僕とシッポと神楽坂 第1巻から第12巻 ネタバレ あらすじ

Contents

僕とシッポと神楽坂 1

高円寺達也は数年間の勤務獣医師を経て神楽坂の昔ながらの動物病院を引き継ぐ。達也はこの町の出身。母親は小唄などのお師匠さん。

近くのショッピングモールにできたペットクリニックに押され気味。そのペットクリニックの杜撰な手術の後始末をしたりするが料金割安なので経営は苦しく達也の給料は出ない。

小学生の男の子が拾った犬が車に轢かれる。達也は犬を治療する。男の子の名は大地。シングルマザーのトキワと暮らしている。

トキワはAHT(動物看護士)の資格を持つ。他のクリニックの経営方針が合わず達也の坂の上動物病院に就職する。

僕とシッポと神楽坂 2

●すず芽はマンションで祖父母と暮らしている。ペットを飼いたいが同じマンションの一人暮らしのおばあさんが反対している。

実はおばあさんは猫好きだが年齢的に猫を見とれないので猫を引き取れなかった。

また、すず芽が祖父母と仲良く暮らす姿がうらやましく、ずず芽に冷たい態度をとる。

コオ先生は預かっていた2匹の猫をすず芽とおばあさんに飼ってもらうことにする。あくまでも猫の飼い主はすず芽なのでおばあさんの年齢は問題ない。

一人暮らしのおばあさんは猫を飼い、すず芽たちとも仲良くなり、めでたし。

●三毛猫と暮らす小宮松子は心臓に疾患があり次の発作が起こると命が危ない。

三毛猫も肝臓腫瘍が見つかる。難しい手術が必要。達也が知人の名医と協力し無事手術を成功させる。

また松子の家は再開発グループに狙われている。あやうくグループと通じた者に買われそうになるが、家を友人とシェアハウスすることで解決。

ホッとしたところで心臓発作が起こり猫に看取られ亡くなる。

●コオ先生の幼馴染で和菓子店の経営者である名倉は、子供のころ飼えなくなった犬を達也の家に捨てたことを告白し、達也の動物病院に学の出資をしてくれる。

僕とシッポと神楽坂 3

●知人から大叔母の遺品としてコオ先生のお母さんのところに送られてきた着物は、昭和初期に活躍した桜子姐さんの着物。

桜子姐さんは二科展に入賞した画家の津田と恋仲になったが、桜子は津田の師匠のお妾さんになる。津田は師匠の娘と結婚しフランスに行き若くして亡くなる。

くだんの着物には津田が描いた桜子が描かれていた。

●北町のクロスケは元々駄菓子屋の看板猫。

飼い主が無くなり、店の代々の借主に飼われ今度で5人目。

元の飼い主のおばあさんの霊に連れられ墓に行きそこで大往生する。

●大地とトキワは実の親子ではない。

父は7年前南米で飛行機事故にあい消息不明。

大地には「トキワを頼む」トキワには大地を頼む」といって旅立つ。二人は約束を守り絆を強くしていく。

●あやめ姐さんのお母さんは一人ぐらし。あやめ姐さんが芸妓になることに反対し、仲が疎遠になっている。

お母さんが入院し、あやめ姐さんはお母さんのセキセイインコを預かる。

セキセイインコはお母さんがしゃべっていた言葉を話す。それは「アイタイネー アヤコー」だった。

お母さんは大事にしていた大島紬をあやめ姐さんに送る。入っていた手紙で芸妓を理解してやれなかったことを詫びる。

僕とシッポと神楽坂 4

●コオ先生の友人で女優の南モトコが日本でオズの魔法使いの凱旋公演。モトコは主役のドロシー役。

モト子がチケットをもって坂の上動物病院を訪れる。帰りに腕を組み恋人ごっをする。名倉に目撃される。

公演当日。入院する老犬の具合が気になりながらもトキワのススメで出かける。犬の具合がどうしても気になり途中で出会った大地に代わりに行ってもらう。モトコは少し落胆するが、事情があったのだろうと理解する。

