PLUTOを全8巻読破した管理人が、正直な感想と魅力をお伝えします。「鉄腕アトムを知らないと楽しめない?」「SFは難しそう」と思っている方にこそ読んでいただきたい記事です。
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PLUTOとはどんな漫画か
PLUTOは、浦沢直樹が手塚治虫の名作「鉄腕アトム」の一エピソードをリメイクした漫画で、ビッグコミックオリジナルにて2003年から2009年まで連載されました。全8巻で完結しています。世界最強のロボット7体が次々と謎の存在に破壊されていく事件を、ロボット刑事・ゲジヒトが追う物語です。手塚プロダクション公認のもと制作された、漫画史に残る傑作です。
読んでみて正直驚いた3つのこと
① 鉄腕アトムを知らなくても完全に楽しめる
「鉄腕アトムを読んでいないと楽しめないのでは」と思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。PLUTOは独立した物語として完成しており、アトムは重要な登場人物として自然に描かれています。むしろPLUTOを読んでから鉄腕アトムを読むと、手塚治虫の偉大さをあらためて感じることができます。
② ロボットが「感情」を持つことの意味を深く問いかける
PLUTOが他のSF漫画と一線を画す点は、「ロボットは感情を持てるか」という問いを、哲学的ではなく人間的なドラマとして描いている点です。ゲジヒトが自分の記憶に秘められた謎に迫る過程で、読者は「感情とは何か」「憎しみはどこから生まれるか」を自然に考えさせられます。
③ 浦沢直樹の画力と演出が圧倒的
コマの間の使い方・登場人物の表情・緊張感の作り方が、漫画という媒体の可能性を極限まで引き出しています。特に無言のコマが続く場面での心理描写は、映画を見ているような臨場感があります。漫画好きなら読むだけで「こんな表現ができるのか」と衝撃を受けるはずです。
特に感動したシーン
物語の核心にある「憎しみの連鎖をどう断ち切るか」という問いへの答えが明かされる終盤は、全8巻分の伏線が一気に収束する圧巻の展開です。アトムが最後に見せる選択は、手塚治虫が鉄腕アトムに込めたメッセージを浦沢直樹なりに昇華させた、漫画史に残る名シーンだと思います。読み終えた後、しばらく余韻が続きました。
全8巻というコンパクトさが嬉しい
長編漫画を読む時間がない方にも、PLUTOは強くおすすめできます。全8巻という読みやすい分量の中に、長編漫画顔負けの密度とドラマが詰まっています。週末に一気読みできるボリュームでありながら、読後の充実感は何十巻もの大作に引けを取りません。
こんな方におすすめ
- SF・ミステリー好きの方
- 浦沢直樹の作品(MONSTER・20世紀少年)が好きな方
- コンパクトにまとまった読み応えのある作品を探している方
- 「ロボットと人間の共存」というテーマに興味がある方
PLUTOをお得に読む方法
PLUTOはDMMブックスで電子書籍として読めます。全8巻とコンパクトなので、まずは1巻を試してみてください。読み始めたら間違いなく続きが気になります。
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