人を操る禁断の文章術 メンタリストDaiGo ネタバレ

*青字は独り言。

Contents

まえがき

出典 mentorefut.com

この本は相手を思うままに行動させたい人のための本。

文章を書く人全員が行動を起こさせたいのか?

本書の冒頭で「世界最高の美女とは」との質問が書かれている。これにより、読者はそれぞれ自分なりの美女を想像し始める。

画像、動画が隆盛を極めているが、各人が納得できるイメージを喚起することができるのは文章だけである。

なるほど、とは言っても、動画の方が強力だよね。

文章の優位性として、イメージの操作が容易なこと、書き直せること、微調整できることが挙げられている。

第1章 文章が持つ力は∞(無限大)

著者のDaigoはいじめられっ子だったが、「成績が悪い メガネ 太っている 天然パーマ」という自分の嫌なイメージを「成績が良い コンタクト やせている ストレートヘア」と良いイメージに文章化した。

その文章を目標として、イメージチェンジし変わることができた。

目標は文章化されること明確になり、達成されやすくなる。

文章を書くことが苦手な人のために、文章を書く3ステップを第2章以下で説明している。次の通り。

出典 blog2.k05.biz

第2章 「書かない」3原則で人を操る

人を操る文章を書くためのステップ1 「書かない」

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原則1の補足。読者に取らせたい行動(例:紙おむつ売り場で使い捨てカメラをかわせる)を明確にし、簡潔な言葉で読者のイメージを喚起する。(例:今しか見れない姿残しませんか?)

原則2の補足。論理ではなく興味、感情に訴えかける。(例:作家の〇〇サンも使っている 肉汁がじゅわっ 気になりませんか?)

原則3の補足。文章を書く前に対象についてどのようなことを考えているかリサーチ(ダイレクトマーケティングにおけるマインドリーディング)し、その興味、感情に沿った文章を書くということ。

*自分で書かないというのは誤解を招く。独りよがりにならないとでもいった方がいいのではないか。

第3章 人を動かす七つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない

人の感情を揺さぶり行動に駆り立てる7つのトリガーは、次の通り。

出典 禁断の文章術

トリガー1 興味 SNSを使って相手の興味を調べる。SNSを使っていない場合は、働いている業界、出身地、会社のある地域、趣味などから相手の興味を探り、そこから文章を探る。

*これって結構大変だよね。

トリガー2 ホンネとタテマエ。気をつけなければならないのは、必ず、建前に触れてから、本音に入ること。相手の本音を見抜くだけでは不十分、建前も見抜く必要がある。(例:頑張るママの手荒れに朗報です。建前:家事をきちんとこなして当然。本音:もう少し楽をしたい。)

トリガー3 悩み。人の悩みは次の4つに分類できる。

出典 blog2.k05.biz

このHARMに年代を掛け合わせると、ほぼ確実に悩みは当てられる。悩みを見抜き、解決策を示して思い通りの行動に誘導する。

健康の悩み 10代→ダイエット、身長、肌荒れなど外見の悩み 20代→ストレスによる不調や肩こり、腰痛など 30代→女性は出産 男性は体力の衰え、薄毛、肥満→フィットネスや健康食品への関心の高まり 40代→ない賭けの病気への心配 がん保険 50代、60代→健康への悩みが悩みの中心 70代、80代→終活

将来、夢、キャリアの悩み 10代→受験 就職前の20代→就活 就職後の20代→キャリアアップ、適職 30代→年収 40代→部長になれる人など 50代→地位と頑張りのギャップ 本業以外の闘志

人間関係の悩み 10代→恋に恋する 20代→恋人 30代→結婚、こども 40代→子供の進路 50代→夫婦関係 60代→定年後の暮らし

お金の悩み 10代→小遣い、バイト 20代→自己投資、貯金 30代→マイホーム 40代→教育費 50代→老後 60代→年金

トリガー4 損・得 ネガティブな情報も正直に提示し、最後にポジティブな情報で締めくくり信頼を得る。

トリガー5 みんな一緒。みんながしていることは正しいと感じる心理(社会的証明)を利用して、行動を誘導する。みんなの中には「憧れの集団」も入る。

トリガー6 認められたい。商人欲求をくすぐるキラーフレーズ、「こんなの初めて!」「変わりました」を文章に盛り込み、喜んで動いてもらう。

トリガー7 あなただけの。希少性を演出し、さらに、その情報の限定性を演出すれば、圧倒的な力で読み手の心を動かすことができる。

第4章 あとは、5つのテクニックに従って書くだけ

5つのテクニックは次の通り。

出典 subcul-girl.com

テクニック1 書き出しはポジティブに。ぼんやり「先日はお世話になりました」「お疲れ様です」なんて書いてはいけない。「初頭効果」で相手の心をつかむ。感情や共通の体験(「はじめて」「変わりました」)で相手の心をわしづかみ。

テクニック2 何度も繰り返す。同じ意味の言葉を表現を変えて10回繰り返すと説得力が82%向上する。大事なのは表現を変えて10回繰り返すこと。同じ言葉を3回以上繰り返してはいけない。

繰り返すときに大切な言葉の言い変えをスムーズに行うときの鍵は、相手の感情を想像すること。

言い変えがうまくできないときは、5W1Hに当てはめると大体うまくいく。

テクニック3 話しかけるように書く。自分がこういったら相手はこう反応するだろうなと想像すること、つまり、読み手の疑問や反応を取り込んで書くことがコツである。

テクニック4 上げて、下げて、また上げる。ポジティブな話で相手の感情を上げて、ネガティブな話で下げて、解決策を示してあげて、感動を大きくする。

テクニック5 追伸をつける。文章で一番読まれ、印象に残るのは追伸。

中途半端なままにしている仕事や課題の方が記憶に残る現象を「ツァイガルニク効果」という。

このツァイガルニク効果を文章に応用したのが、追伸。

ツァイガルニク効果で分かったもう一つの事は、一区切りつくと人は忘れてしまうということ。区切りがついていないものは脳が考え続ける。

追伸の書き方のポイントの1は、追伸の前で一度話を終了させること。ポイントの2は、追伸の中にクライマックスを作ること。

嘉月堂のプロフィール

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