空港でモトコをお見送り。別々の時間を生きているが交わることがあったら「恋人になってあげてもいいよ。」と抱きつかれ週刊誌に載る。

●コオ先生が風邪でダウン。坂の上動物病院の看板犬ダイキチがよろよろ歩く。コオ先生は診察したいが熱でままならない。

そんなとき親友の加村が訪ねてくる。コオ先生は加村にダイキチの診察を頼む。

ダイキチの見立てがおおざっぱだったため加村に注意され、コオ先生はきれて、独立したことの大変さをぶちまける。

コオ先生が寝ている間に加村がダイキチの耳に入ったもみ殻が原因と突き止める。

翌日は加村が代診。

皆から差し入れをもらい、また、たくさんのバレンタインチョコをもらい、コオ先生は一人ではないと感じた模様。

●学会発表。コオ先生、友人の勇馬先生の発表は最優秀賞。演題は「疼痛管理と終末ケア」

骨肉腫を患った我慢強い犬が痛みに耐えきらず鳴くのを聞いた飼い主が決断した断脚手術とその後死亡までの過程での見取りについての発表。

●コオ先生は神楽坂の再開発を進める大企業の会長とお母さんとの婚外子。

会長と本妻との長女は頼子。その娘つまりコオ先生の姪は香子。その飼い犬はジュリ。

ジュリは骨肉腫で放射線治療をしている。つらそうな様子を見ていられない香子は学会発表で見たコオ先生のところに受理を連れていく。コオ先生は断脚を勧める。

断脚をしたジュリは元気になる。香子のケアを受け最期を迎える。ジュリをみとった香子もやれるだけのことはやったので一時は悲しいが心の立ち直りが早い。

僕とシッポと神楽坂 5

●坂の上動物病院の看板犬ダイキチは元飼主に嫌われて捨てられたと思っている。

坂の上動物病院に預けられたときにごちそうを食べさせてもらい置き去りにされた。元飼い主は知らぬ間にいなくなり家もなくなっていた。

捨てられないようにコオ先生の気に入られようと努力する。

元飼主か荷物が届く。事業に失敗しダイキチを連れて行けずコオ先生のところに置き去りにした事情を説明した手紙が入っている。箱の中身は島根県の名産とダイキチへの手作りのおもちゃ。

ダイキチは懐かしい匂いに一安心。

●すず芽は高校を卒業し無事半玉デビューする。

先輩芸妓がけがしたため一般の人に芸を披露する「華をどり」の主役に抜擢される。

できないと弱音を吐くが、すず芽を取材中の記者に、「君ならできる」「最高の舞台を擁してもらった」「取材側も最高の材料になる」と励まされ、発奮。

「華をどり」は成功し、すず芽は期待の星として輝く。

●青年団が古い写真館を無料で借りる代わりに掃除をする。

コオ先生は猫の声を聞くがみつからない。

写真館の元同級生が現れ朱色の箱は捨てないでくれとコオ先生に頼む。

見つかった箱の中には黒猫の剥製。その剥製は戦死した恋人から渡された写真館の娘の黒猫だった。同級生と思ったのは霊。

●老犬タロはぼけてしまい介護が必要。飼い主蔦子は夫の介護に疲れどうしていいかわからない。

坂の上動物病院の前院長徳丸。息子と喧嘩しコオ先生のところに遊びに来ていた。

コオ先生は老犬ホームの運営をするよう徳丸に提案。徳丸は千葉にタロを連れて帰る。

しばらくしてからコオ先生、蔦子たちが千葉に行ってみると、タロは元気を取り戻し蔦子にしっぽを振る。

●コオ先生のなつやすみ。昼食にビールを飲もうとしたところに飼育係大地からの電話。

うさぎ、インコ、ハムスター、外来種の亀の処置をし、ようやく帰宅する。

僕とシッポと神楽坂 6

●夜間動物救急センターにコオ先生が手伝いに行く。

はねられたペットの犬を運び込んだ飼い主が心臓発作を起こす。

コオ先生と勇馬先生が心臓マッサージとAEDで助ける。

●彼女に愛想をつかされた洋介は彼女を引き留めるために婚約指輪を買いプロポーズしようとしていた。

指輪を飼い犬のジン太が飲み込んでしまいはかせようとするが失敗。それをみていたトキワが怒り、大事なのは物ではなく言葉。ジン太を連れていってプロポーズの言葉を言うように言う。

