Contents
第121話 クセ球のサウスポー
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/7ed1d0c75ecda72e4bc8fb6b77f141d2.jpg)
青道と西邦の練習試合。
青道の先発は沢村。
沢村はマウンド上で、「ガンガン打たしていくんで、バックの皆さんよろしくお願いしやす!!」と、いつものように叫んでいる。
西邦の選手たちは沢村の元気の良さに感心している。
西邦の先頭打者のセーフティバントの構えにも動じず、沢村は回転数の高いボールを投げる。
西邦の選手たちは、沢村のボールがつかみきれず戸惑っている。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/d5bef47e6ccb645cbf5e1b2a7247403b.jpg)
第122話 超1年生
沢村は2者連続三振後、3番をサードゴロに仕留める。
西邦の先発は明石聖也。1年で甲子園デビューしたときは、3試合を一人で投げぬき、成宮以上の評価を得、超1年生ともてはやされた。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/23d0600197eb9a429ec776f6d6ff5a3f.jpg)
2年の時はひじの故障からフォームが崩れ、ほとんど投げていない。
今年は3年生。最後の年ということで気迫のピッチング。
2者連続三振に打ち取る。
2回表 山守の攻撃。打席は明石。
沢村は初球チェンジアップでストライクを取る。
第123話 サイン交換
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/a30783d064826dab0f3a69f6bae6dcb4.jpg)
3回まで沢村も明石も好投し無失点。
4回から西邦は、足を上げずに打ってくる。目線がぶれずにミートに徹し芯でとらえる作戦。
キャッチャーの奥村はストレートで詰まらせようとするが、力があるので詰まらせた打球も外野に運ばれる。
奥村はナンバー7を要求するが、沢村は首を振る。まだ慌てる場面ではないと考えている。
奥村はナンバー2を要求。サードゴロが併殺打になる。
沢村は得意げにベンチに帰ってくる。川上は沢村の汗の量がすごいことが気になる。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/ef273654504114f3921817b09db246d5.jpg)
第124話 面構え
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/01c0c568821eb2dc739747d50a22a797.jpg)
ベンチに戻った沢村に小野が№7と11を試しに投げておいた方がいいのではないかと提案する。
その日によって動きが違うのでキャッチャーもなれておくためだ。
奥村はよく言ってくれたと小野に感謝する。
青道の攻撃。4番結城は、西邦の証が感心するほど豪快なスイングで三振。
5番山口が四球を選んで出塁。6番三村がセンター前ヒット。7番樋笠が四球。
打席は8番奥村。明石は奥村の恐れを知らぬ面構えに感心する。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/60ee9397af52015b13debc3d595bdf2a.jpg)
明石は自分も1年生の時に同じ目をしていたんだろうと思う。しかし、負けないと気迫のピッチングで奥村を三振に打ち取る。
第125話 ふし穴クソコーチャー
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/a6fb6ae9d2b1507794fb8f1e9fd53b03.jpg)
沢村の速い投球ペースを見て、川島、川上が自主的に投球練習を始める。
沢村も明石も好投し、両チーム5回まで無得点。
6回表 西邦の攻撃。沢村は先頭打者を打ち取るが、次のバッターに投げた球が甘く入りツーベースヒットを打たれる。
次の打席は4番明石。沢村は急に制球が甘くなり、4球。しかも奥村がボールをはじいてしまった。
ランナー1,3塁。3年生の野手たちが、よいタイミングで声をかける。
打球はセンターの定位置に飛ぶ。麻生が神送球で、ホームインを阻止。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/38b590e3f01dbfc9b3e48808b3912629.jpg)
第126話 風穴
6回裏青道の攻撃。
結城がフェンス上段にホームランを打ち、均衡を破る。
続く3年生たちが希薄のバッティング。ヒット、送りバントなどでさらに1点を追加し、青道はこの回2得点。
西邦の明石は、1年生にホームランを打たれたショックが、あとからじわじわ効いている。やり返さないと収まんねぇという。
奥村は、西邦打線がストレートにタイミングがあっているので、この回からナンバーズ中心で行こうという。
奥村は、自分がチャンスをつぶしたり、ノーヒットだったりで貢献できていないので、せめて守備では貢献したいと思う。「どんな球でも止めて見せます」という。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/c15c344b392771a224181b3c554e0451.jpg)
沢村は「よろしく頼むな相棒」と声をかけ、奥村は「絶対力になってやる」と思う。
沢村は監督から「お前がチームを引っ張れ」といわれたことを思いだし、今日だけは結
果が欲しいと思う。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/973397bb08a5aff6d2bfa7f77bccf34f.jpg)
第127話 運命共同体
7回表 西邦の攻撃。沢村は先頭打者を外野フライに打ち取る。
沢村の制球はこの回からさらに悪くなり、ボールが先行する。
次の打者に四球を出してしまう。沢村の調子が悪いので、西邦打線はボールを慎重に見てくる。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/93150c752b44d0578a7429b1247296d9.jpg)
奥村は投球を立て直すためにストレートを要求。しかし、西邦バッターに狙われヒットを打たれてしまう。
ワンアウト 1,3塁。西邦バッターはスクイズの構えからヒッティング。セカンド頭上を越えるヒット。
西邦が1点を返す。
奥村はマウンドに駆け寄り、乱れているナンバーズを控えストレートで立て直そうという。
奥村は「死なばもろとも」「一人では死なせません」と考えている。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/5b8ae7eb65d58149e8a0edd3882d0034.png)
第128話 strike back
7回表 西邦の攻撃。ワンアウト 1,3塁。
奥村はピンチこそ強気にリードする。インコースにストレートを要求。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/34a0af2cfd8bbce2b6ad8a7eb36dc0d7-679x1024.jpg)
打球はセカンドフライ。沢村はツーアウトを取った。
奥村はまだツーアウト、油断即死と沢村に声をかける。
沢村の球威が息を吹き返し、次のバッターをツーストライクに追い込んだ。
沢村は「何度躓いても、何度期待を裏切っても、何度だってやり返せるんだ」と渾身の投球。
第129話 最後の夏
沢村の投球は高めのストレート。空振り三振に打ち取る。
沢村がベンチに戻ると、監督は沢村に「よくしのいだ」「今日はここまでだな」と声をかける。
沢村は「俺最後まで行きます」と監督に言う。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/a55b09a97d4df11d5c33e68bc0153490.jpg)
監督は奥村の意見を聞く。奥村は「ストレートにはまだまだ力がある。ナンバーズを減らせば問題ない。」という。
監督は「一人でも塁に出ればかえる」とつげ、沢村の続投を了承する。
監督は、倉持、小湊、前園、白洲を投入することを宣言する。
沢村の内野ゴロ アウトの後、代打倉持。
一方日米親善野球。第一試合が5対5で引き分け、第2試合が3対2で米国の勝ち、第3試合が1対0で米国の勝ち。
両国の選手たちは和やかな雰囲気で感想を語りあう。
解散に当たり国友監督は感謝の気持ちを述べるとともに、「高校最後の3年生として悔いの残らないよう全力で戦い合おう」と選手たちに語り掛ける。
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/bf8ca94a944c517cdf6b59b79de0ed2a.png)
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2019/05/15.png)
![](https://waikiki01.com/wp-content/uploads/2017/10/自転車と猫.jpg)
コメントを残す