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からくりサーカス 第1巻
勝 第1幕 開幕ベル
加藤鳴海(男、18歳)は中国拳法の使い手だが、珍しい病気にかかっている。その病気は、ゾナハ病といい、人を笑わせていないと死んでしまう。
鳴海は、スーツケースを持った男の子に、サーカスはどこかと聞かれ無視する。しかし、その子が誘拐されそうなところを助ける。
男の子は、才賀勝 小5。大会社社長の息子。父親が交通事故で亡くなり、勝の周りを怪しい男たちがうろつきだす。
勝は、おじいさんから、何か変なことがあったら、おじいさんのところにあるスーツケースを持って逃げろという言葉を思い出す。きっと「しろがね」が守ってくれる。
しろがねは、一番近いサーカスにいる。勝は、しろがねを探しに行く途中で誘拐されそうになった。
誘拐犯はスーツを着た男3人。鳴海が拳法で対抗するが、めちゃめちゃ強い。なぜかというと、からくり人形だから。
そこに銀髪銀眼の美少女が現れ、誘拐犯をやっつける。
勝 第2幕 しろがね
しろがねは、勝の祖父がフランス滞在中に雇った(勝の)乳母の娘。あるるかんというからくり人形を操る。あるるかんは勝の祖父が作った、最強のからくり人形。
あるるかんは、左目がない。何故か、折れた右腕を武器にして戦う。戦わないときは、スーツケースに入っている。
しろがねと鳴海が喧嘩になり、割って入った勝がけがをしてしまう。
勝は、鳴海の知り合いの医者に運び込まれる。そこに、新たなからくり人形が現れる。
勝 第3幕 プルチネラとの戦い
現れたからくり人形はプルチネラ。腕から繰り出す一撃は、コンクリートを打ち砕く。
しかし、あるるかんに簡単に撃退される。
勝が人質に取られそうになるが、鳴海が奪い返す。
勝 第4幕 鳴海乱心
ゾナハ病の発作が起こった鳴海は全身に激痛が走り、呼吸が困難になる。
しろがねと勝を笑わせようとするも、笑えない。
町のコンビニで客を笑わせようとするも、必死の形相で笑ってくれない。
そこに、しろがねが現れ、鳴海にダメ出しをする。鳴海としろがねがお笑いコンビだと勘違いした客が笑い出し、鳴海が助かる。
勝 第5幕 鳴海の家にて
鳴海、勝、しろがねの三人は、鳴海の家に行く。鳴海のお父さんはなくなり、お母さんが事業を継いで、中国に行っている。
勝は愛人の子。父親の遺言により、全財産(180億円)を勝が相続することになる。
勝が風呂に入っていると、しろがね(全裸)が背中を流しに来る。勝は恥ずかしがる。けがをしている勝の背中を流そうと鳴海も来て、しろがねの裸を見てしまう。
新たなからくり人形が現れる。
勝 第6幕 約束
大金持ちで送り迎えがつくせいで妬まれ、勝は小学校でいじめられていた。強かったらいいなぁとずっと思っていた。
鳴海は勝に自分の小学校時代のアルバムを見せる。そこには、学校行きたくなくて泣いている鳴海、牛乳が飲めなくて泣いている鳴海、運動会でビリの鳴海が写っていた。(こんな写真誰がとるんだ?)
鳴海は勝に拳法をやってみないかと誘う。
夜中、トイレに行った勝をからくり人形がさらう。
勝 第7幕 誘拐組
勝を追って飛び出したしろがねをからくり人形が遅い、しろがねは気を失ってしまう。
人形使いたちは、勝の誘拐指令を受けた誘拐組。
鳴海も勝を追う。鳴海の前に男が立ちはだかる。鳴海は気功を使いいい勝負をしていたが、勝の悲鳴を聞き集中が切れてしまう。
隙を見て、しろがねがあるるかんを始動させる。
逃げる勝を敵のからくり人形が追う。
勝 第8幕 逃げる
敵のからくり人形は、あるるかんを振り切り、勝をさらい、トラックで逃走する。
そこに、プルチネラの人形使いが現れる。男の名前は阿紫花英良。勝をさらった人形使いとは商売敵。自分たちは、勝を殺すために雇われているという。
勝を誘拐したのは「誘拐組」。勝を養子にして、財産を実質的に独り占めしようとしている者に雇われている。
勝は元社長の軽井沢の別荘にいる。そこは手練れの人形使いが6人で守っている。
からくりサーカス 第2巻
嘉月堂のプロフィール
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