翌日トキワのアドバイスに従い、彼女に受け入れてもらう。

●智留は芸妓と香子の祖父(小石川)の間にできた子。

小石川の家で育てられるが肩身の狭い思いをする。

小石川の葬儀に出席する。遺産はすでに放棄していた。遺産相続の席でオウムの引き取り手がなく智留がひきとることにする。

オウムが謳う都都逸を聞いたコオ先生の母親貴子が、智留は貴子の友人千里の児であることに気づく。

智留は母親に捨てられたと思っていたが、病気で亡くなり引きと垂れたことを明かされる。

母の写真を見ても記憶はない。しかし、ちさとが智留のために作った歌を聴いて、母の歌であることを思い出す。

●獣医学生ホリ君は先端医療をするナルタウン動物病院で研修をする。しかし雑用と見学だけで不満を持つ。

飼い主不明の、車にはねれた猫をナルタウン動物病院ではおざなりの処置しかしない。

地域猫であることが分かり動物愛護団体に連絡するとコオ先生にみてもらうことになる。

コオ先生の助手をすることで研修の実感を持つ。週2回コオ先生のところに来ることになる。

僕とシッポと神楽坂 7

●ほり君がコオ先生のところに連れてきた猫はオジギャルと呼ばれている。メスなのにおじさんのような顔をしているからだそう。

治療が終わりもといた地域に帰るが他の猫とのけんかでけがをし、コオ先生の病院の近くにいるところをダイキチが発見する。

傷を治療してもらい、ダイキチとともに看板猫になる。

●勇馬先生の奥さんが破水し病院に運ばれる。勇馬先生も病院に駆けつける。

勇馬先生のピンチヒッターとしてコオ先生が手術を行う。

●コオ先生の幼馴染名倉がホテルで女性と会っているところに出会う。

コオ先生はカムラと待ち合わせていた。カムラは女性は自分の患犬の飼い主で結婚していることを知っていた。

コオ先生は名倉に女性が既婚者であることを告げる。

女性は飼い犬が重病で手術に大金が必要だと話していた。名倉は手術代金を振り込むつもりでいた。つまり結婚詐欺。資産家、愛犬家、優しいと三拍子そろった名倉が狙われた模様。

