*オレンジ色の字は感想
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第179話 兄を想い弟を想い
悲鳴嶋行冥と不死川実弥は、上弦の壱・黒死牟を倒した。
一方、時透無一郎と不死川玄弥は重症を負い、死にかけている。
無一郎は混濁する意識の中で11歳で亡くなった兄と出会っている。
兄は、無一郎に死の世界に来るな、こんなところで死んだら無駄死にだという。
無一郎は家族4人で楽しく暮らしていたが、鬼に家族を殺され、つらいことや哀しいことがたくさんあった。
鬼殺隊の仲間ができ、また、楽しく暮らすことがでた。その、仲間たちのために無一郎は命を懸けて戦った。
無一郎は、仲間のために戦ったことを無駄死にといわないでくれと兄に泣いて訴える。
兄は、無一郎に死んでほしくないと思っただけで、無一郎の気持ち分かっていた。二人は抱き合いお互いの気持ちを理解し合っていることを感じ取った。
一方、意識を取り戻した実弥は弟・玄弥が死にかけていることを知り悲鳴を上げながら、崩壊しかけている玄弥の体に取りすがる。
玄弥は実弥に「兄ちゃんが何とかしてやる」と言い、玄弥は実弥に「迷惑ばかりかけてゴメン」と謝る。
玄弥は実弥に「守ってくれてありがとう。自分も兄ちゃんを守りたかった。兄弟だから同じ気持ちなんだ」と言いながら体が崩壊していった。
実弥の神様への呼びかけ「連れて行かないでくれ」も空しく、玄弥の体は崩壊しチリとなってしまった。
泣き叫ぶ実弥に行冥は「顔を上げろ。いかねばならぬ。無惨を倒すまでは終わりではない。」と声をかける。
兄弟愛に涙が出そうだね。行冥もかっこいい。
第180話 恢復
前の産屋敷当主・耀哉の作戦で首を落とされ瀕死の重傷を負った鬼舞辻無惨(第16巻参照)は、繭のようなものにこもり回復しようとしている。
繭のようなものに隊士たちが集結している。
産屋敷の当主・輝利哉は、無惨の復活を察知し、柱がいくまで待機するよう指令を出す。
耀利哉の指令が出ていたが、無惨の元に集まってしまった隊士たちは、復活した無惨に食われた。無惨の回復のための食料になってしまった。
復活した無惨は、珠世の頭部(だけ)を持ち上げている。無惨の指が珠世の片目に突き刺さっている。
無惨は、珠世に「あの世の身内の所に行け」といいながら、珠世の頭を握りつぶす。
第181話 大災
多くの隊士を死なせてしまったと産屋敷当主・輝利哉は自分を責めている。
そばにいた(妹?姉?)のくいなは、輝利哉をひっぱたき、早く次の指示をするよう気合を入れる。
耀利哉は、柱たちに無惨の元に集結するよう指示を出す。
甘露寺蜜璃と伊黒は、建物全体を動かす琵琶弾きの上弦の肆と戦っている。(第19巻参照)
冨岡義勇と炭治郎が無惨と対峙する。
炭治郎は、殺された家族、鬼にされた禰豆子、殺された仲間たちを思い出し怒りが沸き起こる。義勇は炭治郎に落ち着くようにと声をかける。
一方、無惨は、自分に殺されたことは災害にあったことと同じだから、さっさと諦めて日常生活を送ればいいという。
無惨は、炭治郎たちに「親の仇、子の仇、兄弟の仇などと言っていないで、生き残ったことで十分だろう。お前たち鬼狩りは異常者の集まりだから、もう異常者の相手をするのに疲れたと」言い放つ。
それを聞いた、炭治郎は無惨に「お前は存在してはいけない生き物だ」という。炭治郎は生き物に対してこれほど冷たい気持ちになったのは初めてだと感じる。
第182話 激怒
炭治郎たちの作戦は、ほかの柱たちが到着するまで時間を稼ぎ、無惨を太陽のもとに引きずり出すことを基本にしている。
無惨は腕を刀のようにして遠い間合いから攻撃してくる。
炭治郎は間合いを詰め斬りこもうとしたが、逆に片目を斬られてしまった。
無惨は、上弦の肆・鳴女(なりめ)の目を通して。蜜璃と伊黒が死んだと思った。
炭治郎が斬られそうな瞬間、蜜璃と伊黒が現れ、炭治郎を救った。
蜜璃と伊黒は生きていた。愈史郎が鳴女の視覚を乗っ取り、無惨に偽の情報を流していた。
こんなに速く偽の情報だってばれたら意味ないんじゃないですか?
