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第38話 初回の攻防
春季東京都大会 準決勝 青道対市大三高
1回表 青道の攻撃。
1アウト3塁。バッターは3番小湊。
小湊は初球ストライク後、ボールを選んで出塁。
打席は4番御幸。御幸の打球は1,2塁間を破り先制タイムリー。青道1点先行
5番白洲もヒットを打ち、さらに1点追加。
天久は後続を断ち切り、攻守交代。
第39話 気配
降谷は先頭打者を打ち取ったものの、2番に四球、3番にはレフト前に運ばれ、4番にレフトフライを打たれ、2アウト、1,3塁。
5番に四球で、2アウト満塁。
6番バッターは降谷の初球ストレートをねらって打つ。打球はセンター東条の定位置に飛び、アウト。
両校の投手とも制球に苦しみ、初回以降もランナーを背負う苦しいピッチングが続く。
両校の堅い守備に助けられ、0点が続く。
第40話 スタンス
天久は徐々に調子を上げ、青道の5,6,7番を三振、外野フライで三者凡退に打ち取る。
一方、降谷はすべての打者を力でねじ伏せようとしているようで余裕がない。
ストレート以外はストライクが入らない。
先頭打者を打ち取るが四球を出してしまう。
次の打者に左中間にうたて、スタートを切っていた1塁ランナーがホームイン。
1点を返される。
第41話 背負いし者
5回裏 市大三高の攻撃 1アウトランナー1,2塁
打席にはピッチャー天久。
天久は降谷のストレートをレフトに運ぶ。レフトの結城が後逸し、2塁ランナー、1塁ランナーが生還し、2点追加。
降谷は独りよがりになっているわけではなく、エースとしての自覚を持っている。
より高みを目指す過程で不安定になっている。
御幸はそれを信じてストレートを低めに集めるように求める。
しかし、降谷の投球は安定せずストライクが入らない。
9番打者にもヒットを打たれてしまう。
第42話 何やってんだよ
降谷はうちこまれ、5回に5点を失う。
ブルペンから沢村は「何やってんだよ」と思いながら降谷を見ている。
降谷がこの回3つ目の四球を出したところで、片岡監督は降谷に代え騒群れをマウンドに送る。
満塁で打席は4番。
「いきなり厳しい場面だが」と声をかけた御幸に沢村は大声で「自分の役目ぐらいわかってますよ」と返す。
怒っているかのよう。
沢村は、降谷が今何と戦っているかは知らないが、目の前の打者を打ち取ることが投手の役目なんじゃねぇのと思いながらボールを投げる。
第43話 迎撃
沢村は4番打者に対し、ストレート3球勝負。最後は見逃し。
5番に対し、沢村はチェンジアップ、ストレートを内外に投げ分け、三振に打ち取る。
ベンチに戻った沢村は、片岡監督から「お前に助けられた」と感謝される。
沢村は「これからっすよ ボス」と答える。
青道の攻撃は沢村から。
第44話 塁上の元気者
沢村は、自分が降谷のような投球をしたらここまで引っ張ってもらえなかったと思い、エースと控えの信頼の厚さの違いに悔しい思いをしている。
沢村はバントの構えから、ヒッティングに切り替え、ライト方向へツーベースヒットをうつ。
9番金丸がバント失敗。
1番倉持は3球三振。
第45話 不可避
市大三高の打線は沢村の球をつかみきれず、打ちあぐねている。
沢村は、6回に続き7回も三者凡退にうちとる。
8回表 青道の攻撃。
沢村四球で出塁。金丸は、見逃し三振。倉持は、空振り三振。
天久は、地道なトレーニングが実を結び、底力がついてきた。
第46話 勝ってこそ
9回表 青道の攻撃
白洲の内野ゴロの間に1点を返し、2アウトランナー2塁で、バッターは前園。
前園の打球はレフトフライ。
5対3で市大三高の勝ち。
稲城実業と帝東の試合を観戦しに行こうとしている沢村は市大三高の天久に声をかけられる。
天久は沢村が投げたボールに興味がある。
握り方を教えてくれという、
沢村は自分たちは試合に負けたから話すことなんて何もないと断る。
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