●香子はコオ先生が自分の叔父であることを偶然知る。

すず芽とも仲良くなる。

コオ先生に治療してもらった雑種を飼おうとする。神楽坂に反感を持つ母親はコオ先生、すず芽との交際を快く思わず、雑種も神楽坂にいたためか買うことを反対する。

雑種の犬は香子と母が喧嘩しているところにおもちゃを置き仲裁をする。それは亡くなった飼い犬ジュリと同じ行動だった。

●コオ先生と大地がアスレチックに行く。

コオ先生は運動不足がたたってあまりかっこよくない。

しかし、溺れている犬を泳いで助け、名誉を回復する。

僕とシッポと神楽坂 8

●お堅い税理士・五稲(ごほ:ゴッホにちなんでいる。)が芸術家である母の猫をあずかる。

最初は迷惑がっていたが、病院に連れて行ったり、勤務中に写真を見たり結構猫好きかもしれない。

お母さんが書いた猫の絵は、子供の頃の五稲さんそっくりの構図。ペットを飼うことは子育ての再現をするそうです。

●甲状腺がんで5件の動物病院で安楽死を勧められた犬がコオ先生の病院にやってくる。

飼い主の女性は安楽死を決断できない。

コオ先生やれるだけのことはやったと飼い主が思えるよう手術をする。しかし手術の後、犬は死んでしまう。

飼い主の息子がSNSで無理な手術で殺されたと投稿し、コオ先生の病院の評判が落ちる。

気落ちして食欲がないコオ先生。

トキワが加村に頼んでコオ先生を気分転換に島に連れて行ってもらう。

その島は「猫の島」。猫がたくさんいる。

また有名な獣医紫波アキラもいる。紫波は医療訴訟を起こされ勝訴したものの、嫌気がさし獣医は「まっぴらごめん。」

島の猫のボス的存在のシロホシをマスコミが取材に来る。取材に飛ばしたドローンが墜落しシロホシを直撃。シロホシは瀕死の重傷を負う。

コオ先生、加村、紫波が対岸の町の獣医師に見せるが手術をする自信がないという。コオ先生の説得で紫波が執刀し手術は成功。

手術により紫波の獣医心にスイッチが入り町の獣医医院の後継者になる。

一方、コオ先生の悪評をSNSに投稿した息子に研修生のホリ君が会いに行く。ホリ君は手術を手伝っていたのでコオ先生の真意を息子に説明し、投稿が誤解だったことを納得させる。SNSにも誤解だったとの投稿がされる。

●大地の小学校のPTAでコオ先生とトキワの仲がうわさになる。

トキワは夫が7年間行方不明であることを説明する。

トキワはいつまでも夫を待つのか、待つことをやめるのか考え涙する。

一方、大地は父はもう雲の上かもしれない。と割り切った考え方もできる。子供はどんどん前に進んでいく。

僕とシッポと神楽坂 9

●克己は部長のミミズクを預かってくる。法事で留守にする部長の歓心を買い、大きなプロジェクトに参加するため。

ミミズクのえさは、ネズミ、コオロギ、ヒヨコの生肉。

世話を押し付けられた妻の美奈は、ミミズクをコオ先生の病院に預け、実家に帰ってしまう。

反省した克己は、美奈をソッコーで迎えに行く。餌を冷蔵庫に入れるのはやめ、細かく切るのは克己がやることになる。

美奈はミミズクに慣れ、可愛いと思い始める。

(感想)克己が美奈に甘えすぎだと思います。

●コオ先生の同級生緑山が猫カフェを始める。猫は3匹だけ。重いカーテンに、ろうそくまで灯してある。猫中心のコンセプトではない。

コオ先生は内心穏やかでない。緑山に説教をしてしまう。

コオ先生の心配が的中し緑山の猫カフェが火事になってしまう。看板猫が行方不明になり、緑山は一生懸命探すが見つからない。緑山は猫預かりボランティアを手伝いながら猫を探すうち、猫に癒される自分に気づく。

