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からくりサーカス 第11巻
サーカス~ナイフ使いのヴィルマ
第1幕 開幕ベル
ナイフ使いの殺し屋ヴィルマが、ニューヨークで、殺人依頼者のマフィアから命を狙われる。
ヴィルマの投げるナイフは、弾丸をも真っ二つにするほどの威力。
マフィアをせん滅する。
一方、仲町サーカスの勝たちは、サーカスの芸の訓練や転校手続きなど、束の間の平和なときを過ごす。
勝の腹違いの兄で、サイガグループ会長 才賀幸太郎は、父親の180億円の遺産を相続した勝の命をねらう。
才賀幸太郎は、20万ドル(約2000万円)で、勝の殺人をヴィルマに依頼する。
第2幕 ヴィルマとの出会い
仲町サーカスは伊豆に来ている。
機材を買う資金を稼ぐために団長、ヒロ、ノリが働きに出かける。
しろがねも働きに出かける。企画会社に芸の売り込みをするが断られる。動物園でピエロに扮し大道芸をする。
勝の殺人を請け負ったヴィルマも同じ動物園で、殺しの斡旋屋ウォンと打ち合わせをしている。
ウォンは、勝の殺人を、10人の「黒賀の人形使い」が失敗したことを話す。
ヴィルマは、大道芸人を見るとちょっかいをかけたくなる。
ちょっかいとは、お互いの持ち物を相手にあてた者が勝ちという賭け。
偶然大道芸をしていたしろがねに、ヴィルマはちょっかいをかける。
ヴィルマのナイフをしろがねがかわす。
ヴィルマはしろがねを、気に入る。
第3幕 殺し屋到着
仲町サーカスの夕飯時。
しろがねは昼間、大道芸で絵稼いだお金を団長に渡す。
しろがねは、勝にヴィルマとのことを話す。
ヴィルマの弟はゾナハ病にかかり、15歳で亡くなっていた。しろがねも、鳴海のことを話す。二人ともサーカスの生まれだったり、サーカスで育ったりで、気が合う。
しろがねは、人と話すことが苦痛でなくなった。それを聞いて勝は喜ぶ。
しろがねは、バルーンを返すために、勝のそばを離れる。
たまたま、しろがね不在の時に、ヴィルマが勝を襲う。勝は、決して泣き顔を見せない。
ヴィルマと勝が対峙しているところに、しろがねがスーツケースをもって飛び込んでくる。
第4幕 ナイフ&マリオネット
ヴィルマのナイフは弾丸より早い。
あるるかんのスピードがヴィルマのスピードの追いつけない。
ヴィルマのナイフが次々に、しろがねに突き刺さる。
全身にナイフが突き刺さりながらも、しろがねは勝をかばって立ちはだかる。
ついに、ナイフがしろがねの顔面と頭に突き刺さる。
普通なら即死だが、しろがねは倒れない。
あるるかんが、ヴィルマに一撃を加える。
第5幕 一時閉幕
しろがねがナイフを抜くと、傷がみるみる治っていく。
しろがねは、全身から血を吹き出しながらアルルカンを操作し、ヴィルマを殴り倒す。
ヴィルマは、弟が死んだ時のことを思い出す。危篤にある弟ジムをみて、ヴィルマは医者に怒りをぶつける。
ジムは芸人はどんな時も怒ってはダメだとヴィルマをさとす。自分の頭にのせたリンゴを弾丸よりも早いナイフで刺すように言う。
ヴィルマは震えながらナイフを投げる。
その瞬間にジムは息を引き取り、ナイフは林檎を外す。
勝に投げたヴィルマのナイフは、勝の額を直撃したかに見えた。しかし、外れる。
しろがねは、ヴィルマにとどめを刺そうとする。勝はそれを制止し、介抱するようにいう。
しろがねは、ヴィルマを仲町サーカスの宿営地に運ぶ。
サーカス~入団希望者
第1幕 開幕ベル
ヴィルマを勝が一晩中うちわであおいで介抱する。
しろがねは、ヴィルマはまだ勝を狙うと警戒し、勝とヴィルマに付き添う。
話は変わり、大道芸大会にしろがねが、参加申し込みをしていた。
仲町サーカスのみんなは、喜んで大会に参加することにする。
翌日、大道芸大会会場に、仲町サーカスのみんなと、ヴィルマがやってくる。
ヴィルマは、仲町サーカスのみんなに愛想を振りまく。
第2幕 仲町サーカスのピンチ
大道芸大会がいよいよ始まる。
しかし、団長、ノリ、ヒロは、食中毒で出演不能。
リーゼはトラ退治で有名。ファンに連れ去られる。
しろがねは、迷子に抱き着かれ出演不能。
勝がひとりで芸を披露しようとするが、うまくできない。他の芸人に、芸を甘く見るなと説教される。
第3幕 一時閉幕
芸ができなくてピンチの勝。
突然、ヴィルマがたくさんの包丁を勝めがけて投げる。包丁は見事に勝の周りを囲んでいた突き刺さる。
また、ストローサーカスの元団長 三牛とその息子直太が、勝を足で回す芸を披露する。
ストローサーカスは、三牛と直太の使い込みが発覚し、多くの芸人が辞めてしまい、解散していた。
ヴィルマと三牛たちは、こきゅを合わせ見事な芸を見せ、観客を沸かせる。
その日、ヴィルマ、三牛、直太が仲町サーカスに入団する。
からくり~銀の煙
第1幕 開幕ベル
真夜中のサーカスのテント。
占い婆のアルメンドラがパンタローネに、真夜中のサーカスが向かうべき方向についての占いの結果を伝える。
真夜中のサーカスは世界中にゾナハ病を蔓延させ人類を滅亡させようとしている。
そのわけは、柔らかい石を体内に保管している者を探すため。
柔らかい石があればゾナハ病にかからない。
第2幕 アメリカへ
鳴海、ギイ、ルシールが、スペインにいる。自動人形と戦っているのは鳴海。
鳴海は、12回自動人形と戦っているが、倒しても倒してもきりがないのではないかと疑問を持っている。
3人はアメリカのイリノイ州グリーンタウンに行くことになる。
先月、グリーンタウンは全滅した。住民の一人が柔らかい石について何かを知っているらしい。
イリノイ州にあるゾナハ病研究所に来た3人。
鳴海はそこで、初めて、別のしろがねにあう。
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嘉月堂のプロフィール
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