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第19話 目指すべき場所
春季東京都大会3回戦 薬師 対 稲城実業。
6回表 稲城実業はカルロスのヒット、山岡のタイムリーで2得点。
稲城実業は秋季大会での鵜久森戦での敗退を無駄にせず、自分の未熟さを受けいれ課題を見直し、行動に移してきた。
日本一になるために、地道なトレーニングを繰り返し、出口の見えないトンネルに精神は削られるが、選手たちの目に迷いはなかった。
成宮は、轟を2打席連続三振に打ち取る。
稲城実業は、センバツベスト4の薬師を圧倒する。
第20話 悔しさの数
稲城実業は、8回山岡のツーベースヒットで3点目。
成宮四球の後、多田野のタイムリーで4点目。
成宮は薬師を2安打に抑え、4対0で稲城実業の勝ち。
絶対的エース成宮を中心にした強い稲城実業が戻ってきた
薬師の真田は甲子園で敗退したときよりも悔しさが身に染みる。
真田は悔しさから本気モードに入った模様。轟も稲城実業、成宮をぶっとばーすと叫ぶ。
第21話 空席
春大会は20人ベンチ入りできる。しかし、片岡監督はセンバツと同じ18人しか登録しなかった。
空席2がチームに緊張感を生んでいる。特に、3年生でベンチ入りできなかったメンバーは残りの席が喉から手が出るほど欲しい。
1年生たちは基礎体力作りのためランニングをしているが、負けず嫌いの結城、由井は先頭を争い、結局ダッシュになっている。
朝食から、どんぶり3杯食べなければならず、1年生は苦労している。
落合コーチはベンチ入りできそうな1年生のリストを片岡監督に渡す。
そこには、結城将司、由井薫、奥村光舟、加賀美貢太、瀬戸拓馬の名前があった。
第22話 カンフル剤
東条がバッティングピッチャーを務め、御幸が打撃練習をしている。御幸は長打を打ち好調。
結城将司は、東条の球を詰まりながらも場外へもっていく。
由井は身長は低いが、打球を外野に打ち返す。
奥村も、シャープなスイングで東条の投球をはじき返す。
今年の1年生は豊作で、4月から練習に合流している。
夏大会へ向けら背番号争いが始まっている。
第23話 転回
4月12日 春季大会 4回戦 青道は朋大一と試合。
先発の降谷は制球に苦しみ、初回から何度もランナーを背負うピッチングが続く。味方の守備に助けられ、何とか最少失点で抑えていた。
打線の奮起と、降谷の投球が安定しだしたことで、朋大一を7回コールドで下した。
1年生ながら結城と由井はベンチ入りしている。
夕食後、沢村は御幸を練習に誘う。それを聞いた由井は自分も志願する。御幸は沢村の相手を由井に丸投げする。
ベンチ入りできなかった2年生は、1年生に抜かれたことに納得がいかない。
練習場が開いていないので、寮の近くの裏通りでバットを振る。
第24話 まぜるな危険
由井は降谷の球を捕球している。
縦のスライダーはうまく受けられない。先輩の小野が、青道の投手はくせがあるので、球数を受けてなれるしかないとアドバイスする。
沢村は御幸相手に投球練習。
奥村は投手に上手に声をかけるキャッチングで、御幸を安心させる。
鵜久森のメンバーを見て、帝東の向井太陽は1年生が加わって不良度が増しているという。
鵜久森は仙泉学園を倒し、帝東は成孔学園を倒して、進出してきた。
第25話 バトル×バトル
帝東の向井は強気のインコース攻め。配給はストレートが多めで、ここぞというときに変化球を投げてくる。
鵜久森の梅宮も好投し5回まで1失点。
一方、青道の寮では沢村と同室でピッチャーの沢田が先輩達とのなれない寮生活に元気がなくなっている。
沢村が沢田を元気づけることにする。
沢田はいつも奥村と一緒に居残りで食事を済ませている。
居残っている沢田に沢村が激励の言葉をかける。
それを聞いた奥村が自分たちなりに戦っているんだから、目障りなので消えてくれという。
それを聞いた沢村が「なんて生意気な1年なんだこの野郎」と怒る。
再び場面は帝東と鵜久森の試合。8回表 鵜久森の攻撃 2アウトランナー1,2塁。
バッターは梅宮。
第26話 かつての自分
梅宮のヒット性の当たりはセカンドの好守備に阻まれアウト。
一方、奥村の生意気な発言に怒った沢村は金丸に聞いてもらいに行く。
金丸は話を聞く前から「全部お前が悪い」と答える。
沢田は、ご飯を3口で食べ終え、奥村とにらみ合っている沢村をキャッチボールに連れ出そうとした。
沢村はキャッチボールにはいかず、御幸に訴えに行く。
御幸は、この話は自分が預かるから、明日の春日一公との試合へ気持ちを切り替えろという。
その夜、選手たちは寮の食堂で稲城実業、帝東、春日一高の試合を分析する。
第27話 初陣
4月20日
春季東京都大会 準々決勝 青道 対 春日一。
青道の先発は沢村。
監督は、左打者多く積極的に打ちに来る春日一には沢村の方が相性がいいと思った。
監督は、後半降谷を必ず登板させるという。
そして、春日一に勝てば準決勝、決勝と連戦になる。全国制覇を目指すなら、背番号も打順も関係なく、選手一丸としての決意を見せろという。
1年生の結城は7番レフトでスタメン入り。
その初打席は、スタンドがどよめくほど豪快な空振り三振だった。
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