ゴールデンカムイ 第16巻 ネタバレ

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ゴールデンカムイ第16巻(第151話〜第160話)のネタバレ・あらすじを解説します。樺太に渡った各グループの行動、謎の殺し屋「人斬り用一郎」の登場、そして杉元たちが繰り広げるヤマダ曲馬団サーカス公演など、笑いと緊張が入り交じる一冊です。感想も交えながらお届けします!

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第16巻のあらすじ概要(第151話〜第160話)

第16巻は、杉元グループが樺太に渡るところから始まります。アシリパたちはウイルクの足跡をたどりながら刺青の謎に近づき、一方で土方グループは釧路・根室で「人斬り用一郎」の手がかりを追います。後半は打って変わって、杉元たちがヤマダ曲馬団のサーカスに潜入するドタバタ喜劇も展開。笑いと冒険が混在する濃密な一冊です。

※ オレンジ色の文字は管理人の感想です。

第151話「ジャコジカたち」

三つのグループが動き出す

杉元グループ(杉元・谷垣・月島・鯉登・チカパシ・エノノカ)はアシリパを追って樺太に上陸。エノノカはチカパシに「ホホチリ」(ガラス球をつなげた三角の飾り)をプレゼントする。アイヌでは男の子が一人で獲物を仕留めたら切り取るもの。

アシリパグループ(アシリパ・キロランケ・尾形・白石)は父ウイルクがたどった道をなぞって刺青の暗号を解くカギを探している。おすの麝香鹿と遭遇し尾形が仕留める。キロランケが解体し「麝香嚢(じゃこうのう)」を取り出す。麝香は漢方薬として高く売れ、異性を引き付ける香水にもなる。麝香鹿は決まった寝床を持たないため、季節労働者を「ジャコジカ」と呼ぶ。

土方グループ(土方・牛山・永倉)は刺青囚人・土井新蔵の手がかりを持って、土井が8年前に捕まった釧路に来ている。浜辺のアイヌから手がかりの物体が「エトゥピリカ」(くちばしが美しい海鳥)の繁殖期の飾りだと判明。エトゥピリカは根室にしかいない。

麝香鹿の解説が細かすぎてちょっとついていけない。でも漢方薬と香水になるって、なかなか使えるやつだな。

第152話「人斬り」

土井新蔵の正体は「人斬り用一郎」という殺し屋。30年前に根室のアイヌのコタン(集落)に流れ着き、アイヌの女性と結婚し静かに暮らしていた。しかし8年前、恨みを持つ和人が現れ妻をさらった。

用一郎は妻を取り戻すために和人を殺し、網走監獄に収監された。妻の病が重いと知った用一郎は脱獄を決意。土方グループはこの人物から金塊に関わる重要な情報を得ようとしていた。

妻のために殺して捕まった…なんか切ない話だな。「人斬り」なんて物騒な名前だけど、動機はまっすぐだよね。

第153話「根室のエトゥピリカ」

土方グループは根室のエトゥピリカ繁殖地を目指す。用一郎が関わった旧い刺青囚人の情報を地元アイヌから集め、彼の隠れ家の手がかりをつかむ。一方、杉元グループも樺太の港町で情報収集を続け、アシリパたちの足跡をたどっていた。

土方グループは相変わらず渋いね。永倉新八もいるのに、なかなか出番が少なくてもったいない。

第154話「ヤマダ曲馬団」

杉元グループはアシリパの居場所を探す中で、樺太を巡業中のヤマダ曲馬団(サーカス一座)と合流する。アシリパへ杉元の生存を知らせるために、彼らのショーを活用することに。月島軍曹がひそかに作戦を画策していた。

サーカスって、ゴールデンカムイにしては平和な展開だな。でもここからが面白い。

第155話「血みどろ腹切り芸」

杉元たちはヤマダ曲馬団の「山田フミエ先生」の指導のもと、それぞれの芸を練習する。杉元は自身の不死身っぷりを活かした「ハラキリショー」で勝負することに。しかし鯉登少尉は自分の「血みどろ腹切り芸」を侵害されたと猛反発。