第183話 鬩ぎ合い(せめぎあい)
蜜璃は愈史郎の「柱みんな死んだふり作戦」が失敗してしまったことを悔やんでいる。炭治郎たちが思ったよりも危険な状態だったので、姿を現してしまった。
愈史郎の操作に気付いた無惨が、愈史郎に攻撃を仕掛けてくる。鳴女の頭に突っ込んだ愈史郎の手の細胞を吸収しようとしている。
無惨は鳴女の頭をつぶした。
鳴女が構築していた城が崩壊し始める。
無惨の剣が蜜璃を斬りそうになった瞬間、炭治郎が無惨の頭に刀を投げつける。刀は無惨の頭に突き刺さった。
第184話 戦線離脱
城が崩壊し、無惨も炭治郎たちも外に排出された。
しかし、夜明けまでまだ1時間半もある。
無惨と蜜璃、伊黒、義勇が対峙する。蜜璃達の刀が無惨をとらえるが、無惨の再生速度が速すぎて斬れない。
義勇たち柱を守ろうとした多くの隊士が斬られ、炭治郎も斬られてしまった。
第185話 匂いのない世界
炭治郎の危機を感知した禰豆子は、産屋敷を飛び出す。
蜜璃、伊黒、義勇が無惨に苦戦しているところに、行冥と実弥が現れる。
実弥は無惨を頭から真っ二つに切り裂き、油(?)を投げつけ火をつける。
炭治郎の意識が飛ぶ。
炭治郎は青空のもと茅葺屋根の民家の前に、薪割の斧を持って立っている。
第186話 古の記憶
炭治郎の面前に,始まりの呼吸の剣士 縁壱が現れた。
炭治郎の意識は、遺伝した先祖の記憶を見ているらしい。
縁壱は炭治郎に自分の生い立ちを語って聞かせる。(第20巻参照)
母親について 母親が信心深く優しかったこと。自分が口をきかないので耳が不自由だと思い、太陽の神様に祈り,、耳飾りをつけてくれたこと。
炭治郎の耳飾りだね。
兄について 兄もまた優しく、父親から縁壱に構うなと殴られた翌日も縁壱の部屋を訪れ、助けてほしいと思ったら自分を呼ぶように笛をくれたこと。
家を出たこと 母親が病死した後、すぐ家を出たこと。出家する予定だったが、寺には行かずどこまでも走り続けたこと。
縁壱が走っていると、一人の女の子が山の中の田んぼで一人ぽつんと立っていた。
うたの家族は流行り病で死んでしまった。一人ぼっちだった。
可哀そうに思った縁壱は、うたと一緒に暮らし始めた。
うたと縁壱は夫婦になり、子供ができた。縁壱が産婆を呼びに出かけている隙に、うたと子供は鬼に殺されていた。
縁壱は鬼狩りとなった。縁壱は鬼狩りに呼吸を教え、鬼狩りたちの戦闘力が飛躍的に高まった。
そして、縁壱は無惨とであい、自分は無惨を殺すために生まれてきたとさとった。
第187話 無垢なる人
縁壱と無惨の戦い。
無惨は腕を剣に変え恐るべきスピードと間合いの広さの攻撃を仕掛けてきた。
縁壱は生まれて初めて背筋がひやりとした。
無惨には7つの心臓と5つの脳があった。縁壱はそれを見て取った。
その瞬間に、縁壱の剣技 13個目の型が完成した。
無惨は自分の首がつながらないことに困惑していた。
縁壱が無惨にとどめを刺そうとした瞬間、無惨の肉体は1800個に分かれて飛び散った。
縁壱は1500個と少しを斬ったが、残りの肉片を逃してしまった。
珠世が無惨と一緒にいたが、弱った無惨の呪縛から逃れた。縁壱は珠世に無惨を倒す助力を頼んだ。
その後、鬼狩りの仲間から、兄が鬼になったこと、無惨を倒せなかったこと、珠世を逃がしたことを責められ、縁壱は鬼狩りを追放された。
縁壱は無惨を倒せなかった自分を強く責めている。
炭治郎の先祖である炭吉の妻(?)が現れ、子供を抱いて泣いている縁壱に元気を出すよう励ましている。
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