緑山は猫カフェを改装する。今度は猫中心の本来の猫カフェ。

看板猫も無事見つかる。

(感想)猫を飼っていた子供の頃を思い出します。猫は癒しになります。

●町工場跡で犬の声がする。コオ先生は、夜、ダイキチをつれて探しに行く。ダイキチが何かに吠える。出てきたのはおばあさん。

20年前に飼っていたブーブーという犬をさがして餌を持ってきた。おばあさんの犬は茶色のブチ。

コオ先生はおばあさんを家族に引き渡す。

コオ先生がおばあさんがいたあたりをもう一度探すと、犬の毛がついた毛布が見つかる。おばあさんと犬が身を寄せ合って暖めあっていたと思われる。

数日後、コオ先生のお母さんが町工場跡で側溝に落ちていた犬を助けてくる。犬はおばあさんが言っていた茶色のブチ。

ぶち犬に会えたおばあさんはしゃきっとする。

一方、犬の救出でお母さんは手にけがする。神楽坂のイベントで予定していた三味線が弾けなくなる。代役でコオ先生が三味線を弾き、評判になる。

(感想)認知症にかかりかけた老人の意識も取り戻させる犬の癒し凄いです。

●勇馬先生と羊子さんが、赤ちゃん・ことりちゃんを連れてコオ先生のところに遊びに来る。

コオ先生のお母さんは自分の初孫が来たように喜ぶ。お母さんと羊子さんとことりちゃんで女子会をやるので、コオ先生と勇馬先生は飲みに出かける。

そこに犬の急患が入る。羊子さんが応急の手当てをする。孫に覆いかぶさっていると勘違いした祖父が犬を投げてしまいけがをさせた。実はぐずる孫をあやしていた模様。

(感想)犬や猫は衛生上赤ん坊によくないと思っていましたが、免疫力が強くなるそうです。ペット最強。

●タカシと沙和は、結婚と同時に犬を飼い始める。名前はワン太。

ライターのタカシと会社勤めの沙和は、すれ違いが生じ、離婚する。

ワン太はタカシが引き取る。コオ先生のところにワン太を店に来る。ワン太の頭蓋骨内に腫瘍が見つかる。

手術をしても完治は望めない。延命のため手術をするかどうかタカシは、判断できない。

コオ先生から偶然ワン太の病気を聞いた沙和は、タカシの連絡を受け、会いに行く。

喧嘩して帰る沙和をワン太が懸命に追いかける。

二人は手術で辛い思いをさせるよりも、残りの日々を穏やかに過ごさせようと手術を断念する。

二人のよりが戻るのを見ながら、ワン太は旅立つ。

(感想)二人を仲直りさせようとするワン太にほろりときます。

僕とシッポと神楽坂 10

●ホリ君が尊敬する滝先輩は何をやっても完璧。獣医師にならずに一般大学の大学院に行くという。ホリ君はその理由が気になりあちこと聞きまわる。

滝先輩は動物に対する情熱がないからだという。

キラキラしている瞳で動物たちをハグするような情熱を自分は持たない。そんな自分がこのまま獣医師になってもいいのかと疑問を持ったため、人間学部に行き人間力を学ぶ。

(感想)頭だけで考えず獣医の仕事をやってから考えたらどうかって思います。

●いち子が神楽坂に引っ越してきた。

美人で人気者の妹なな子が出産を機に実家に入るため、妹に気を使い家を出た。

妹が訪ねてきて「くやしいから、あやまらない」という。何が悔しいかというと、一人暮らし、仕事を続けること、おしゃれな街に住むこと、猫を飼うことをやってみたかったんだという。

猫を飼うことでいち子の幸福の感じ方が変わってきた。街も輝いて見える。

(感想)猫最高。風景も違って見える。

●アメリカのゴードン教授が日本にやってきた。

神楽坂で接待をする関係で、コオ先生の病院を視察したあと、お座敷に行く。教授は小規模でレトロなコオ先生の病院が気に入り、また、お座敷でのコオ先生の接待にも満足。

本来のホストはナルタウン動物病院の田代なので、出しゃばってしまったかと思ったコオ先生は地域猫の手当てを頼み花を持たせる。

(感想)コオ先生。いつも人気者。

●コオ先生の病院の庭から手紙が入ったツボが出てきた。

手紙は徳丸先生と奥さんが書いたもの。早くに亡くなった奥さんと徳丸先生との恋愛から別れまでの記録。

(感想)徳丸先生にも若い時があったんだ。

●成見家の御曹司真悟が法事のため留学先のアメリカから帰ってきた。

息子のチャラ男ぶりに腹を立てた父親に家を追い出される。妹の香子がコオ先生に預ける。

コオ先生のもとで働き、説教をされ真面目に学業に励むようになる。

(感想)コオ先生のキャラがいつもと違うような気がします。

僕とシッポと神楽坂 11

●親知らずが痛むコオ先生。かかりつけの歯科医院が閉院してしまった。新規開院の歯科医院は気が進まない。

コオ先生のところに虫歯の犬が連れてこられる。飼い主の女性にデンタルケアが大切と注意する。

コオ先生は新規開院の歯科医院の内覧会に行く。そこの女性歯科医師は件の犬の飼い主だった。コオ先生かかりつけの歯科医院を引き継いで新しく開院した。親知らずを抜歯してもらう。

