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第197番 鬼丸国綱と大典太光世、終局
9月場所 初日。
鬼丸と大典太光世の取り組み。
土俵際、鬼丸が捨て身の右腕の投げで勝つ。
すごい落ち方をして、鬼丸の体はボロボロになる。
柴木山親方は力士寿命を縮めるような相撲を教えたつもりはないと諭すが、おにまるはきかない。
役力士たちは順当に勝ち星を収める。
刃皇は、小結 巨兜と対戦。巨兜は角界最重量。
刃皇は一気に寄り切る。
第198番 愛の戦士
2日目。
鬼丸は刃皇と対戦する。
辛そうな鬼丸をどう接してよいの変わらない礼奈は、刃皇の妻由美に相談する。
由美は刃皇を見に来たらどうだと言い、対戦前の夜、礼奈は朝陽川部屋にいく。
刃皇は、10年綱を張っているので、経験が長く、由美が特にすることはない。
刃皇は礼奈がこんなつらそうにしていることに気付かないほど、鬼丸は追い込まれているんだねという。
刃皇は、女の子を泣かすような悪い奴は懲らしめてやらないといけないといいながら、土俵に上がる。
第199番 鬼丸国綱と刃皇、質問
鬼丸は、自分のすべてをなげうっても、横綱に何かを残したいと、全力で刃皇に立ち向かう。
刃皇は、鬼丸のぶつかり、張り手、一本背負いを軽く受け流す。
試合ではなく、まるで稽古のよう。
刃皇は、鬼丸が追い込まれて可哀そうだという表情をする。
刃皇は、鬼丸に何で相撲を取っているんだと尋ねる。
第200番 刃皇と鬼丸国綱被告
土俵中央で胸を合わせ組み合った刃皇と鬼丸は、無言で会話をしている。
刃皇は鬼丸がたどった険しい道を察し、鬼丸の姿が悲しく、相撲を愛するものとして許しがたく思っている。
刃皇は、勝つことでしか自分の居場所を確保できず、自暴自棄になっている鬼丸にバカ者という。
周りにいる者を悲しませ、自分ひとりの力だけで相撲を取っているという考え方は思い上がりだという。
刃皇は、明日、相撲が取れなくなるかもしれないとか余計なことを考えず、今、相撲を取れることの喜びを謳歌することが大事だという。
全力士の頂点 史上最強の横綱刃皇と相撲が取れることを幸せと感ぜずに、何が力士かと、鬼丸を一喝する。
第201番 鬼丸国綱と刃皇、突破
鬼丸は亡くなった母親に、自分は今横綱と相撲を取っているといいながら、刃皇にぶつかっていく。
鬼丸は刃皇を土俵際まで押していく。
鬼丸は刃皇の右下手を取る。
刃皇は、鬼丸が礼奈や柴木山親方など、周りを心配させた罪は重いが、相撲への情熱に免じて、3年間頑張ってみろという。
刃皇は、満足した表情で鬼丸を押し出そうとする。
鬼丸は土俵際でこらえる。
第202番 愛しているか!?
刃皇は鬼丸を上手投げで投げる。
負けた鬼丸は、母親に勝った姿を見せられなかったように、今度も、駿海に優勝を見せられなかったと、放心状態になる。
鬼丸は翌日の対戦で、自分を取り戻せないまま、数珠丸に一気に寄り切られる。
礼奈は、鬼丸が引きこもっている部屋のドアをけ破り侵入。そして、鬼丸をラブホテルに連れていく。
第203番 潮火ノ丸と五條礼奈
柴木山親方は、崩れだした鬼丸を休場させようと、鬼丸の部屋に行くが、壊されたドアが残っているだけで、鬼丸はいなかった。
礼奈は、シャワーを浴び、バスローブを着て、ビールを飲み鬼丸に迫る。
鬼丸は自分を粗末に扱ってはいけないと、礼奈に毛布を掛ける。
礼奈は、鬼丸だって相撲に命を懸けているんだから、自分だって好きなもののために体を張って何が悪いと泣き出す。
それを聞いた鬼丸は、明日から自分ができることをひとつづ精いっぱいやるという。
礼奈、自分が鬼丸にしてほしいことはそんなことではなく、インターハイ団体戦の時のように、楽しそうに相撲を取ってほしいことだという。
鬼丸は、健気な礼奈を笑顔にしてやりたいと思う。
そのとき、礼奈のバックから、火ノ丸の母親から火ノ丸のお嫁さんに当てたビデオレターのCDが落ちる。
第204番 Love So Sweet
鬼丸と礼奈は一緒にビデオレターを見る。
ビデオの中の母親は最初は明るく振舞っていた。
そして、火ノ丸の一人で頑張りすぎちゃうところが不安だという。
やがて、母親は体調が悪くなり、死にたくないと泣き崩れながら、お嫁さんにどうか火ノ丸を甘えさせてやってくれと頼む。
礼奈は、鬼丸を胸に抱きとめる。
鬼丸は、泣きながら相撲が好きだから勝ちてぇ、勝ちてぇという。
礼奈はこれからは団体戦だからとはげます。鬼丸の心はいくらか軽くなった。
第205号 団体戦!!
鬼丸はそのまま寝てしまった。
ラブホテルから出てきた二人の車の前に怪しげな男他たちがガチふさがる。
男たちは、佑真、國崎、佑真の手下たちだった。
佑真たちは、鬼丸のふがいない試合を見て、励ましに来てくれた。
柴木山部屋に戻ると、三ツ橋、鬼切、堀千鶴子たち、大太刀高校相撲部の仲間たちが待っていた。
鬼丸の相撲は、これからは団体戦。鬼丸は、みんなの力を貸してくれと頼む。
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