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第16話 不思議な呪文と頼子さん
母親と子供が三人、道に迷っている。
スマホの電源が切れて、行先のデータが見られない。
母親は、「アブラノコージブッコージ」という言葉しか覚えていない。
それを聞いた頼子さんは、京都の「とおり数え歌」を歌って、どう行けばよいか思い出す。
子どもたちは、「通り数え歌」が呪文のように聞こえる。
頼子さんは、母子を案内しながら子供たちに「通り数え歌」を教えてあげる。
第17話 京町屋と頼子さん
近所のゲストハウスから頼子さんの店にたばこの注文が入る。
ゲストハウスは、京町屋を改装したもの。
頼子さんがたばこを届けに行くと、そこに、最近頼子さんの近所に引っ越してきた山田さんがいる。
山田さんは、物珍しくて、ゲストハウスに泊まる。
頼子さんもさそわれ泊まることになる。
頼子さんの実家も京町屋。狭かったり、夏暑く冬寒かったりと気に入らないこともあるが、頼子さんは実家を懐かしく思い出す。
第18話 バイトと頼子さん
頼子さんに結婚式の招待状が3通届く。
毎週1組ずつ結婚式に出席しなければならない。
ご祝儀を稼ぐため、頼子さんはアルバイトしようかと考える。
いろいろ考えてみるが、不愛想な自分に合いそうなアルバイトが思いつかない。
第19話 ライトノベルと頼子さん
頼子さんが依然知り合った京都大好き写真家 SNS依存 サブカルになりたい女のアヤコちゃんが、ライトノベルの作家を頼子さんのところに連れてくる。
作家の名前は、ナガレカワショウ。
ショウは中学生の京都修学旅行を題材にしたライトノベルを書いてきた。
ライトノベルを頼子さんに読んでもらい、不自然なところがないかチェックしてもらう。
鴨川、嵐山、円山公園が舞台。
ショウの原作では、人混みや、道路の混雑、移動時間が全く現実に会っていない。
裏道を知り尽くしているスーパー運転手を登場させ解決することにする。
頼子さんが本を見に行くと、頼子さんがタクシー運転手で登場していた。
第20話 受験と頼子さん
頼子さんに、滋賀から来た女子高校生が北野天満宮への行き方をたずねる。
大学合格を祈願しに行くらしい。
受験する女子高校生は、大学でやりたいこともないし、社会に出た方がよいのでは、と思っている。
自分が大学生になった姿が想像できないという。
そんな二人に、頼子さんは、京都の有名大学がある百万遍に行くことをすすめる。
百万遍での学生の生き生きとした姿を見て、女子高生は大学に行く気になる。
第21話 フリーマーケットと頼子さん
頼子さんと友人の池上は、フリーマーケットに参加する。
頼子さんは、デザイナーの元夫の趣味であるブランド物の服を、すべて百円で出品し、売り切る。
ついでに、婚約指輪を女の子に50円で売ってしまう。
頼子さんはすっきりした表情になる。
第22話 京都人と頼子さん
頼子さんと近所の山田さんが車で移動中に、「イケズ石」に車をこすってしまう。
「イケズ石」とは、狭い道路を通る車が、家をこすってしまわないように、敷地と道路の境に置かれた石をいう。
家をこする前に「イケズ石」に車が当たるので、家が守られるという京都人の英知。
頼子さんたちがこすった家の女性が出てきて、お茶でも飲んでいってくれと言われ、店に入る。
店は、扇子屋。
山田さんは、扇子を買おうとすると欠品だという。
お店の女性は、山田さんにお似合いの扇子は近所の雑貨屋にあるという。
頼子さんは「もう帰ろう」と連れ出す。
すすめられた雑貨屋は、百円均一ショップだった。
車中で、頼子さんは、さっきの女性の底意地の悪さについて解説する。
第23話 お友達と頼子さん
新しい学校に転校してきて、学校にうまくなじめなくて、単独行動をしている修学旅行の女子高生に、頼子さんは、平安神宮近くの動物園を紹介する。
その女子高生は、修学旅行のグループに戻り、みんなに動物園を案内してあげる。
その女子高生は、グループのみんなと仲良くなれた。
第24話 お義父さんと頼子さん
娘の婚約者と京都旅行をする義父が、頼子さんの店にやってくる。
義父は、婚約者の提案する場所が気に入らないし、京都は気取っていて嫌いだという。
頼子さんは、義父に気取っていないリド飲食街を紹介する。
リド飲食街は昭和にタイムスリップしたような飲食街。
義父と婚約者は、そこでホッピーなどを飲みすっかり打ちとける。
酔っぱらった二人は、上機嫌で頼子さんに挨拶に来る。
第25話 おばんざいと頼子さん
おばんざいのチラシを見た頼子さんは、おばんざいが食べたくなり自分で作る。
頼子さんは、自分の料理をしみじみうまいと思う。
子どものころは野菜ばっかりで物足りなかったが、味覚が変わったのかとお御いながら、日本酒を飲む。
おばんざいは、酒に合うもんばっかりだと気づく。
第26話 京スイーツと頼子さん
頼子さんの義姉が、浜松から京都にやってくる。
おめあては、京スイーツ。
アイスやわらび餅を食べて満足した義姉は、最後にお汁粉と小うどんを注文する。
義姉は甘いものが苦手な頼子さんにうどんを食べさせた。
今度は、抹茶意義の味も食べたいと義姉は言う。
第27話 あるある話と頼子さん
京都あるある1 京都を地方だと思っていない
京都あるある2 駅前が外国
京都あるある3 人口に対してやたらホテルが多い
京都あるある4 それだだけでは生計を立てられない隠れ伝統工芸職人がごろごろいる
京都あるある5 観光客の写真に写りこむのをもはや気にしない
京都あるある6 「お勧めの場所ありますか?」はキラーワード *意見が多すぎて収拾がつかない
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