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第320話 控えの意地
レギュラーチームと控えチームの紅白戦。
控えチームのピッチャーは沢村。
落合コーチの命令で、小湊は金属バットをもって打席に入る。
沢村のボールを軽々とセンター方向にはじき返すが、センター定位置。
控えチームの攻撃。
降谷の立ち上がりに、木島が粘り四球で出塁する。
送りバント成功でランナー2塁。
続くバッターに降谷は縦のすらーだーを決めるが、後が続かず四球。
次のバッター山口は、詰まりながらもセンターにはじき返し、控えチームが先取点をとる。
第321話 探り合い
降谷は縦のスライダーがなかなか決まらない。
片岡監督は、簡単には変化球が身につくわけではないと、降谷に教えようとして紅白戦を組んだ。
一方、沢村もチェンジアップを御幸にうたれる。しかし、後続を断ち切り、地に足がついたピッチングを見せる。
降谷はストレートでねじ伏せるピッチングに切り替え、2者連続三振に打ち取る。
第322話 教え子
降谷は次のバッター沢村もセカンドゴロの打ち取り、完全に立ち直る。
沢村はチェンジアップを打たれるので、インコース、アウトコースに投げ分け、リズムよい投球を工夫している。
スイッチヒッターの倉持は、落合コーチから、左打席に立つように命令される。
落合コーチは、倉持は、塁に出て俊足を生かすことで輝くと考えている。
次のバッターは、白洲。目立たないが手堅くヒットを打つ。
落合コーチは、自分なら白州をクリンナップに置くと評価している。
白洲のヒットでレギュラーチームは1点を返す。
試合を観戦しているマネージャーたちのところに、片岡監督の前任者、榊監督がやってきた。
第323話 新しいスタイル
沢村は、狙われているちゃんじアップを控え、アウトローに投げることで小湊を打ち取る。
部長は、結城哲也の弟、結城将司と試合を見ている。
降谷は、落合コーチのアドバイスを思い出し、縦のスライダーが決まるようになった。
沢村も、打たしてとるいいピッチングを見せている。
榊監督は、レギュラーも控えも高い意識を持っているチームを見て、片岡監督の手腕に感嘆する。
第324話 Remember
降谷も沢村も好投し、仲良く失点1。
次のピッチャーと交代する。
榊監督は、片岡監督が入部してきたころの思い出話をする。
片岡監督は、入部したての頃は、目つきが悪く、敬語が使えない、手が付けられない悪童だった。
しかし、負けん気は人一倍強く、走った距離は榊監督の教え子でナンバーワン。
片岡選手の燃えるような闘志にほれ込んだ榊監督は、片岡選手を1年の秋からエースにした。
片岡選手は化け、2年の夏は甲子園準優勝、続く選抜ではベスト8。3年の夏は甲子園には届かなかったが、最後までエースとしてチームを引っ張った。
紅白戦は、両チームとも気合が入った熱戦を展開している。
第325話 メッセージ
降谷に続いてマウンドに立った川上。
川上のスライダーの切れが良い。シンカーが甘かったが、低めに決め、三振を取る。
試合が終わった青道の選手たちは、士気が上がっている。
落合コーチは、片岡監督の選手をやる気にさせる手腕に驚嘆する。
榊監督は、片岡監督に、自分が由良総合工科高等学校野球部の監督に就任したことを明かす。
そして片岡監督に「逃げんなよ鉄心」と語り掛ける。
第326話 清算
薬師高校では、轟雷市がマークされることを予想し、秋葉、三島、真田で得点することを考えている。
市大三高では、天久が自分が野球から離れていた時に、薬師に敗れたとこの事を思い出す。
天久は、あの試合で自分がいなかったことを悔やんでいる。
そして、打倒轟雷市に燃えている。
青道高校では、渡辺が紅白戦のデータをもとに、沢村、降谷、川上にそれぞれの弱点を説明している。
落合監督に、スイッチヒッターをやめるように言われた倉持、金属バットを持つように言われた小湊に之からどうするか考えている。
成孔学園では、ウェイトトレーニングを終えた選手たちが裸で、うろうろしているところを、チームメイトの枡伸一郎に怒られる。
第327話 チームの事情
成孔学園は、専属の栄養士がおり、体を作ることに熱心に取り組んでいる。
成孔学園の男鹿監督は、自分は熊切監督の代理だという。
熊切監督は、来年の春まで謹慎処分になっている。
謹慎の理由は、練習試合で選手を蹴り上げたと3年生の父兄から連絡があったため。
謹慎に当たり、熊切監督は、男鹿と枡に、才能はあるが心が未熟な投手、小川常松のことをよろしく頼むと頭を下げた。
第328話 王者の掛け声
成孔学園との試合前夜、沢村と降谷が何か話しているところに、御幸たちがやってくる。
御幸は、明日の先発は降谷だと告げる。
降谷は青道で自分が高められ、この学校に来てよかったと思う。
選手たちは、自主練やミーティングをして試合に備える。
翌日、青道は全国制覇を目指すための円陣を組んで士気を高める。
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