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Act.8 鉄腕アトムの巻
古い日本家屋が倒壊し、法学者の田崎純一郎が殺された。
博士が着ている浴衣の片方のそでから別のそでを通されたロープが木と木の間に渡され、ちょうど洗濯物のTシャツが干されているように、遺体がつるされていた。
博士の頭からは鹿の角のように棒が立てられていた。
ゲジヒト刑事とアトムはカフェにきている。
ゲジヒトは、モンブラン、ノース2号と、世界最高水準のロボットが殺されているので、アトムも警戒するように言う。
アトムは事件解明の手掛かりがあるかもしれないので、ゲジヒトのメモリーチップを読み取らせてもらう。
Act.9 お茶の水博士の巻
アトムは、警視庁の鑑識課に行って、事件現場の立体画像を見る。
事件現場の痕跡から、アトムは、田崎博士がお茶の水博士に連絡を取ろうとしていたことを発見する。
アトムは、科学省のお茶の水博士を訪ねる。
アトムは、お茶の水博士の身に危険が迫っていること、ボラー調査団のメンバーの命が狙われていることを伝える。
Act.10 ヘラクレスの巻
中央アジア ペルシア王国の独裁君主ダリウス14世は、圧倒的軍事力で近隣諸国を侵略し、中央アジアを手中に収めようとしていた。
一方、世界のリーダーを自負するトラキア合衆国大統領アレキサンダーは、ペルシア王国の強大なロボット軍事力を懸念し、国連に働きかけて「大量破壊ロボット兵器製造禁止条約」を締結した。
アレクサンダー大統領は、ペルシア王国に大量破壊ロボット兵器が隠されていると主張し、条約に基づき国連の調査団をペルシアに派遣させた。
その調査団の名を「ボラー調査団」という。
「ボラー」が何を意味しているかは不明である。
お茶の水博士も、田崎博士もボラー調査団のメンバーだった。
調査の結果、大量破壊ロボット兵器はなかった。
ただ、古いモスクの地下におびただしかずのロボットの死骸があった。
一方、パンクラチオンスーツを着て試合をするスポーツのアジアチャンピオン ヘラクレスを、ゲジヒトが訪ねてきていた。
ゲジヒトは、ヘラクレスの身にも危険が迫っていることを伝える。
Act.11 回線をつなげの巻
イスタンブール。
ブランドは、子供たちと動物園に行く約束をキャンセルし、持ち出し禁止のパンクラチオンスーツをもって、海辺の断崖絶壁に来る。
グランドは、日常生活用ボディーから、パンクラチオンスーツに頭部と心臓部を移す。
グランドがいる上空に竜巻がやってくる。
一方、ギリシアにいるゲジヒトは異変を感じ取り、ヘラクレスとアトムに、イスタンブールと回線をつなげと連絡する。
ゲジヒト、ヘラクレス、アトムは、ブランドに迫ってくる巨大な竜巻の映像を見る。
Act.12 家族の肖像の巻
ゲジヒトとヘラクレスはイスタンブールに飛び立つ。
ブランドは、海中に沈んでいく。
ブランドは敵を倒したが、自分もやられたという。
ブランドは分析した敵のデータを送信するという。しかし、送られてきたのはブランドの家族の画像。
ゲジヒトとヘラクレスが現場に到着した。しかし、確認できるのは海面に漂う大量の油と残骸。
Act.13 記憶の手違いの巻
ロボット襲撃事件が一段落したようなので、ゲジヒトは妻との日本旅行を、旅行代理店に申し込む。
旅行代理店では、2年前にゲジヒトと妻が日本旅行を予約して、キャンセルした記録があるといいう。
しかし、ゲジヒトと妻には日本に行った記憶がない。
ゲジヒトは、記憶を書き換えれらているのではないかと疑い、メンテナンス担当のホフマン博士にたずねる。ホフマン博士は、ロボットにも人権があるので、そんなことはないという。
ホフマン博士は、ユーロポールドイツ支局長に、ゲジヒトのメモリーに何かしていないかと尋ねる。
支局長はまともに答えない。
Act.14 Dr.ルーズベルトの巻
ドクタールーズベルトと何者かが、ロボットの殺害を続ける相談をしている。
一方、ゲジヒトは3年前、4年前の記憶は完ぺきなことを確認した。
ゲジヒトは人工知能矯正キャンプに行き、殺人ロボットブラウ1589とメモr-チップを交換する。
Act.15 敵の部品の巻
ブラウ1589の記憶を読み込んだゲジヒトは、悲鳴を上げる。
雑談の中で、ブラウ1589は、再選したトラキア大統領には文字通り人工知能のブレーンがいることを話す。ブラウ1589たちの数千倍の容量を持っているという。
一方、ヘラクレスはブランドが敵と戦った海にあるはずの、敵の部品を探している。
ヘラクレスは試合にも出ず、敵の部品を探し続けているが見つからない。
ヘラクレスの腕が100キロ離れた岩礁で見つかったとの連絡が入る。
岩礁には、ブランドのメモリーチップが置いてあり、その両脇にブランドの腕が募のように突き立てられていた。
ヘラクレスは、敵がまだ生きていることをさとる。
一方、東京では局地的な竜巻が起こり、動物運搬用のトラックが横転。
虎やチータなどの猛獣が路上を徘徊し、幼児が猛獣に囲まれている。
警察がライフルを構えているところへ、ウランがやってきて、猛獣をてなずける。
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