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第1話 呪いの子
折本里香(おりもと りか)が怨霊になって乙骨憂太(おつこつ ゆうた)にとりついた?
2016年11月 16歳の高校生・乙骨憂太(おつこつゆうた)は、いじめっ子の同級生4人をロッカーに押し込め、重傷を負わせた。
実際に重傷を負わせたのは、憂太に取りついている怨霊・折本里香。
6年前 仙台市。11歳の憂太の誕生日に里香は婚約指輪をプレゼントし、二人は結婚の約束をした。
しかし、里香は交通事故にあい死亡。脳がつぶれ即死だった。
呆然と立ちすくむ憂太。怨霊となった里香が這ってきて、憂太の足をつかみながら「憂太 おとなに な”ぁたぁら”ぁ 結婚する”るるん”」と迫ってきた。それ以来、里香が憂太に取りついている。
憂太に取りすがる里香 出典 呪術廻戦0巻
憂太は「特級被術者(とっきゅうひじゅつしゃ)」、里香は「特級過術怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)」。
憂太に何人殺されるかわからないので、完全秘匿での死刑が執行されそうになった。
憂太が呪術高専に転校
そこを、東京都立・呪術高等専門学校(じゅじゅつせんもんがっこう 略して「呪術高専(じゅじゅつこうせん)」の教師・五條悟(ごじょうさとる)が呪術高専で預かることにした。
呪術高専で預かります 出典 呪術廻戦0巻
呪術高専とは、呪いを祓う(のろいをはらう)ために呪いを学ぶ、呪術師(じゅつつし)の学校。
憂太のクラスメートは3人。
- 呪具使い(じゅぐつかい)の禪院真希(ぜんいん まき) 呪いを祓える特別な武具を使う。
- 呪言師(じゅごんし)の狗巻棘(いぬまき とげ) おにぎりの具しか言葉を話さない。(しゃけ こんぶ etc)不用意に人を呪わないために、呪いのこもらないおにぎりの具で話している。
- パンダ 人間の言葉を話す。
悟がクラスメートに憂太を紹介する。教室に入ってきた憂太。里香も一緒に入ってきた。
クラスメートたち3人は里香を察知し、戦闘モードに。憂太がいじめられていると思った里香も戦闘モード。
お前呪われてるぞ 呪術廻戦0巻
悟がその場を収める。
小学校での呪術実習1 怨霊に飲み込まれる前 憂太の呪術ランクは特級
午後からは小学校での呪術実習。憂太と真希がペアを組む。
この小学校では、子供が呪いによってさらわれている。憂太と真希が呪いを祓い(はらい)子供たちを救出することになった。
二人が校庭に入っていくとすぐに3体の怨霊が出現した。真希が3体とも武具の一振りでやっつけた。
真希が憂太の学生証を憂太の呪術師の階級を確認した。憂太の階級は特級。
呪術師の階級は四から一。特級は一級の上で、冗談でしか聞かないレベル。
小学校での呪術実習2 怨霊に飲み込まれる 里香登場
出典 呪術廻戦0巻
巨大な怨霊が現れ、憂太と真希が飲み込まれてしまった。腹の中には、先に飲み込まれた子供が二人。
真希と二人の小学生は呪いに対する抵抗力がない。怨霊の腹の中でどんどん弱っていく。
里香は憂太に呪術高専で生きていく自信をつけたいんだったら「呪いを祓って払って払いまくれ!!」と気合を入れた。
憂太は、里香からもらった婚約指輪に「里香ちゃん 力を貸して」と呼びかけた。里香が完全顕現(かんぜんけんげん)し怨霊は一撃で退治された。
憂太が真希と二人の小学生を救出 憂太が呪いをかけたのか?憂太は里香の呪いを解くと決意する。愛ほど歪んだ呪いはない
憂太は、真希と二人の小学生を背負い、小学校の外に連れ出した。
倒れそうになった憂太は、「ここ(呪術高専)で変わるって決めたじゃないか!!」と自分を励ます。それを見ていた人間の姿の里香(交通事故の時につぶれた頭がない。)が「がんばれ憂太」と声をかけ、憂太は「頑張るよ」と返した。
真希と二人の小学生を運び込んだ病院。憂太は悟に自分が里香に呪いをかけたのかもしれないという。
結婚指輪をもらった憂太が里香に「ぼくらは ずーっと ずーっと いっしょだね」といったことを思い出したから。
