火ノ丸の象徴でもある技『鬼車』の筆文字をプリントした豪快な一枚
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第26番 居心地の悪い場所
五條と草介の試合。
草介は立ち合いに、強力なぶちかまし。
五條は意外にも、持ちこたえる。毎日、火ノ丸のぶちかましを受けているので鍛えられた。
五條は、空手の技を改良した突きを繰り出す。
草介は体勢を崩す。五條が一気に突きを見舞う。
第27番 勝ち続ける者
体勢を崩した草介に五條が一気に突きを見舞うが、いつの間にか土俵際まで追い詰められていた。
五條は再び空手の技を改良した突きを繰り出すが、草介の上手投げで土がつく。
五條は土俵の上で悔しがり審判に注意される。
草介は土俵を降りてから、こんな相撲を持っていては、父に合わせる顔がないと、自分に腹を立てている。
第28番 愚問
決勝トーナメントのくじ引きが行われる。
初戦から火ノ丸と草介が対戦することになる。
相撲雑誌記者の名塚は、火ノ丸はこの試合で二つの山を越えたという。
一つは、中学時代1度も勝てなかった芋村に勝ったことで、過去の自分を乗り越えたこと。
一つは、狩谷との小兵同士の戦いで勝ち、自分の横綱相撲に自信を持ったこと。
そして、草介との試合の意味は、同じ横綱相撲同士での対格差を超えられるかということ。
火ノ丸は3年前に大和国と会っていた。
小学生素も大会において前年度優勝者が土俵入りをすすが、その指導を大和国にしてもらった。
大和国は、火ノ丸になぜ、体が小さいのに、真っ向勝負を続けるのかと尋ねる。
逆に、火ノ丸は大和国に、横綱時代真っ向勝負が信条だったのはなぜかと問う。
大和国は、それが自分の生き方だらと答え、自分の発した質問が愚問であったことに気付く。
第29番 鬼丸国綱と草薙剣
國崎は小関から、日の丸へのアドバイスを求められ、草介はたぶん火ノ丸より強いという。
ここ一番というときに、いつもの力以上の者が出る時がある。國崎は、火ノ丸に本当の実力を見せてもらうことにするという。
五條は、自分は火ノ丸を倒すために相撲をやっているのだから、こんなところで負けるのは許さないと、火ノ丸にいう。
火ノ丸は背負うものが多いほど踏ん張れるといい、土俵に上がる。
火ノ丸と草介の試合が始まる。
立ち合いのぶちかまして火ノ丸が押される。
第30番 鬼丸国綱と草薙剣②
草介は突き押して一気に火ノ丸を土俵際に追いつめる。
火ノ丸は突き返し、ぶちかましで草介の状態を起こしまわしを取りに行った。
火ノ丸の腕を草介が閂で締め付ける。
日の丸はかんぬきをかけられたまま、下手ひねりをかける。技は決まらないが、草介の体勢を崩した。
火ノ丸は、草介のかちあげをくらい、ぐらつくが、草介のまわしをとり、四つに組む。
火ノ丸は下手投げと下手ひねりの合わせ技を、草介は上手投げをかける。
第31番 鬼丸国綱と草薙剣③
火ノ丸の合わせ技は皮肉にも、草介の体勢をよくしてしまった。
草介は、一気に火ノ丸を寄り切る。
相撲においては体格の差は、心だけでは埋められなかった。
第32番 これ以上何を…
土俵を降りた火ノ丸は勝てなかったことを詫びる。
小関は、これ以上何をすれば勝たせてもらえるのかと、内心で思う。
火ノ丸は、小兵を克服するために、3年間頑張ってきた。
ここにきて再び壁にぶつかる。
帰り道、火ノ丸はみんなと別れ、一人公園の木に頭をぶつけている。
そこにレイナが現れ、そんなにつらいならやめちゃえばという。
第33番 何で相撲やってるの?
公園に昔の相撲仲間の辻桐仁が現れる。
むかし、桐仁は火ノ丸に、相撲をやっているのは母親のためかと聞いたことがあった。
火ノ丸の母親は、火ノ丸がいないところで、大きな体に生んでやれなくてごめんねと言っていた。
火ノ丸が母親の病室を訪れたときに、自分の体を誇りに思っているというと、母親は、勘違いするなという。火ノ丸が相撲をやっているのは母親のためではなく、自分が好きだからだろうという。
レイナの何で相撲をやっているのかとの問いにも、火ノ丸は相撲が好きだからだと答える。
公園に現れた桐仁は、火ノ丸にバカなままでも勝てる方法を教えてやるという。
第34番 辻 桐仁
草介は、無断で試合に参加したことを詫びるとともに、インターハイで優勝してから、角界に入ると申し出る。
父親 元横綱 大国は、好きに生きろ 自分で選んだその一足にこそ力は宿る という。
公園で会った翌日、桐仁は、大太刀高校相撲部に入部する。
桐仁は、大太刀高校相撲部に足りないもの、つまり、監督をやるという。
桐仁は、自分の力を証明するために、連れてきた中学生相撲部員を、大太刀高校相撲部に勝たせて見せるといいう。
中学生たちの力は、中の下。
火ノ丸の象徴でもある技『鬼車』の筆文字をプリントした豪快な一枚
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