「その人本来の性格」を助長する

そこで、受取上手になるにはどうしたらいいだろうか。

富を手に入れたいと思うなら、選り好みせずに何でも受け取る姿勢を持ち、受け取ったものを大切にすることだ。

忘れてならないのは、何かを与えられた時には、感謝の気持ちを忘れないことだ。

本文より

11 金持ちになれる人は「成果」に応じて報酬を受け取る お金に縁のない人は「時間」に応じて報酬を受け取る

時間を「切り売り」していないか

お金に縁のない人は、自分の時間を切り売りする。

ところが、時間は無限ではない。

つまり「収入に上限を設けてはいけない」という金持ちのルールにどうしても反することになる。

時間で報酬を得ること、イコール、金持ちになる可能性を否定することである。

本文より

「固定給」より「成果給」、サラリーマンより独立を

私の経験では、「安定した収入」という考え方から抜け出せない人は、ずっとそれが「正常な」報酬の受け取り方だと教え込まれてきたのだ。

どんな形でもいいから、仕事の成果に応じて報酬を受け取れるような環境を作ってほしい。

本文より

大金持ちのほとんどは「ビジネス・オーナー」

会社を作って何をすればいいのか思いつかなければ、他人のアイデアを拝借することもできる。


最初は委託販売がよい。

フランチャイズで独立するのも手である。

もう一つの選択肢は、「外注」で仕事をすることである。

本文より

12 金持ちになれる人は「両方とも手に入れたい」と思う お金に縁のない人は「どちらか一方だけでいい」と思う

あなたビジネスに集中したいですか、それとも楽しく遊ぶ方がいいですか。両方!

あなたはお金が欲しいですか、それとも意味のある人生を生きたいですか。両方!

本文より

「いいとこ取り」できる人生を送るコツ

金持ちになれる人はちょっとした創造性があれば、両方の「いいとこどり」ができる方法を見つけられることを知っている。

本文より

「お金」と「幸福」の両方を手にしなければ意味がない

正真正銘の金持ちは、お金と幸福の両方を手に入れなければ意味がないことをよく理解している。

お金と幸福の両方がそろっていなければ、人生は完全ではないのである。

本文より

「もらったケーキ」は、食べなくちゃ

金持ちは、「ケーキをもらったら、食べなくちゃ」と思うが、中流階級は、「ケーキはぜいたく品だから、小さなのでいい」、お金に縁のない人は、「ケーキなんてとんでもない。ドーナッツでけっこう」と思う。

