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からくりサーカス 第10巻
からくり~ラ プランセス ドゥ マヌカン
第3幕 ギュンター候
公女エリを抱えてヘリコプターから空中に飛び出した鳴海は、ギイとオリンピアにキャッチされ、小さな町に逃れる。
エリは、自分は死にたかったから、助けてもらわなくてもよかったという。
ギイとルシールは、エリの体内に柔らかい石があるかもしれないことを説明する。
エリは、自分を誘拐したのは、叔父のギュンター候だと思っていた。ギュンター候は、体が弱かったので、エリの父に公位を譲らなければならず、それを恨んでの犯行だと思っていた。
ギイとルシールは、エリの体内を調べる。
一方、ギュンター候の城では、エリを襲った自動人形アプ・チャ―がてんまつを報告していた。自動人形とギュンター候は、共犯だった。
第4幕 プランセスのパンチ
エリの体内に柔らかい石はなかった。
エリはしばらく、この町にいるという。鳴海がお供をする。
町の子どもたちは、エリを見て、公女よりもきれいだという。笑顔が素敵だから。
エリは、髪をショートカットにしたり、鳴海から拳法を習ったりする。
エリは、鳴海たちが面白そうなんでついていきたいと思う。しかし、迎えの者たちが来て、車に乗せられる。
第5幕 プランセス オートマータ
迎えの者たちは自動人形だった。顔面が割れて、銃身がエリに向けれらる。
エリは、ギュンター候の城に連れていかれる。
アプ・チャーがギュンター候に、柔らかい石のことを教えた。そして、2人は約束をした。
それは、エリを殺し柔らかい石をエリの体内から取り出したら、アプ・チャーがエリに成りすますというものだった。
アプ・チャーは、エリそっくりに作られていた。
第6幕 ギイとルシール
ギイとルシールはエリを救出にむかう。
エリがさらわれたことを知らない鳴海は、首都ローエンシュタットにいきエリの舞踏会に出るよう、ルシールに指示される。
ギュンター候の手下が、毒薬をエリに注射しようとした瞬間に、ギイとルシールの攻撃による激震がお城を襲う。
ギイが運転する車のボンネットに座ったルシールが、左右両手に1台づつの機関銃を乱射しながら突入してきた。
第7幕 伝説のしろがね
最古の人形破壊者ルシールと人形壊し200体の伝説を持つギイが、「銃人形」を襲う。
ギイが操るオリンピアが、銃人形を次々に破壊していく。
銃人形はギイを狙う。しかし、ルシールが自動人形を破壊できるように工夫した弾丸で、銃人形を撃つ。
オリンピアが、銃人形の疑似体液を抜くと、銃人形は爆発してしまう。
第8幕 バル・デ・デビュッタン
ギイとルシールがエリを救出する。ルシールはギュンター候に、エリの体内に柔らかい石はないというが、ギュンター候は信じない。
一方、首都ローエンシュタットでは、エリに成りすましたアプ・チャーの舞踏会、バル・デ・デビュッタンが開かれていた。
会場を警戒する兵士に鳴海が名前を名乗ると、すんなり入れてくれた。
会場では、アプ・チャーが成りすました偽物のエリに、大公はじめみんな、なんの疑いももっていなかった。
第9幕 二人のエリ
本物のエリが会場に乗り込み、偽物のエリと対峙する。みんな、どちらが本物かわからない。
鳴海は、二人に「あんたら 戦ってみな」という。本物は、ひ弱だから負けるはずという。
本物のエリは、鳴海に習った拳法で、偽物のエリを殴る。鳴海は、殴ったほうが本物のエリだと見ぬく。
そこに、ギュンター候が現れ、兵士たちに、本物のエリをにせものだといい、撃つように命じる。
第10幕 炎の舞踏会
兵士たちは、ギュンター候の命令通りに、本物のエリを撃つ。ギイとルシールが盾になり、本物のエリを守る。ギイとルシールは、ハチの巣になる。
銃弾が当たっても死なないアプ・チャー扮するエリを見て、みんな偽物だと気づく。
アプ・チャーは大公に襲いかかる。鳴海は、二人の間に割って入る。鳴海は、アプ・チャーの放つ炎にうたれてしまう。
第11幕 ラ プランセス ドゥ マヌカン
城は炎に包まれ、大公は供の者に連れられて避難する。
エリは、ギイとルシールをかばい、二人と一緒に避難するため、城に残る。
アプ・チャーは、エリに、お前は自分の意思を持たないマネキンだという。同じ人形なら、自分の方が、図っと上手に公女を演じられるという。
エリは、誘拐事件によってに、死の恐怖、喜び、憎しみ、怒り、悲しみを経験し、また人との出会いを経験し、マネキンから人間に変わったという。
エリは、アプ・チャーに、自動人形は変われないという。
アプ・チャーがエリに襲い掛かる。エリは、鳴海に教わった拳法を繰り出す。その瞬間、エリの隣に鳴海がたち、エリと一緒に拳をアプ・チャーに打ち込む。
アプ・チャーは、ギュンター候と一緒に炎に包まれる。
第12幕 一時閉幕
エリと鳴海は、ギイとルシールに救出され車に乗っている。
車から降りたエリは鳴海に、遠回しに自分と結婚してくれないかという。
鳴海は、日本にいる「しろがね」を笑わせたいと言い、申し出を断る。
エリは鳴海に、罰として自分と踊ることを命じる。
エリと鳴海が、ギイのバイオリンとルシールのギターの伴奏で踊る。
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