じゃあぼくらは ずーっといっしょ 出典 呪術廻戦0巻
悟は「愛ほど歪んだ呪い(ゆがんだのろい)はない」という。
憂太は「呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」と悟に誓う。
里香ちゃんの呪いを解きます 呪術廻戦0巻
第2話 黒く黒く
里香が完全顕現したことで悟は注意を受ける。里香の強大さは不明。
特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)の里香が442秒完全顕現(かんぜんけんげん)してしまったことで、悟は長老たちから厳重注意を受ける。
里香が暴走していたら町が一つ消えていたかもしれない。
里香は呪術師の家系の者ではない。なのに、なぜ里香の呪いが強大なのかはっきりとはわかっていない。
長老たちは、憂太の死刑は保留になっているだけだと悟に注意する。
悟のアドバイスで憂太は里香の呪いを刀に込めて支配することになる。
里香の強大な呪いを祓うのは不可能。悟は、里香の呪いをもらって刀に込めて支配するよう、憂太にアドバイスする。
刀に呪いを込める 出典 呪術廻戦0巻
転校してきてから3月経過した。憂太は、刀の使い方を覚え、ついでに体力をつけるため、竹刀(しない)を使って真希と稽古(けいこ)をしている。
憂太と真希の稽古 出典 呪術廻戦0巻
憂太と真希の稽古を、悟、パンダ、棘(とげ)が見ている。
憂太は性格が前向きになったし、真希も楽しそう。パンダは、真希が憂太に気があると思っている。
商店街での祓い(はらい)1 低級怨霊祓いまで
棘(とげ)は一年生で唯一の二級術師。単独で祓いができる。シャッター街となってしまった商店街での祓いをするよう悟から指示された。
憂太も棘についていくことになる。棘の呪言(じゅごん)を見学するため。
棘の呪言は、言葉に呪いがこもる。呪言を発すると喉に負担がかかるため、声が枯れてしまう。
喉を回復させるために、のど薬(くすり)が要る。
ショッピングモールに着いた棘は、さっそくのど薬を買った。
憂太と棘が商店街に入ると、無数の低級怨霊が現れた。
棘はいつもマフラーで口を隠している。呪言を発するときはマフラーをる。口が見える。口の両側に蛇の目模様、舌に牙の模様がついている。
棘が『爆ぜろ(はぜろ)」というと、怨霊たちは爆発し、燃え尽きてしまった。
商店街での祓い2 強敵の出現
憂太と棘が帰ろうとしたが、商店街には帳(とばり)が下りたままになっている。
帳とは、怨霊を祓うときに呪いをあぶりだすために張る結界。夜になったようになる。
憂太と棘の背後に、新たな怨霊が現れた。予定にない怨霊の出現。
怨霊の攻撃は強力。上空から光が現れ、光に照らされた床に人間一人分くらいの穴があく。光の爆弾。
棘が「捻じれろ(ねじれろ)」と呪言を発した。怨霊の手が折れたが退治するまでにはいかない。
怨霊の逆襲に会い、憂太と棘はいったん退却した。退却するときに、のど薬を怨霊のそばに落としてきてしまった。
商店街での祓い3 怨霊を退治
憂太と棘は再び怨霊に立ち向かう。
里香の気配を察知した怨霊が怒り出した。「オ” オ” オ” オ” オ” オ” オ”!!」
憂太は刀に呪いを込め斬りつけたが、かなわない。のど薬をひろって、棘にパス。
棘はのど薬を飲み、「潰れろ(つぶれろ)」と呪言を発する。怨霊が「ブチュン」とつぶれた。
特級呪師 夏油傑(げとう すぐる)出現
商店街での祓いを見ている男がいる。男の名前は夏油傑(げとう すぐる)。
特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)の里香を見学しに来たが、当てが外れた。
呪術高専補助監督 伊地知潔高(いじち きよたか)が、商店街での祓いのいきさつを、悟に報告している。
悟は、予定にない怨霊の出現に心当たりがあるという。夏油の仕業らしい。
夏油は、4人しかいない特級術師のひとり。
百を超える一般人を呪殺(じゅさつ)し、呪術高専を追放された、最悪の呪詛師(じゅそし)。
第3話 弱者に罰を
