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第65話 アイドリング
青道高校二軍は神奈川県の圭修高校と練習試合。
奥村、瀬戸、九鬼の1年生メンバーは、6回から出場して活躍する。
愛知では、稲城実業と西邦が練習試合。成宮がさらにパワーアップ。
大阪では、巨摩大藤巻と大阪桐生が練習試合。本郷ら巨摩大藤巻の選手たちに火がつき、1点差で勝つ。
埼玉では、青道対山雅。降谷から川島に継投。10対3で青道が勝つ。
第2試合は、青道対大桐。先発は川上。9回を投げ、被安打7、2失点。8対2で青道の勝ち。
5月4日群馬。白龍高校と青道の練習試合。沢村にとって転機となる試合が始まる。
第66話 一球一秒
白龍高校は、チームの平均塁間タイム4.1秒。1塁への走塁タイムが4.2秒を超えると即交代。超機動力野球のチーム。
白龍の監督は先発が沢村と聞いて、投手のやりくりがつかなかったためと考えている。
また、白龍の監督は、世代最強捕手との呼び声が高い御幸に注目している。
前日夜、御幸は沢村に白龍との試合に先発させてもらえるのは、監督の期待の表れだとな話す。
そして、御幸は沢村の力を最大限引き出すことを考えるから、沢村は目の前のバッター一人一人を打ち取ることだけに集中しろと話す。
第67話 タイム
白龍高校の攻撃。ワンアウト 打席は2番。
バッターはカット打法で粘る。タイミングを外そうとしたチェンジアップが高めに行き、ライト前ヒット。
次は3番 美馬総一郎。50メートル5秒8の俊足に、柔軟なバットコントロール。プロが注目する天才打者。
ヒットエンドランで、レフト前に。降谷の返球がそれ、ランナーは2,3塁に進塁。
打席は4番北大路。
御幸は、この状況の沢村が全国でどこまで通用するか見たかった。
第68話 何者
ツーストライクから、御幸はカットボール改のサインを出す。
4番北大路は、空振り三振。
5番打者の当たりを、小湊がうまくさばいて一塁アウト。ランナー2者残塁。沢村はピンチをしのいだ。
1回裏 青道の攻撃。1番倉持は、初球をヒット。攻めの走塁で2塁に達する。
2番打者は小湊。3番だった小湊を2番にし、3番に白州を配し、厳しくマークされる御幸の前で得点をしようとする攻撃的オーダー。
第69話 好転
小湊はアウトコールのボールを胸元に呼び込み、ライト方向へタイムリーツーベースヒット。
倉持が生還し、1点先取。
次の白州のヒット性の当たりを、美馬が俊足を生かしスライディングキャッチ。
次の御幸は、インコースぎりぎりの球を空振り三振。
第70話 未完成
3回表 白龍の攻撃 無死一塁
沢村はいろんなパターンの県政をして器用なところを見せる。
ランナーが走ってきたところを、御幸が強肩でアウトにする。
沢村は次の打者にチェンジアップを打たせ、アウトにする。
沢村はさらに、美馬をストレートで押し切る。
沢村も白龍のピッチャーも相手打線をよく押させ、無得点が続く。
第71話 空回り
青道の攻撃。
降谷の打球はフェンス直撃。
降谷はなぜか3塁まで走る。当然のようにアウトになる。
片岡監督は、降谷に代え麻生を次の回から守備に就かせる。
片岡監督は、積極性をはきちがえた傲慢なプレーをチームは必要としていないとして、降谷をベンチに下がらせた。
沢村は、白龍打線を塁にも出さず、自慢の足も使えなくしている。
第72話 解禁
白龍のバッターたちは、ラインぎりぎりホームベースよりに立つ。
インコースを捨てたかのように見せてインコースに狙いを絞り、ヒットを打つ。
次の打席は、美馬総一郎。
美馬は集中力が高まり日ごろ封印しているイチローのような動作を無意識に行ってしまう。
こーなを広く使った沢村の投球でも美馬の上体を崩せない。
御幸は№7を要求する。美馬は、№7にバットを当てファウルにする。
御幸はつぎに№11を要求する。
第73話 個の力 チームの形
№11はワンバウンド。美馬に四球を与える。
ノーアウト1,2塁。
打席は5番バッター。ボールにしようとした投球をライト前に打ち返す。
ライト白州がホームに好返球し、アウト。
ランナー2,3塁。内野は前進守備。
沢村は、インコースへ投球を印象付けた後、チェンジアップでバッターを打ち取る。
第74話 萌芽
青道グラウンドでは、青道対市大桜井の練習試合。
落合コーチは奥村のプレーを見て、うまく育てれば、東京を代表する捕手になるのではないかと考えている。
白龍との試合。6回裏。御幸がヒットを打ち、白洲が生還。
次のバッター前園の時に、ヒットエンドラン。続く麻生もヒット。この回2点追加で、3点リード。
沢村は、白龍を無得点に抑え、互角以上に渡り合っていることに充実感を感じる。そして、マウンドを誰にも譲りたくないと思う。
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