しかも、お金に縁のない人はドーナッツの穴が気になって、空っぽなところは自分と同じだと嘆く。

本文より

13 金持ちになれる人は「総資産」に注目する お金に縁のない人は「勤労所得」に注目する

富の尺度は総資産額であって、勤労所得ではない。

金持ちになれる人は、勤労所得と総資産の違いをよく心得ている。

勤労所得も大切だが、それは資産を構成する四本の柱の一本に過ぎないのである。

その四本の柱を挙げよう。

①所得

②貯蓄

③投資

④倹約

本文より

金持ちになれる人が使いこなす「四つの武器」

所得には、勤労所得と不労所得の二種類がある。

勤労所得は、すべてのお金の流れの源といえる。

不労所得は、働かずに得る所得で、やはり消費、貯蓄、投資に回すことのできるお金である。

貯蓄もまた、なくてはならないものだ。

所得の一部を貯蓄できるようになったら、それを投資に回して、お金を増やすための基礎固めができたことになる。

投資がうまくいけばお金はどんどん増え、総資産も膨らんでいく。

金持ちになれる人は、何に、どのように投資するかをよく研究し、優秀な投資家であることを自認しているものだ。

自分で投資しない場合でも、優秀な投資家を雇って、お金を投資してもらっている。

お金に縁のない人は、投資は金持ちの道楽ぐらいにしか思っていないため、投資について勉強しようともせず、ずっとお金に縁のないまま一生を終わる。

もしかすると、四本目の柱は、あなたが思う以上に重要な要因かもしれない。

富を築こうとするとき、「節約」の重要性に気づく人はあまりいないが、節約と貯蓄は車の両輪の関係にある。

本文より

三十歳にして「夢のような経済的自由」を得た女性

「収入」が増えただけでは「資産」は増えない

「出費は収入に比例して増加する」というパーキンソンの法則を理解していない人は、以前より多くの収入を得るようになれば、もっと高級な車を買う。

一般的に、収入が増えれば出費もそれに伴って増えていく。

つまり、収入を増やすだけでは、富を築くことはできないのである。

忘れてはならないのは、「資産を増やすこと」に神経を集中させることだ。

私がいつもセミナーで、「何かに注目すると、そこにエネルギーが流れ込み、よい結果が出る」と言っているのは、そういう意味である。

本文より

14 金持ちになれる人は、お金を「上手に管理する」 お金に縁のない人は、お金を「管理できない」

トマス・スタンリーのベストセラー「となりの億万長者」は、アメリカ中の億万長者を調査し、彼らが富を手に入れた方法を明らかにした本である。

スタンリーが調査から得た結論は、「金持ちはお金の管理がうまい」だった。

本文より

不労所得を手にするための「軍資金」

「管理するほどお金がない」と理屈を言う人は、考え方を180度転換する必要がある。

「十分なお金を持てるようになったら管理する」のではなく、「お金の管理をするから、十分なお金が持てる」のである。

銀行に口座を開き、収入があるたびに、その10パーセントを「経済的独立用」として貯金に回す。

このお金は投資と不労所得を得るための資金として使う。

本文より

「月にたった一ドル」が、お金を引き寄せる磁石に!

金額よりも、お金を貯める習慣をつけることが大切だ。

毎日毎日、経済的自立という目標に注意を向けることが秘訣である。

類は友を呼ぶというが、お金はお金を呼ぶ。

何でもない貯金箱が、お金を引きつける磁石に変貌すれば、経済的自由を手に入れる可能性も高まるのである。

本文より

「幸運をキャッチする力」がつく「遊び用口座」のススメ

お金の管理の最大の秘訣はバランスである。

投資し、お金を増やすためにできるだけたくさんのお金を貯める一方で、「遊び用」の口座にやはり収入の10パーセントを入れるようにするのだ。

本文より

15 金持ちになれる人は「お金をフル活用する」 お金に縁のない人は「お金のためにフルに働く」

ここではっきりさせておこう。

金持ちになるためには、フルに働かなければならないという話はまやかしなのだ。

金持ちは賢い働き方をしているから、長い休暇も取れるし、一日中遊んでもいられる。

つまり、テコの効果をよく理解し、活用しているので、小さな努力で大きな効果を上げることができるのだ。

本文より

お金を稼ぐのは「一生のこと」か、「一時的なこと」か

私の経験では、たしかにお金を稼ぐためには一生懸命働かなければならない。

ところが、お金に縁のない人にとっては「一生のこと」が、金持ちになれる人にとっては「一時的なこと」でしかない。

金持ちになれる人は「自分のお金が自分の代わりに仕事をしてくれるようになるまで働けばいい」ことをよく知っている。

自分のお金が有効な働きをすればするほど、自分自身は働かなくてもよくなるのである。

本文より

「経済的自由」とは「不労所得」が「必要経費」を上回ること

私のセミナーでは、「自分が働きたいと思った時以外は、二度と働かなくて済むようになること」、そして「働く時は必要に迫られてではなく、自分で働きたいと思った時だけになること」が、お金のゲームの最終目的だと教えている。