夏油の宣戦布告 百鬼夜行
夏油は呪術を扱えない一般人を皆殺しにして、呪術師だけの世界を作ろうとしている。
呪術師の世界を築こう 出典 呪術廻戦0巻
手始めに、呪術界の要(じゅじゅつかいのかなめ)である呪術高専を落とそうとしている。
夏油は幹部たちと呪術高専に現れ宣戦布告した。
それは、12月24日の日没と同時に新宿と京都で、千の呪いを放つというものだった。計画の名前は「百鬼夜行」。
呪術高専の学長・夜蛾正道(よが まさみち)は、OB,OG、呪術師の御三家、アイヌの呪術連にも協力を要請し、総力戦で迎え撃つことにする。
百鬼夜行の本当の目的
夏油は、呪術高専と総力戦で勝てる可能性は2割にも満たないと思っている。ただし、憂太を殺し、里香を手にいれれば、9割9分勝てると考えている。
百鬼夜行の本当の目的は、呪術高専に一人残されるであろう憂太を殺して、里香を奪うことだった。
百鬼夜行の日、憂太と真希が呪術高専で留守番をしていると、帳(とばり)が下りてきた。夏油が現れ、真希が迎え撃つ。
新宿で指揮を執っていた悟は夏油がいないことに不審を抱く。
悟は、夏油が呪術高専を襲っていると察知した。
悟は、パンダと棘(とげ)を呪術高専に瞬間移動させた。
憂太の怒り 里香を呼び出す
パンダと棘が夏油に挑んだが、返り討ちにあってしまった。
裕太は、真希、パンダ、棘が倒れている姿を見た。激怒し、里香を呼び出した。「来い!!!里香!!!!」
夏油に向かって「ブッ殺してやる」
最終話 眩しい闇(まぶしいやみ)
憂太と里香 夏油と戦う 夏油が追いつめられる
夏油は手始めに多くの怨霊を出現させた。
憂太と里香は、呪言で怨霊たちを退治する。
呪言 スピーカ 出典 呪術廻戦0巻
夏油は、呪言を憂太が使ったことに感心する。呪言は狗巻家(いぬまきけ)に伝わる高等術式。
憂太は呪術を学んで1年未満なのに呪言を使うことができた。これは、里香の呪力(じゅりょく)のおかげだと思っている。
夏油は、怨霊たちが退治されてしまったのを見て、憂太と直接対決する。
憂太はどんどん強くなり、素手で夏油を殴り倒す。
夏油は、特級の怨霊と1461個の呪いを一体にして憂太にぶつけようとしている。
憂太と里香 夏油と戦う 憂太は里香にこれからは一緒だよといい、呪力の制限を解除する
憂太は里香を抱きしめた。里香に語りかける。
- いつも守ってくれてありがとう。
- 僕を好きになってくれてありがとう。
- 僕の未来も心も体も全部里香にあげる。
- これからはずっと本当に一緒だよ。
- 愛してるよ里香
里香も「憂太!!!大好きだよぉ!!!!」と答え、呪力の制限が解除された。
純愛だよ 出典 呪術廻戦0巻
一撃で夏油と特級の怨霊たちを退治した。
悟が夏油にとどめを刺した?
重傷を負った夏油。
悟は夏油の仲間たちが逃げおおせたことを伝えた。悟と夏油は呪術高専の同級生。
夏油は、若い術師を殺さない。パンダと棘は殺されないと見込んで、悟は二人を呪術高専に送った。
悟の意図を夏油も知っていた。
悟は「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」といい、とどめを刺した模様。
憂太の意識が戻る 里香が人間の姿に戻る
憂太の意識が戻った。
真希、パンダ、棘、里香が見守っている。
憂太は里香と一緒に行こう(死のう)と言って里香のもとに歩いていく。
その瞬間、里香が人間の姿に戻った。
憂太が里香に呪いをかけていた。それを、今、解呪した。
憂太は里香の死を拒んで呪いをかけ、里香を怨霊にしてしまった。
憂太は強い呪力の持ち主であった。日本一の怨霊・菅原道真の子孫だった。悟と遠縁。
里香は憂太を抱きしめ、次のように語りかけた。
- 時間もくれてありがとう。
- ずっとそばにいてくれてありがとう。
- 里香はこの6年(死んでからの6年)が生きているときより幸せだったよ。
里香は、「あんまり早くこっちに来ちゃだめだよ」と言いながら消えていった。
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