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鬼滅の刃5巻は、那田蜘蛛山編がクライマックスを迎える巻です。伊之助が父蜘蛛に追い詰められる絶体絶命の場面から、炭治郎と十二鬼月・累との死闘、そしてヒノカミ神楽の覚醒までを収録しています。
この記事では、鬼滅の刃5巻(第35話「散り散り」〜第43話「地獄へ」)のあらすじをネタバレありで詳しく紹介します。物語の核心に触れる内容を含みますので、未読の方はご注意ください。
Contents
鬼滅の刃5巻のあらすじ(ネタバレあり)
伊之助、絶体絶命──義勇の救援
脱皮して姿を変えた父蜘蛛の圧倒的な力の前に、伊之助は為す術もなく追い詰められていきます。頸椎を握りつぶされそうになった伊之助は、死を目前にして走馬灯を見ることになります。
その瞬間、現れたのが水柱・冨岡義勇でした。義勇は水の呼吸 肆ノ型「打ち潮」で父蜘蛛を一刀のもとに斬り伏せ、伊之助を救います。
圧倒的な実力差を見せつけられた伊之助は、義勇に突っかかりますが、まるで相手になりません。「柱」という存在の格の違いが、初めて具体的に描かれる場面です。
しのぶ登場──姉蜘蛛との戦い
同じ頃、山にはもう一人の柱が到着していました。蟲柱・胡蝶しのぶです。しのぶは伊之助と出会ったあと、逃げようとする姉蜘蛛と対峙します。
「鬼と仲良くしたい」と微笑みながら、毒で鬼を殺すしのぶの独特な戦い方は、これまでの剣士たちとはまったく異なるものです。穏やかな口調と残酷な現実のギャップが強烈な印象を残します。
炭治郎、累との対峙
一方、父蜘蛛に弾き飛ばされた炭治郎が着地した先にいたのは、この山の鬼たちの中心・累と姉蜘蛛でした。
炭治郎を庇う禰豆子の姿を見た累は、そこに「本物の絆」を見出します。そして禰豆子を自分の妹にするため、「その少女を私によこせ」と要求するのです。
当然拒否する炭治郎に、累は容赦なく牙を剥きます。十二鬼月・下弦の伍である累の強さは、これまで炭治郎が戦ってきた鬼とは次元が違いました。
累の「家族」の正体
累が率いる蜘蛛の「家族」の実態も、この巻で明かされます。彼らは血の繋がりなど一切ない、鬼狩りへの恐怖から仲間を求めた鬼の寄せ集めでした。
家族の役割を与えられた鬼たちは、累の意に沿わなければ罰を受けます。「家族ごっこ」の正体は、累による恐怖の支配だったのです。
絆を求めながら、恐怖でしか他者を繋ぎ止められない累の歪み。それが、炭治郎と禰豆子の本物の絆と対比される構図になっています。
ヒノカミ神楽の覚醒
累の強靭な糸の前に、炭治郎の水の呼吸は通用せず、日輪刀まで折られてしまいます。死を覚悟したその瞬間、炭治郎は走馬灯の中で父・炭十郎の記憶を見ます。
雪の中で舞う「ヒノカミ神楽」。病弱だった父が、日没から夜明けまで舞い続けられた理由──それは「正しい呼吸」でした。どれだけ動いても疲れない呼吸法を、炭治郎は父から受け継いでいたのです。
炭治郎はヒノカミ神楽「円舞」を放ちます。同時に、兄の危機を感じ取った禰豆子が血鬼術「爆血」で援護します。
兄妹の共闘によって累の糸は焼き斬られ、その頸に刃が届きました。
斬れたはずの頸──累の自切
累の頸は落ち、勝負は決したかに見えました。しかし実際には、炭治郎の刃が届く寸前、累は自らの糸で頸を切り離していたのです。
十二鬼月の力の底知れなさと、勝利の直後に突き落とされる絶望感。この展開は5巻屈指の衝撃シーンです。
累の最期と義勇の一閃
再び炭治郎たちに迫る累でしたが、そこに駆けつけた義勇が立ちはだかります。義勇の前に、累はもはや敵ではありませんでした。
斬られた累は、消えゆく中で人間だった頃の記憶──本当の家族のことを思い出します。加害と歪みの果てにあった、哀しい鬼の物語がここで語られます。
5巻の締め──禰豆子に迫る新たな危機
累との戦いが終わった直後、物語は休む間もなく次の緊張へと移ります。鬼である禰豆子に、しのぶの刃が迫るのです。
そこに割って入ったのは義勇でした。鬼を庇う柱という異常事態──この続きは6巻で描かれます。
鬼滅の刃5巻の見どころ
5巻最大の見どころは、やはりヒノカミ神楽の覚醒シーンです。水の呼吸が通用しない絶望の中、父の記憶から新たな力を掴み取る展開は、シリーズ全体でも屈指の名場面です。
アニメ第19話「ヒノカミ」で神作画として話題になった、あの場面の原作にあたります。原作で読み返すと、走馬灯の静けさと覚醒の熱量の対比がより鮮明に感じられます。
また、義勇としのぶという二人の柱の初本格参戦も重要ポイントです。隊士たちとは隔絶した強さが、今後の物語のスケールを予感させます。
掘り下げ:累という鬼の哀しさ
累は単なる悪役ではなく、「絆を求めて得られなかった鬼」として描かれています。恐怖で作った偽物の家族と、命を懸けて庇い合う炭治郎兄妹。この対比が、5巻のテーマを際立たせています。
死の間際に本当の家族を思い出す累の姿は、鬼滅の刃という作品が「鬼にも救いを描く物語」であることを象徴する場面と言えるでしょう。
次巻への引き
6巻では、禰豆子を巡る義勇としのぶの対立の行方、そして炭治郎たちが鬼殺隊の本部で受ける「裁き」が描かれます。物語は柱たちが勢揃いする新章へと進みます。
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前巻のあらすじはこちら:鬼滅の刃【4巻】ネタバレあらすじ
次巻のあらすじはこちら:鬼滅の刃【6巻】ネタバレあらすじ
全巻のまとめはこちら:鬼滅の刃 全巻ネタバレまとめ



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