鯉登少尉は「実力で私の芸を凌駕すればいいだろ。血みどろ腹切り芸に自信がない表れだ。この街に杉元の名をとどろかそうとするのは片腹痛い」と言い放つ。杉元がローラースケートで歌って踊ることを提案すると「そんなのバカみたいじゃないですか」と一蹴された。

鯉登少尉、芸人としての矜持がすごすぎる。そんなプライドあったんだな。

第156話「芸人たちの矜持」

谷垣と月島軍曹は少女たちと踊りの練習。谷垣は山田フミエ先生にたびたび怒られ、しくしく泣いている。紅子先輩をはじめとする少女たちに慰められるという、谷垣らしいシーンも。チカパシは大きなコマの中に入ってぐるぐる回る芸に挑戦する。

谷垣が少女たちに慰められるシーン、なんかほっこりするな。こんな一面もあるんだね。

第157話「樺太島大サーカス」

ヤマダ曲馬団の樺太公演がいよいよ開幕。鯉登少尉が40度傾斜の「坂綱」を渡っていると、舞台に鶴見中尉の写真が置いてある。写真が風に飛ばされ、鯉登少尉が追いかける中で偶然にも「崩梯子上乗芸」「紙渡り」「自転車・馬の曲乗り」「空中ブランコ」を次々と披露。会場から大歓声が上がる。

鯉登少尉は「杉元の妨害に違いない」と思い込み、仕返しに杉元のハラキリショー用の刀を本物とすり替えておいた。しかし鶴見中尉の写真を仕掛けた犯人は月島軍曹だったと判明。杉元の生存をアシリパに知らせるという目的のため、鯉登の芸が目立たないよう仕向けたのだ。

月島軍曹のさりげない策略が光る!鯉登少尉が偶発的に大活躍するの、やっぱり面白い。

第158話「大トリ」

杉元のハラキリショーが始まる。まず腕を斬ると、本当に痛い。舞台袖で偽物の刀を持っている鯉登と月島を見て、手元の刀が真剣だと気づく。しかしここで偽物と交換しては盛り下がると判断し、真剣でショーを続ける杉元。

杉元が腹を切ろうとしたとき、怪しいロシア人3人組が現れ、至近距離から銃を向けてくる。会場は騒然となった。

真剣でショーを続ける杉元、不死身すぎてもう怖くないのかな。ロシア人の登場でいよいよきな臭くなってきた。

第159話「ロシアの秘密警察」

ロシアの秘密警察(オフラーナ)が杉元たちを狙っていた。彼らはキロランケの行方を追っており、杉元グループを尋問しようとしていたのだ。杉元の不死身の体と谷垣の格闘術で秘密警察を撃退。しかし、樺太でアシリパたちを探す旅は危険度が増していく。

ロシアの秘密警察まで出てくるとは。ゴールデンカムイの世界観の広がりがすごい。

第160話「樺太を北へ」

ロシアの秘密警察を退けた杉元グループは、改めてアシリパたちの足跡をたどって北上を開始する。一方、土方グループは根室で人斬り用一郎の行方をつかみかけていた。樺太の厳しい自然の中で、各グループの行動がじわじわと収束点へと向かっていく。

第16巻はコメディとシリアスのバランスが絶妙。特にサーカス回は声を出して笑ってしまった。

第16巻の見どころまとめ

第16巻は、樺太という新舞台での各グループの動きが丁寧に描かれた巻です。人斬り用一郎という渋いキャラクターの登場、そしてヤマダ曲馬団でのサーカス公演という異色のエピソードは、シリーズの中でも屈指の人気を誇ります。鯉登少尉の意外な芸人適性に笑わされつつ、月島軍曹の冷静な策略に唸らされる、ゴールデンカムイらしい一冊です。

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