行動経済学の使い方(大竹文雄)|なぜ人は「わかっていても」失敗するのか
「わかっていてもやめられない」——ダイエット、節約、先延ばし。人間は合理的に見えて、実は非合理な行動を繰り返す生き物だ。行動経済学はその理由を科学的に解明し、どう対処するかを示す学問だ。本書はその知見を「使い方」として実…
読書感想
「わかっていてもやめられない」——ダイエット、節約、先延ばし。人間は合理的に見えて、実は非合理な行動を繰り返す生き物だ。行動経済学はその理由を科学的に解明し、どう対処するかを示す学問だ。本書はその知見を「使い方」として実…
政治・社会
哲学者・東浩紀が経営者になった。思想を語るだけでなく、会社を作り、雑誌を刊行し、カフェを開き、動画配信まで手がける。その十年にわたる格闘の記録が本書だ。読んでいると、思想と経営の両立がいかに困難であるかが、生々しく伝わっ…
読書感想
国際社会を動かしているのは、政治でも経済でもなく、宗教だ——。社会学者・小室直樹はそう断言する。本書はキリスト教、イスラム、仏教、儒教の本質を鮮やかに解説しながら、宗教を知らない日本人に世界の論理を伝えようとした知的刺激…
読書感想
「憲法とは国家権力への国民からの命令である」——この一言が、日本人の憲法観をひっくり返す。小室直樹と編集者・佐藤眞との対話形式で展開される本書は、難解な憲法論を驚くほど平易に、しかし本質を一切妥協せずに語りきった異色の名…
哲学・思想
「天才とは何か」——その問いへの一つの答えが、村上篤直『評伝 小室直樹』にある。経済学・社会学・法学・政治学・宗教学を横断し、日本社会の構造を独自の方法論で解剖し続けた小室直樹は、既存の学問体系に収まらない「知の巨人」だ…
読書感想
「空気を読め」——日本社会でこれほど強力な言葉はないかもしれない。小室直樹と山本七平が共著した『日本教の社会学』は、この「空気」の支配を「日本教」という宗教概念で解明しようとした異色の社会学書だ。日本人の行動原理を貫く見…
読書感想
「ビッグ・ブラザーがあなたを見ている」——この一文が1949年に書かれたとは信じがたい。ジョージ・オーウェル『一九八四年』は、全体主義国家による完全な監視と思想統制を描いたディストピア小説だ。インターネット以前に書かれた…
読書感想
一九四五年九月二日、ミズーリ号の甲板で降伏文書に署名した日本の代表者——その一人が陸軍参謀総長・梅津美治郎大将だ。しかし彼の名前を知る日本人はほとんどいない。本書はこの「無名の大物」の実像に迫る、緻密な調査に基づく伝記的…
読書感想
「選挙を廃止しろ」——耶魯大学(イェール大学)の経済学者・成田悠輔がこう主張したとき、日本社会に衝撃が走った。しかし『22世紀の民主主義』を読めば、それが単なる挑発ではなく、現代民主主義の根本的な問題に対する真剣な問いか…
読書感想
東京五輪・パラリンピックを支えた「11万人のボランティア」——その実態は、10日以上の無償労働、自費での移動・食事、厳しい守秘義務という苛烈な条件だった。元博報堂社員の本間龍が五輪の商業的実態を暴いた『ブラックボランティ…