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第103話 悪い男
米国と日本の親善試合。
日本チームの先発は明川の楊。楊の投球は米国打者の木製バットをへし折った。
米国の選手たちは楊が日本ナンバーワンの投手なのだろうと思う。
米国の投手は巨体から投げてくるのでマウンドが近く感じる。しかし、変化球の時は腕が緩むので見極めやすい。
米国のストライクゾーンはアウトコースに広い。インコースが弱いので、要はインコースを攻め、仕留める。
第104話 日本のサムライ
楊は3回をほぼ完ぺきな投球。無失点に抑える。
日本チームの監督である稲城実業の監督に、「君を先発に選んでよかった」と褒められる。
それを聞いた稲城実業の成宮は、自分はそんな優しい言葉をかけられたとこはないと驚く。
日本チームの攻撃は楊のヒット、四球、送りバント、みゆきのひっと御幸のヒットに打線がつながり、3得点。
青道のグラウンドでは、山守と西邦の試合。青道の選手たちは、それぞれのチームの特徴を分析している。
キャッチャーの小野は、降谷と沢村が本来の力を出し切れば抑えられると考えている。
第105話 スゲー奴だから
沢村は復帰2戦目の降谷に「力みまくって自滅すんじゃねーぞ」とエールを送る。
日本チームは、投手を楊から今井に交代。
米国と日本の親善試合では、4番のホームランで米国も得点を挙げ始めた。
米国は投手交代。長身で腕がない投手コンラッド。日本の選手たちは見たことがない軌道の速球を投げる
米国の打線に火がつき得点し始めた。
第106話 メイ ナルミヤ
米国との親善試合は、米国が2点リード。
コンラッドは三者連続三振。一人のランナーも出さない。日本チームはコンラッドから得点できるか厳しいところ。
日本チームは投手を今井から成宮に交代する。
体格が小さい成宮を見て、米国の選手は中学生も参加しているのかと、監督に尋ねる。
米国チームは日本チームは早くも投手の球切れかと笑っている。
しかし、成宮の投球を見て驚く。
第107話 マウンドの暴君
米国の選手は、成宮のストレートも変化球もすべて一級品だと驚いている。
成宮のスライダーの変化を「フリスビーじゃないんだから」と感想を漏らす。
成宮とのチェンジアップをさすがの乾も捕球できず、振り逃げのバッターを一塁に早秋してアウトにする。
米国の打席は4番カーライル。桁違いのスイングスピードと正確なバットコントロール。米国チームで最も警戒すべき打者。
成宮は変化球とストレートでカーライルをしとめる。カラーライルが降りぬいたバットが乾の後頭部を直撃。乾は一瞬何が起こったかわからなくなるが、何事もなかったかのように、カーライルにボールをタッチしアウトにする。
鵜久森の梅宮は「乾かっこいい」と叫ぶ。
第108話 取り戻せ
乾は成宮の変化球を確実に捕球しようとして知らず知らずのうちに前に出て、バットに当たってしまった。
国友監督は、預かった選手に万一のことがあってはと、乾を休ませ、キャッチャーを御幸に交代する。
成宮と御幸がバッテリーを組むことは、同じ地区のライバルに球質などの情報を与えてしまうことになる。
成宮は、相手チームはやばいバッターがそろっているので、隠し事している場合ではないという。
稲城実業のほかの選手たちも、得点は俺らがとるから御幸はリードに専念しろという。
一方、青道高校と山守の試合。
先発降谷は、力みが取れていないが三振をとっている。そして、エースナンバーを取り返すという気で投球している。
第109話 バックアップ態勢
降谷は上々の立ち上がりで3人斬り。
山守学院のバッテリーは神足兄弟。兄の和斗が捕手、弟の優斗が投手。
外のスライダー、ストレート、スライダーで降谷を三球三振に打ち取る。
山守学院の選手たちは底抜けに明るい。
山守学院の監督は「降谷の球を打ちたいか」といい、選手たちは「打ちたいです」とこたえる。選手たちをのせるのがうまい。
山守学院の選手たちは変化球は捨て、ストレートに狙いを絞り、当ててくる。
小野はマウンドに行き、変化球を増やすこと、自分たちがバックアップするK戸を降谷に伝える。
第110話 捕手として
小野がマウンドに行った後、降谷の力みが取れ、変化球でカウントをとれるようになってきた。
片岡監督の小野への信頼は大きく、小野がいてくれたから、御幸を東京センバツに送り出せた。
小野は神宮大会で降谷の球をとれず、負けた試合のスコアブックを机の前に貼っている。そのときの悔しさを忘れないためだ。
小野は、自分は御幸の代わりにはなれないが、神宮大会の時よりもましな捕手になろうと努力してきた。
山守学院がエンドランを仕掛けてきた。ファウルチップが小野の右手に当たる。。
第111話 予期せぬ未来
片岡監督は捕手を小野から由井に交代する。
小野の離脱は青道にとってダメージが大きい。
医者に行く小野は、沢村に球を受けてやれないかもしれないと謝る。
由井はマウンドで変化球多めの小野のリードを引き継ぐと降谷と打ち合わせをする。
野手も集まり二人で野球をやろうとせず、自分らに頼れという。
医者に向かうタクシーの中で小野は情けないと涙を流す。
試合が再開する。
降谷の球の由井が後逸してしまう。
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