(感想)何でもできるコオ先生が歯医者に行くのを渋るなんて意外です。

●愛猫が亡くなりペットロスに悩む老夫婦。

奥さんが公園で愛猫にそっくりな猫を見つける。生きているころからその猫と2匹で遊んでいた。それを近くの女性が動画サイトに投稿していた。

家に帰って夫婦で愛猫の姿を見て涙する。それデトックスになりやさぐれていた気持ちが前向きになる。

(感想)ペットと飼い主の心のつながり凄い。

●コオ先生が人も犬も食べられるクッキーを作る。ダイキチが喜んで食べる。

しばらくするとダイキチが嘔吐、下痢をする。原因はコオ先生のお母さんの差し入れ。間違えて傷んだものを持ってきてしまった。コオ先生も食中毒。

(感想)ダイキチ面白い。

●コオ先生が保護した猫を探偵のトラさんが探しに来る。飼い主に無事引き渡される。

トラさんのおじいさんは無期懲役で刑務所にいる。神楽坂の料亭で働いでいたが女将さんを殺し火をつけた。

しかし、おじいさんはトラさんに自分は無実だという。コオ先生のお母さんは、おじいさんを知っていてそんなことをする人ではないという。

【以下 ネタバレ 注意】

料亭の娘は美大生と駆け落ちした。しかし、生活に行き詰まり母親の金目のものを物色しているところをとがめられ、はずみで殺してしまう。

それをみたおじいさんは自分が罪をかぶる。それは娘がおかみさんと自分の子だったから。

罪悪感に悩む娘は美大生と付き合ったのが間違いだったと、美大生をなじる。かっとなった美大生は彼女を殺してしまう。

(番外)トラさんが優良物件であるコオ先生妹に紹介。妹もコオ先生を気に入り、ちらし寿司をさしいれたりする。トキワさんが黙ってはいない。

(感想)無期懲役犯が無実だって告白は衝撃です。面白い。

僕とシッポと神楽坂 12

●年末。大地とトキワさんと大地がペットOKのペンションに大地の祖父母と一緒に行く。

コオ先生のお母さんとあやめ姐さん達はペットOKの温泉旅行に行く。

一人でのんびり小学を迎えようと思うがどうにも寂しく、カムラ、名倉を誘うが都合が悪い。オギが見当たらず近所を探すけど見つからない。

ホリ君が来てくれて、ダイキチの犬小屋にいるオギを発見。続いて名倉、シュウ君も来てくれて年越し飲み会。

●トキワさんの友人で四国に引っ越した佐田さんの猫シマ太の行方が分からない。

「行方不明」の旦那さんがいるトキワさんに気を使い、コオ先生は探偵トラさんにシマ太の捜索を依頼する。

シマ太は車のボンネットに入り込んでいるとことを「車ばんばん」で発見される。

●トキワさんがインフルエンザでダウン。

代わりのAHT(動物看護士)さんや、トラさんの妹が手伝ってくれる。

コオ先生はトキワさんへの自分の気持ちを自覚する。

●コオ先生とトキワさんはお互いを意識し始める。

皮肉にも、トキワさんの旦那さんが見つかったとの連絡が入る。

●トキワさんの旦那さんが見つかり、コオ先生はろくに食事もしないで仕事に打ち込む。

手伝いに来ているホリ君の先輩滝君が何かあったのではと気づく。

コオ先生とトキワさんの仲を探りに来た記者のたばこの不始末で動物病院が火事になってしまう。

落ち込むコオ先生を名倉達青年団、大病院への就職を断りコオ先生のもとに来る決断をしたホリ君、滝君、お母さん、あやめ姐さんたちがサポート。心機一転リスタート。

嘉月堂のプロフィール

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