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ACT.40 砂の賢者の巻
ゲジヒトはサマルカンドで、ペルシア共和国 科学省長官のアブラーに会う。
ゲジヒトは、アブラーが人間であるかロボトであるか識別不能になる。
アブラーは戦争で体の大半を失ったと弁解する。
ゲジヒトはアブラーに、ペルシア王国のロボット兵団を作ったゴジを知っているかと尋ねる。
アブラーは知らないと答える。
ゲジヒトは花畑で微笑む男の画像を見せ、知っているかとアブラーにたずねる。
アブラーは知らないと答える。
ゲジヒトの識別システムは、アブラーが嘘をついていると判定する。
ゲジヒトは、花売りロボットから、花畑の男の名がサハドで、オランダに留学したことを教えられる。
Act.41 サハドの巻
ゲジヒトはオランダのサハドの下宿を訪ね、下宿のおばさんはサハドをほんとにいい人だという。
ゲジヒトはアムステルダム大学の教授を訪ねる。
教授は、サハドは命がけで研究をしていたという。サハドが育てていた1本のチューリップは3年間ずっと咲いているという。
ゲジヒトは、サハドの行きつけの花屋で、サハドについて聞きこみをする。
ある日、サハドは花屋の女性に国に帰るといった。女性は兵士になることを止めたが、サハドは父が死んだと答えた。
サハドは荒地にも耐えうるチューリップを故郷で育てていた。ある日、サハドが花の様子を見に行くと、ほかのすべてのチューリップを枯らして、一輪だけチューリップが残っていた。
そのチューリップの名は、プルートゥ。
ゲジヒトが下宿のおばさんを再びたずねると、おばさんはサハドがお父さんと映っている写真を見せてくれた。
お父さんは、アブラーだった。
Act.42 冥王の故郷の巻
ゲジヒトは、人を殺したロボット ブラウ1589に会いに行く。
ゲジヒトは、犯人がアブラー博士であるとブラウに告げる。
ゲジヒトは、高度の人工知能を備えたロボットはどうなると思うかとブラウにたずねる。
ブラウは、ロボットは60人分の人格をシミュレートするのに時間がかかりすぎて目覚めないという。
目覚めさせるには、憎しみ、怒り、悲しみなどの極端な感情を注入すれば目覚めるという。
ブラウは、目覚めたロボットは他人はもちろん、自分にもうそをつくという。
ゲジヒトは、ブラウにプルートゥはどこにいると思うかと尋ねる。
ブラウは、プルートゥの故郷であるオランダのペルシア王国の研究施設にいるという。
ゲジヒトはオランダに向かう。
一方、オーストラリアでは、
Act.43 死への邂逅の巻
ホフマン博士は、ドイツで開かれている欧州科学フォーラムに参加している。
トイレであったアブラー博士からホフマン博士は、ゲジヒトが人を殺してしまったらどうするかと尋ねる。
ホフマン博士は。ゲジヒトほど高度なロボットなら自殺してしまうかもしれないから、当局が記憶を消去してしまうのではないかという。
ホフマン博士のガードロボットが人工知能を乗っ取られ、ホフマン博士を拉致する。
一方、プルートゥを追ってオランダのペルシア王国の研究施設に来たゲジヒトは、地下で、プルートゥの者と思われる電磁波を感じ取る。
ゲジヒトの前に、口からゴキブリロボットを吐き出すロボットが現れ、ゲジヒトに大量のゴキブリロボットを吐き出す。
ゲジヒトは、ゴキブリロボット、ゴキブリ吐き出しロボットを突破し、プルートゥと対峙する。
Act.44 私はプルートゥの巻
ホフマン博士はロボットに捕まり、引きずられている。
ベッカー部長は、警官達にホフマン博士に命中してもいいから発砲しろという。
一方、ゲジヒトはゼロに生む合金でできているためプルートゥの熱戦や磁力線は役に立たない。
プルートゥの角がゲジヒトの体に巻き付くが、ゲジヒトはゼロニウム弾で破壊する。
ゲジヒトはプルートゥを追い詰める。ベッカー部長は、ゲジヒトにゼロニウム弾でプルートゥを破壊せよという。
プルートゥは、砂漠で泣き叫ぶ人々のイメージをゲジヒトに見せる。
花畑に立っている男が涙を流しながら、プルートゥとつぶやく。
ゲジヒトは、お前はサハドだと叫ぶ。
Act.45 代償と交渉の巻
アブラー博士は、家族を殺された復讐をするために、サハドをの脳を最強の体に移し替えた。
ゲジヒトによって追い詰められたロボットのプルートゥは、ガラ期の中に自ら生き埋めになっている。
ベッカー部長はゲジヒトに、プルートゥを破壊せよと命じる。
ゲジヒトは攻撃の医師のないロボットを破壊するようにはプログラミングされていない。
ゲジヒトは、ベッカー部長の命令に従わない。
何者かの声がゲジヒトに人質交換の取引を持ち掛ける。
ゲジヒトがこの場を立ち去れば、ホフマン博士を解放するという。
ゲジヒトは取引に応じる。
Act.46 夢の終わりの巻
ゲジヒトは妻のヘレナに連絡を取り、日本に旅行すること、子供を申請することを話す。
ゲジヒトはホフマン博士にも連絡を取る。
ホフマン博士を襲ったガードロボットは、アブラー博士に乗り移られていた。
ゲジヒトは、お茶の水博士の誤字博士が犯人だという証言が気になるという。
ユーロポール ドイツ支局長は、ゲジヒトに辞職も長期休暇も認めないという。
ゲジヒトは、支局長に殺人を犯した自分の記憶をなぜ消したのかと問う。その記憶と一緒にゲジヒトの子供の記憶も消えていた。
ゲジヒトは、アムステルダムの花屋に行き花を買う。
帰り道ゲジヒトは、サマルカンドの市場にいた花売りのロボットに会う。
そのロボットの腕には小型クラスター砲があった。
ゲジヒトは小型クラスター砲で撃たれる。
Act.47 本物の涙の巻
ゲジヒトの志望から2か月後、ゲジヒトの妻ヘレナは日本に旅行に来ている。
ヘレナはゲジヒトの記憶を忘れようとして気丈にふるまっている。
京都の宿に、天馬博士がヘレナを訪ねてくる。
ヘレナは天馬博士にチップを渡す。犯人逮捕につながるものらしい。
ヘレナは、天馬博士に膨大な悲しみの量を処理しきれないという。
天馬博士は泣いてごらんという。最初はまねでも、そのうち本物になるという。
天馬博士もアトムが死んで悲しい。
二人は抱き合って泣く。
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