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からくりサーカス 第33巻
本編~黒賀村の春
第6幕 最後の試練
マサルのキャプテンネモ 対 長老たちが操る3体のアンラッキーの戦い。
れんげは、50年以上のキャリアを持つ長老たちと高性能の人形3体には勝てないから、逃げようという。
それに対して、マサルは「どうせ負けるからやらない」とか「勝てないからダメ」とかじゃないんだ、「れんげさんに花畑を見せてあげたいんだよ」といって、長老たちに挑む。
マサルは、3体の人形の糸繰の糸をひとくくりに縛り、切ってしまう。
マサルの完勝。
しかし、長老たちはまだ最後の試練があるという。
出口に続くドアを出てみると、大きな湖がある。
そこから、教室ほどの大きさの巨大な魚が飛び出してくる。
第7幕 明神様
マサルは、キャプテンネモを水上を走らせ、明神様と戦う。
明神様が水中に潜った時に生じた波で、水中に引き込まれる。
マサルは、自分は風船の中に入り、キャプテンネモを水中攻撃用に変化させ、明神様を巨大なドリルで攻撃する。
驚いた明神様は逃げていく。
れんげは、湖から水が流れる小さな穴に落ちてしまう。這い上がろうとするが上がれない。
一人ぼっちになってしまい、実の両親、義理の両親、義理の姉妹弟を思いながら、「さみしいよ」という。
第8幕 一時閉幕
れんげは、待ってたって助けは来ない。こっちから助けに行かなくてはと気持ちを切り替え、穴に向かって岩をよじ登る。
れんげは、穴に手が届く瞬間転落する。マサルがその手をつかみ、穴から救い出す。
洞から出てみると、そこにはれんげ畑が広がっている。そこは、れんげが小さいころ実の両親と来たところに間違いなかった。
れんげは、小さいころやったように、両手の親指と人差し指で四角い窓を作りのぞいてみる。まどからは、見たいものが見えるという。
れんげが涙を流しながら、窓をのぞくと、マサルが見える。
つづいて、まどから、義理の両親、義理の姉妹弟が見える。
みんな心配してきてくれた。
本編~黒賀村の夏
第1幕 開幕ベル
マサルは、夏休みになり、友達とアニメを見たり、川遊びをしたりする。
百合とれんげは、マサルに気があるらしく、川遊びについてくる。
平馬から、エレオノールから手紙が来ていると聞いたマサルは、猛ダッシュで、家に帰る。
手紙には、仲町サーカスが黒賀村に来ると書いてある。マサルは、大喜び。
一方、この一か月で、多くのO(オー)と自動人形を破壊されたフェイスレスは、シルベストリという変わった自動人形をマサルに向かわせることにする。
第2幕 「進化」の反対
阿紫花家の長女 菊は、頭が良く、特別クラスにいる。
マサルも、むかし、天才児教室にいた。
サーカスや人形使いの練習をするマサルを、菊は退化だという。
菊は、特別クラスの仲間に進化の反対は何かと尋ねる。仲間は退化かなぁーと答える。マサルは、無変化ではないかという。
仲町サーカスが、黒賀村にやってくる。
エレオノールは、マサルを抱きしめる。
一方、フェイスレスのテント。
最古の自動人形アルレッキーノとパンタローネがマサルとの戦いを志願する。
フェイスレスは、アルレッキーノとパンタローネにシルベストリと戦わせ、勝った方をマサルと戦わせることにする。
第3幕 シルベストリ
アルレッキーノとパンタローネは、サハラ砂漠での総力戦で破壊され、旧タイプの部品をつけてもらった。
シルベストリは外見は老人だが、伝説的な剣の使い手。
アルレッキーノとパンタローネは、シルベストリになすすべもなく、破壊される。
一方、マサルはエレオノールと楽しい夏休みを過ごしていた。
第4幕 仲町サーカス黒賀村に来たる
仲町サーカスの黒賀村入り2週間前。
皆マサルと会えるので喜ぶ。
エレオノールも喜ぶが、鳴海の自分を憎む姿をマサルには見せられないと心配する。
法安が、黒賀村の次の興行の準備のため、鳴海を四国に連れていくことになり、鳴海は黒賀村にはいかないことになる。
仲町サーカスを黒賀村総出で迎える。糸繰人形もいる。
仲町サーカスのみんなは、この村ではあるるかんは受けないから、企画を考え直さないといけないと思う。
マサルがジャック・オー・ランターンに乗って現れる。
エレオノールは、マサルに抱き着く。
第5幕 肝だめし大会
仲町サーカスは黒賀村の民家を貸してもらう。
仲町サーカスのみんなは、次々にマサルを叱るが、すぐに、元の仲良しになる。
一方、阿紫花家では、肝試し大会の集合時間になっても帰ってこないマサルを、百合と蓮華が心配している。
阿紫花家の三姉妹と平馬は、母親から頼まれた差し入れを仲町サーカスに届ける。
肝試しの話を聞き、リーゼ、涼子も参加する。
肝試し大会は、ペアで回る。
マサルは菊とペアになる。
平馬はリーゼとペアになる。平馬は、顔が赤くなる。
第6幕 肝だめしと菊と勝
マサルと菊は肝試し会場に行く。
マサルは仕掛けにいちいち怖がる。菊は、全然怖がらない。
お化け役の青年団の人たちが、お化けが出たといった逃げてくる。菊は、怖がらせるために芝居だという。
菊は、逃げてきた青年団とぶつかり懐中電灯を落とし、マサルとはぐれてしまう。
菊はお化けを見て、悲鳴を上げる。そこに、お化けに驚いたマサルが駆け込んできて、お化けとぶつかる。
お化けは、仲町サーカスのみんなが仕掛けたものだった。
第7幕 夏祭りの前
平馬はリーゼと、百合は涼子と、れんげは五郎と肝試しを回り、それぞれ盆踊りの約束をしたり、マサルのことを教わる約束をしたりする。
肝試しからの帰り道、マサルはほかのみんなと別行動をとり、森に行く。
そこで、カラスの自動人形がマサルに次の戦いの日時を伝える。
村祭りの準備が行われている中、次の対戦相手のシルベストリがコロンビーヌと黒賀村にやってくる。
シルベストリは、少女との出会いを回想している。
少女とは毎年出会い、今では成人している。毎年、スズランを買っていた。
少女は、家族、友達、彼氏といるときによく笑っていた。
シルベストリは、人間が群れることと笑いが関係あるのではないかと考えている。
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嘉月堂のプロフィール
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