不労所得が必要経費を上回ることが、経済的な自由を得るということなのだ。

本文より

「満たされない思い」を浪費で補う人たち

金持ちになれる人は長期的な視点を持っている。

将来の経済的な自由を獲得するための投資と、今を楽しむための出費とのバランスを考えている。

本文より

金持ちになれる人は「将来、資産価値を生みそうなものを」を買う

皮肉な話だが、金持ちになれる人はお金をあまり使わないのに、お金に縁のない人はお金もないのに使いたがる。

お金に縁のない人は、短期的な視点しかない。

そして、今日の生活のためにお金を稼ぐ。

しかし、長期的な視点でものを考える金持ちになれる人は、投資のためにお金を稼ぎ、将来設計にも抜かりがない。

金持ちになれる人は、将来価値が上がって、資産価値を生みそうなものを買う。

お金に縁のない人は、将来的に価値が下がるものを買って、出費を増やす。

本文より

お金は「自由の獲得」を任務とする「兵隊」

お金に縁のない人は、一ドルには一ドルの価値しかないと考えるが、金持ちになれる人はその一ドルを「種」のように育て、それを元にして何百ドル、何千ドルと大きくしていく。

大切なのは、勉強を怠らないことだ。

お金に縁のない人は、一生懸命働いて稼いだお金を使い果たし、その結果、一生働き続けなけらばならなくなる。

金持ちになれる人も一生懸命働くが、稼いだお金をためて投資に回すので、いつまでも働き続ける必要がないのである。

本文より

16 金持ちになれる人は、恐怖に負けず「行動する」 お金に縁のない人は、恐怖で「何もできなくなる」

なぜ行動がそれほど重要なのだろうか。

それは、行動が「あなたの考えていること」と「望ましい結果」をつなぐ「架け橋」に他ならないからだ。

本文より

コブラを見たら「手なずけろ」

行動にそれほど重要な意味があるのに、私たちが行動を起こすのをためらう原因は何だろう。

それは恐怖である。

成功を手にするのに、必ずしも恐怖を排除する必要はないことを、ぜり日理解してほしい。

「金持ちになるのは、そんなにお手軽なものではありません。実際、非常な困難を伴います。だからどうだというのですか。戦士の原則にはこうあります。『安易な道に逃げると、人生な困難になる。困難に立ち向かう人に、道は拓ける』(略)」

