薬屋のひとりごと2巻ネタバレ|園遊会の毒味と、猫猫が見抜いた悪意

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『薬屋のひとりごと』のビッグガンガンコミックス版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)2巻のネタバレあらすじです。本作にはスクウェア・エニックスのビッグガンガン版と、小学館のサンデーGX版『猫猫の後宮謎解き手帳』という2系統のコミカライズがあり、この記事で扱うのは前者になります。

2巻に収録されているのは第五話から第八話までの4話。梨花妃の看病と、園遊会での毒味という2つの事件で構成された巻です。

Contents

薬屋のひとりごと2巻の見どころ3つ

ひとつめは、第五話の梨花妃の看病です。猫猫は帝直々の指示を受けて、床に伏せる梨花妃のもとへ向かいます。梨花妃の顔に触れ、指に付いた白粉を確かめたところで事態が動きます。使ってはならないはずの白粉が、そのまま塗られ続けていたのです。ここで猫猫が侍女たちに叩きつける一喝が、2巻序盤の最大の見せ場になっています。看病を終えたあとには、帝の寵愛を失ったことに悩む梨花妃へ、猫猫が遊郭仕込みの秘術を授ける場面も待っています。

ふたつめは、第六話から始まる園遊会での毒味です。猫猫は玉葉妃の毒味役として園遊会に臨み、里樹妃の卓に出された青魚に目を留めます。震えながら魚を口に運ぶ里樹妃の様子から、猫猫はこれが食べられないものだと見抜きました。さらに、その姿を見てほくそ笑む里樹妃付きの毒味役の表情を捉えたことで、偶然ではなく仕組まれたものだという推測にたどり着きます。毒物を使わずに人を害する方法がある、という薬師らしい視点が光る一編です。

みっつめは、園遊会で見えてくる後宮の全体像です。壬氏は猫猫が人攫いに売られて後宮へ来た経緯を知り、猫猫に簪を手渡します。この世界で簪などの装飾品を贈るのは、優秀な人材を勧誘するための印という意味を持ちます。あわせて上級妃四人の顔ぶれもそろい、貴妃が玉葉妃、徳妃が里樹妃、賢妃が梨花妃、淑妃が阿多妃であることがわかります。後宮の人間関係が、ここから本格的に動き出していきます。

2巻の名セリフ2選

第五話、猫猫が梨花妃の侍女に向けて放つのが「毒だっつってんだろが」です。ふだんは表情も感情も動かさない猫猫が、素の言葉遣いで声を荒らげる数少ない場面。相手の身分も自分の立場も脇に置いて、毒であるという一点だけで押し切ります。この人物の芯がどこにあるのかが、はっきり出た一言です。

第八話、猫猫が里樹妃の毒味役に告げるのが「毒を盛ったのと同じことです」です。実際に毒物が使われたわけではありません。それでも猫猫は、相手が口にできないと分かっていて出す行為を、毒と同じだと言い切ります。真正面から糾弾するのではなく暗に釘を刺すこの一言が、園遊会編の締めくくりになっています。

2巻の収録話一覧

2巻は全4話収録です。

・第五話 看病
・第六話 園遊会(その①)
・第七話 園遊会(その②)
・第八話 園遊会(その③)

2巻で名前がわかるキャラクター

中華風の名前が一気に増える巻です。読みと合わせて整理しておきます。

・里樹妃〈リーシュひ〉……徳妃。園遊会で青魚を出され、その様子から猫猫に異変を見抜かれる
・阿多妃〈アードゥオひ〉……淑妃
・桜花〈インファ〉……玉葉妃の侍女
・愛藍〈アイラン〉……玉葉妃の侍女
・貴園〈グイエン〉……玉葉妃の侍女
・李白〈りはく〉……園遊会で猫猫に簪を渡した武官

アニメではどこまで?

2巻の内容は、テレビアニメ1期ですでに映像化されています。園遊会の毒味はアニメ1期の第5話から第6話にあたり、その前段となる梨花妃の看病はさらに手前の回で描かれました。2026年10月から始まるアニメ3期は原作小説の5〜6巻相当とされているので、コミックス2巻の範囲からはかなり先の物語になります。アニメから入った人が2巻を読むと、映像ではテンポよく流れていった猫猫の観察と推理の過程を、コマ単位でたどり直せます。

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前後の巻・総まとめ

前巻は薬屋のひとりごと1巻のネタバレ記事です。猫猫が後宮に来ることになった経緯と、玉葉妃の侍女に取り立てられるまでが描かれています。

まとめ

2巻は、梨花妃の看病と園遊会の毒味という2つの事件で構成された巻でした。どちらも大がかりな仕掛けがあるわけではなく、猫猫が人の様子をよく見ている、ただそれだけで真相にたどり着きます。派手さより観察の積み重ねで読ませる、この作品らしさがはっきりしてきた巻です。園遊会で受け取った簪が、このあと猫猫をどこへ連れて行くことになるのか。続きは3巻で描かれます。

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