鬼滅の刃【20巻】ネタバレあらすじ|黒死牟の最期と縁壱への慟哭

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『鬼滅の刃』20巻のネタバレあらすじと感想をまとめます。上弦の壱・黒死牟との死闘が、ついに決着を迎える巻です。実弥に現れた痣、赤く変わる無一郎の刃、玄弥の血鬼術——柱と隊士、四人がかりの総力戦の果てに、黒死牟が四百年抱え続けた苦悩と、弟・継国縁壱への想いが明かされます。

Contents

20巻のあらすじ

第170話〜第171話:岩柱・悲鳴嶼行冥、参戦

鉄球と手斧を武器に、岩柱・悲鳴嶼行冥が上弦の壱・黒死牟の前に立ちます。不死川実弥との連携で変幻自在の斬撃に食らいつき、その死闘の中で実弥の顔には痣が発現。柱二人がかりでもなお圧倒的な黒死牟を相手に、一歩も引かない攻防が続きます。

第172話〜第173話:玄弥の復活と時透無一郎の覚悟

柱に突き刺されていた無一郎は、自ら刀を引き抜き、再び戦場へと歩き出します。その姿を見た玄弥も、切断された体を押し付けて繋いでもらい、黒死牟の髪を食べて回復。さらに黒死牟の折れた刀を食べ、鬼喰いの力を一段と強化します。

無一郎は黒死牟の斬撃から実弥を救い、押され気味の悲鳴嶼と実弥を助けるため、自ら黒死牟の間合いへ踏み込んで、その体に刀を突き刺します。それに応じて悲鳴嶼と実弥も攻撃を重ね、玄弥が放った銃弾は、弾かれたはずが黒死牟の体にめり込み、樹木となって根を張り、その動きを封じました。玄弥の血鬼術です。

第174話〜第176話:赤く変わる刃と黒死牟の動揺

追い詰められた黒死牟の脳裏に浮かぶのは、弟・継国縁壱の姿。「何故いつもお前が お前だけがいつもいつも特別なのか」(第174話・黒死牟)——四百年を経てなお消えない問いが漏れ出します。

反撃に転じた黒死牟に胴を斬られながらも、無一郎は突き刺した刀を離さず、力を込めます。すると刃が赤く変わり、黒死牟の体を強張らせ、内臓が焼かれるような激痛を与えました。玄弥は頭から真っ二つに斬られながらも、血鬼術で黒死牟の体に再び樹木を生やして動きを封じます。満身創痍の四人による捨て身の攻撃の前に、最強の鬼は確実に追い込まれていきます。

第177話〜第178話:継国兄弟の過去と黒死牟の最期

第177話「弟」からは、黒死牟自身の視点で過去が語られます。武家の子として生まれた継国巌勝と、生まれつき痣を持つ双子の弟・縁壱。剣の才で圧倒的な差を見せつけられ続けた巌勝の心には、嫉妬が渦巻いていきます。「人を妬まぬ者は運がいいだけだ 出会ったことがないだけだ 神々の寵愛を一身に受けた者に」(第177話・黒死牟)。才覚を認められながらも、その努力は神童の前では亀の歩みにすぎない——回想は、縁壱が家を出るまでが描かれます。

第178話では、縁壱の行方不明から、鬼となった黒死牟と縁壱の対決までが語られます。鬼になる前の黒死牟にも、痣は現れていました。そして敗北の淵で黒死牟が絞り出すのは、「何故私は何も残せない 何故私は何者にもなれない 何故私とお前はこれ程違う 私は一体何の為に生まれて来たのだ 教えてくれ 縁壱」(第178話)という慟哭。崩れゆく体がチリとなって消えたあとには、幼い日に巌勝が縁壱へ贈った笛だけが残されました。一方、無一郎と玄弥については、黒死牟が二人の死を口にしており、その行方は21巻へ持ち越されます。

20巻の見どころ

最大の見どころは、柱と隊士、四人がかりの総力戦です。悲鳴嶼と実弥の連携、自ら刀を引き抜いて戦線に戻る無一郎、切断された体から復活する玄弥。特に、弾かれたはずの銃弾が黒死牟の体内で樹木となって動きを封じる玄弥の血鬼術は、鬼喰いの隊士ならではの一手で、戦局を大きく動かします。まさに「弱者の可能性」が結実する巻です。

無一郎の刃が赤く変わる場面も必見です。黒死牟に突き刺した刀に力を込めると刃が赤く染まり、黒死牟の体を強張らせ、内臓が焼かれるような激痛を与えます。胴を斬られてなお刀を離さない無一郎の執念が、上弦の壱を追い詰める決定打となりました。動じることのなかった黒死牟が見せる動揺に、この現象のただならなさが表れています。

そして第177話以降で明かされる継国兄弟の過去は、20巻の白眉です。生まれつき痣を持ち、あらゆる面で兄を上回った縁壱。努力を重ねても差を思い知らされ続けた巌勝。嫉妬と焦燥の果てに鬼となった男の四百年が、本人の視点で静かに語られます。最強の鬼の正体が、誰よりも人間らしい苦悩を抱えた男だったという皮肉が胸に刺さります。

印象に残った名セリフ

20巻を象徴するセリフを2つ挙げます。1つ目は第174話、黒死牟の「何故いつもお前が お前だけがいつもいつも特別なのか」。追い詰められた黒死牟の脳裏に浮かんだ、弟への四百年越しの問いです。上弦の壱の強さの根源が、才に恵まれた弟への嫉妬にあったことを端的に示す一言です。

2つ目は第178話、黒死牟の「何故私は何も残せない 何故私は何者にもなれない 何故私とお前はこれ程違う 私は一体何の為に生まれて来たのだ 教えてくれ 縁壱」。敗北の間際、崩れゆく体で絞り出した慟哭は、何者かになりたいと願い続けた男の結末として、あまりに切実です。

20巻の収録話一覧

・第170話「不動の柱」
・第171話「変ずる」
・第172話「弱者の可能性」
・第173話「匪石之心が開く道」
・第174話「赤い月夜に見た夢」
・第175話「後生畏るべし」
・第176話「侍」
・第177話「弟」
・第178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」

この巻で名前が判明したキャラクター

・継国縁壱(つぎくに よりいち):黒死牟(継国巌勝)の双子の弟で、生まれつき痣を持つ剣士。第174話で名前が判明します。

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前後の巻・関連記事

前巻のあらすじは鬼滅の刃【19巻】ネタバレあらすじをご覧ください。21巻の続きはこちらから読めます。全巻の流れは鬼滅の刃 全23巻 完結ネタバレまとめでまとめています。

まとめ

鬼滅の刃20巻は、上弦の壱・黒死牟との死闘が決着する巻でした。柱と隊士の総力戦、赤く変わる刃、そして四百年の嫉妬を抱えて生きた男の最期——シリーズ屈指の密度で描かれる一冊です。続きは鬼滅の刃21巻のネタバレあらすじもあわせてどうぞ。

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