本文より

「不快ゾーン」をかいくぐるから成長できる

快適な暮らしは、ほんわかとした安心感を与えてはくれるが、自分自身の成長にはつながらない。

人間が成長する瞬間とは、その人が快適ゾーンからはみ出した時なのである。

快適さこそが人生最大の目的だと思っている人は、決して金持ちにはなれないし、幸せにもなれない。

ぬるま湯につかって、ああでもない、こうでもないといっているような生活は幸せとは程遠い。

幸せは、成長し続け、持てる能力を最大限に生かしながら生きてゆくことによって得られるものなのだ。

本文より

「役に立つ考え方」を取り入れる「パワー思考」

「どんな考えも頭の中に無料で居座っているわけではない。」

この言葉の意味するところは、私たちは消極的な思考に対して、代償を支払っているということだ。

お金やエネルギー、時間、健康、幸福度など、代償はいろいろな形をとる。

新しい人生をすぐにでも切り拓きたいなら、役に立たない思考が頭に浮かんだら、「消去」するか「どうも、ごうろうさん」と言って、もっと役に立つ考え方と交換しよう。

私はこのやり方を「パワー思考」と呼んでいるが、これを習慣にすれば、人生は大きく変わるはずだ。私が保証する。

では、「パワー思考」と「積極的思考」との違いはどこにあるのだろうか。

思うに、積極的思考をする人は、現実はそうでないのに、人生はバラ色だと装おうとする。

しかし、パワー思考では、すべてが中立で、「自分が意味を与えない限り、何ものも意味を持たない」という前提がある。

自分で物語を作り上げ、それに意味づけをするのである。

これが積極的思考とパワー思考の違いだ。

積極的思考をする人は、自分たちの考えていることは真実だと思っているが、パワー思考をする人は、そうではないのである。

本文より

17 金持ちになれる人は「何でも学ぼう」と思う お金に縁のない人は「何でも知っている」と思う

文無しだったころの私は、私の悲惨な状況に同情してくれた父の友人の大金持ちからアドバイスをもらうという幸運に恵まれた。いわく、

「期待したほどの成功を手に入れられないのは、まだまだ君の知らないことがるからだよ。」

私はこの言葉を真摯に受け止め、「何でも知っている」から「何でも学ぶ」という姿勢で人生に取り組むようになった。それ以来、すべてが変わり始めた。

本文より

なぜもう一歩「欲望の原野」に足を踏み出さないか

命あるものは、常に変化し続ける。

植物を見ればわかる。

植物は成長が止まると、枯れていく。

人間や他の生命体もそれと同じで、成長が止まれば、待っているのは死である。

常に学び続けていないと取り残されてしまうということだ。

大金持ちといわれる人たちは「一つでも新しいことが学べるなら、受講する意味がある」と口をそろえる。

成功するために勉強しようにも、お金がないというあなた。

勉強こそ、あなたが一番必要としているものではないだろうか。

本文より

成功は努力して身に着けられる一番確実な「技術」

私が知っているお金を手に入れる唯一の方法は、お金のゲームのやり方を徹底的に勉強することだ。

所得を増やし、お金を管理し、効果的な投資をするには、それなりの技術と戦略を身につける必要がある。

来る日も来る日も同じことを繰り返しながら、違う結果を期待するのは、正気の多々とは思えない。

今までやってきたことが功を奏しているなら、もうすでに富と幸福を手に入れているはずではないか。

成功は、努力して身につけることができる「技術」である。どんな分野であれ努力すれば成功を手にできる。

現状がどうかは問題ではない。

生まれながらにして金融の天才という人はいない。金持ちはみなお金のゲームの勝ち方を学習してきた人たちだ。そして、誰でもその仲間入りをすることができる。

本文より

この「逆発想」を叩き直せ

「ずっと金持ちでい続けるためには、自分を磨くことが大切だ」

つまり、自分で自分を「成功する」人間に育て上げるのだ。

金持ちになれる人は、成功への道は、「まず人間性、次に行動力、最後にお金」という順番だと理解している。

お金に縁のない人と中流階級の人たちは、「まずお金、次に行動力、最後に人間性」と考えている。

金持ちになれる人は、「成功した人間になれば、やるべきことをやって、お金や自分が欲しいものを手に入れられるようになる」と思っている。

マドンナはなぜ毎年「自分のスタイル」を変えるのか

もう一つ、金持ちしか知らないことがある。


富を築くとは、「何が何でもお金を稼ぐことではなく、考え得る最高の人間になること」である。


人間として成長することこそゴール中のゴールと呼ぶべきものだ。


本文より

金持ちになれる人は必ず「自分の専門領域」で一流だ

技術を磨けば、稼ぎも増えるということだ。

もちろん、投資の世界でもそうだ。

だからこそ、分野を問わず、絶えず勉強し、自分を向上させることが不可欠なのである。

本文より

「エベレスト」に登頂する一番確実な方法

また、金持ちは常に学び続けるだけでなく、必ず先駆者から何かを学ぼうとする。

金持ちになれる人は自分よりも金持ちの人からアドバイスをもらい、お金に縁のない人は自分と同じような境遇にある友人からアドバイスをもらう。

エベレストに登ろうという時に、頂上まで行ったことのないガイドを雇うほどバカげたことはない。

本文より

大金持ちになるための究極の「自己投資法」

ところで、私は成功をめざすあなたに、個人的にコーチを雇うことをおすすめしたい。

エベレスト登山と同じで、高収入を得るにも、短期間で経済的自由と富を手に入れるにも、確実なルートと戦略がある。

そういう目的があるからこそ、収入の10パーセントをぜひ、自分への投資に充てるようにしてもらいたい。

本文より

終わりに…あとは「魔法の杖」を楽しみながら振るのみ!

これまで私は何度も言ってきたし、これからも繰り返し言い続けるつもりだが、「口で言うだけなら簡単」で、大切なのは「行動」だ。

これから一年間、月に一度はこの本を読み返してほしい。

反復が習得につながる。

本文より

嘉月堂のプロフィール

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